ウクライナ三都市での公演は何処も満席で補助席、立ち見も出て、起立の拍手喝采をいただきました。リヴィウ州、日本大使館、ドニプロ市の関係者の皆様に厚くお礼申し上げます。各会場とも程良い大きさの人形劇専門の劇場で、専属の道具方、照明係の助けを借りて最高の舞台が出来ました。日本でも滅多にいただかない盛り上がる場面での拍手をいただき驚きました。海外公演では内容を理解するために、浄瑠璃を訳した字幕を出すこともありますが、舞台に視線を集中出来ない欠点もあります。今回、字幕は無く、少なくとも簡単なあらすじの『信太妻』には字幕は不要と確信しました。
11月8日 リヴィウ州立人形劇場 210席 満席
キエフ公演開幕前に角茂樹大使より挨拶をいただく。左は通訳する大使館職員キリル氏
11月10日 キエフ人形劇場 終演後に猿八座員と交流する350名の観客。300の客席に補助席、立ち見を加えた
11月12日 ドニプロ 174席に補助席、立ち見を加え200名が観劇。右は全行程に同行いただいた大使館職員、星野裕一氏
人形芝居の入場料は400円、1000円もあればレストランで飲み物付きの食事が出来て、しかも大変美味。有機質豊富な黒土で育つ農産物が豊かな国です。切符が売り切れ、今回ご覧いただけなかった皆様のためにも、是非再訪したい国です。