猿八座 Saruhachi-za

佐渡の人形遣いの独り言

八月公演

2014-07-16 10:56:22 | 公演

8月3日(日)の村上公演については、下記をご覧下さい。

http://blog.goo.ne.jp/ningycyathemis38237/d/20140601

 8月30日(土)は昨年に続いて愛知県豊田市の琉球カフェ「てぃーだかんかん」で上演させていただきます。佐渡、石川県、鹿児島県の文弥人形各座が最も重要な演目としている近松門左衛門の『源氏烏帽子折』。

 「古浄瑠璃」は近松門左衛門より前の浄瑠璃の総称ですが、近松の作品が初演された時代の人形は一体の人形を一人で遣う「一人遣い」。猿八座でも是非取り上げたい作品です。今回、初段の「竹馬の場」と二段目「伏見の里の場」を上演します。加えて小泉八雲「怪談」から「むじな」をもとに新たに作詞、作曲した新作「むじな」を初演します。

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7月の出演予定

2014-07-10 16:20:55 | 公演

柏崎公演を終え、7月は2回、「真明座」の公演に出演します。

①7月15日(火) 午後6時頃~ 真野新町大神宮「麦飯祭り」  演目:『門出八島』初段

②7月23日(水) 午後7時頃~ 真野新町集落センター(地蔵堂) 演目:『盛久』初段

 この間、20日(日)午後6時半から猿八・越敷(おしき)神社で下記の実験公演をします。

 越敷神社は佐渡九社神の一つに数えられる古社ですが、明治時代、火災焼失後に再建された拝殿は能舞台として使える構造になっています。今年四月に此処を訪れた観世流シテ方能楽師・清水寛二さんとバークリー音楽院大学を卒業したサックス奏者・坂野正崇さんが私の人形と実験的な公演をしようと提案して下さいました。闇と静けさを生かしてどのような舞台が出来るのか楽しみです。観覧自由です。

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   越敷神社 拝殿右側面 6枚の開き戸と中2本の七寸角柱を外すと間口三間の能舞台となります。


柏崎公演満員御礼

2014-07-10 15:21:28 | 公演

 「佐渡は50年に一度の豪雨」と報道され、皆様に大変ご心配をお掛けしました。一時不通になった道路や、浸水した家屋もあったようですが、幸い猿八には被害はありませんでした。

 7月6日柏崎金泉寺公演には150名ものお客様にお出でいただきました。厚く御礼申し上げます。5年前、越後猿八座が『弘知法印御伝記』を初演した際、お世話いただいた「柏崎古浄瑠璃を楽しむ会」の皆様に再びお骨折りいただきました。古浄瑠璃の公演はお寺が似合うと今回も感じました。かぶき踊りの原型「綾子舞」を伝える柏崎で、来年も公演出来ますよう願っております。有難うございました。