猿八座 Saruhachi-za

佐渡の人形遣いの独り言

萩の花

2013-09-13 15:53:50 | 猿八

豊田市での三日間の公演が終わりました。豊田市文化財団、藤岡地区、高橋地区の皆様、琉球カフェ「てぃーだかんかん」の板倉様、お芝居を御覧頂いた皆様に心より感謝申し上げます。今回も写真を一枚も撮りませんでした。渡部八太夫さんのブログでご覧下さい。

http://satuma-sekkyo.blog.ocn.ne.jp/wakablog/

偶々観た朝の連続ドラマ「あまちゃん」に泣かされました。2年半前、稽古場のラジオから流れて来る報道に戦慄した日々、公演をキャンセルした太夫の代わりに最後の頼みと薩摩若太夫(渡部八太夫)に電話したことなどが一度に脳裏に浮かびました。

多摩説経節「薩摩若太夫」の名跡を今年7月一杯で返上した渡部八太夫さんは震災以来、座付き太夫として猿八座の全公演の語りを務めています。地方の芸能として「多摩」「佐渡」の地名を冠する方がお客様への通りは良いのでしょうが、「猿八座」は地方に受け継がれた伝統を受け継ぎつつ、活きた芸能としての発展を模索する試みを続けるために「人形浄瑠璃・猿八座」の名で今後も活動を続けます。

10年ほど前に家の前の県道を拡幅した時、斜面の土留めにニセアカシアに似た種が播かれ、在来の植物を圧倒する勢いでしたが、自生したヤマハギも大きく育ってくれました。

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