俺の明日はどっちだ

50歳を迎えてなお、クルマ、映画、小説、コンサート、酒、興味は尽きない。そんな日常をほぼ日替わりで描写

「 日本料理 つづら 」

2007年11月15日 18時57分38秒 | 時系列でご覧ください
先週、知る人ぞ知るというか、加賀では相当に有名な日本料理店「つづら」へ友達に誘われて(なんとゴチで!)行ってきた。

昨年移転したという白木も鮮やかな店内は清潔感溢れ、外がさりげなく見えるカウンター席の雰囲気も期待感たっぷり。
ただ、しかし、あ~それなのに、何故かカウンターの端っこに液晶テレビが置かれ、NHKニュースが流れていたのには????

まあそれはさておき、老舗旅館『法師』で永年料理長をされていて、独立して店を構えたご主人の手による料理の数々は全般的に押さえ気味であっさりした味付けで、少々物足りなさを感じないでもなかったけれど、ひと通り食べてみるとその絶妙な出汁加減を含めちょうど良い上品な味。


         ↑卵に対する出汁の比率を極限まで高めた茶碗蒸し。とろとろでした。スプーンが渋い!

加えて、出される器それぞれが、よく見るとどれもこれもただものではないオーラをそこはかとなく感じさせるもので、まさに愛でても美味しい器揃い。
そして松任の割烹「鈴おき」さんで見かけて使い始めたというユニバーサルデザインなスプーンにもこだわりを感じてしまった。


        ↑季節ものの蟹しんじょう。多分本当の味は理解し切れていないと思わせる深いあっさり味。


        ↑出された途端、思わず目が行ってしまった曰くありげな器。


        ↑こちらの地方ではお馴染み、粘り気が強いのでつなぎなしで作る小坂蓮根の蓮蒸し。美味!


        ↑あっと驚きの無花果のゴマだれがけ。ゴマの相性の良さもさることながら、
            何か手を加えてあるであろう無花果の美味しいこと


そんな中、ご主人自身も流れ的に違和感を持ちつつ、古くからのお馴染みさんからの強い要望に押し切られて出し続けているという「カニのグラタン」の登場にはビックリ。

かつて名古屋で見かけたのがきっかけで生まれたというこの料理、美味しいのはもちろんなんだけど、思わず動画で撮りたくなるほどライヴ感溢れるもので、ある意味「白子の石焼」以来の感動があったぞ(笑)。


        ↑熱々状態で流れ出るクリームソースを周りから食べる楽しさを満喫

とにかく写真にはないけれど、このあとデザートが出て、そしてお抹茶で〆という結構な昼懐石でありやした。
機会があったら是非今度は夜に行ってみたいものだ。
そしてそして今回みたいに誰かご馳走して…は、くれないだろうなあ(苦笑)。


        ↑おかわりも可能な二色おこわ、浅漬け&なめこの味噌汁。ちゃんとした普通な美味しさ!

日本料理 つづら

小松市千木野町3-81 0761-23-3389
11:30~14:00、17:00~22:00 
定休日 不定


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