先週末、いろんな店を食べ歩いている友達から 「 面白い鮨屋さんを見つけたから 」 と誘われ、久々の新規開拓と言うことでレッツ・ハヴァ・ルック…
そして見ての通り、かつて京都から金沢に移り住んできた友人が 「 この街は郵便ポストに数よりすし屋の数の多い 」 と言っていたくらい町のあちこちに存在する普通のすし屋ルックな佇まい。
ただ、最初に取り敢えず ( というにはいささか多過ぎだけど、とにかく ) 出してもらった数々の刺身のその見事なまでのレヴェルの高さに驚愕。
そろそろ時期的に終わりを迎えるアカイカをはじめ、甘海老やコリッコリとした食感の鯛などが旨いのはもちろんだけど、それに加えて普段あまりお目にかからない 「 キジハタ 」、そして 「 グジ 」 といった一般的に高級魚としてカテゴライズされている魚が、あらよっといった感じで出されていて、そのさりなげなさが何とも素敵だったりするのであります。
そして握りにしてもこんな風に素っ気なく2貫くっつけて登場するのだけど、
見ての通り、見るからに美味しいネタが次々と出てきて、最近行く店の多く鮨に手を加えることによって、ほぼ醤油なしで食することが多い中、醤油で食べる鮨の数々はどれもこれも本当に美味しく、素材そのままと言う当たり前ながらのすし屋の楽しみを再認識。
加えてこの店、こんな風に遊び的な要素もあったりして(笑)
ちなみにこの 「 イクラ 」 の場合、『 替え玉 』 が用意され、軍艦ではない味わいも楽しめます。
そういった流れでの突っ込みどころ満載なw 「 トロ鉄火 」 もまた、受ける人には受けること間違いなしのネタとシャリのそのバランス具合!
そして吸い物も、何故か食べても食べても減らない 「 なめこ汁 」 もまた秀逸な旨さだったりするのであります・。
とにかくネタの良さは抜群で、魚の美味しさを知るといった意味でもレベル高しながら、あくまでも街場の普通の寿司屋です的に切り盛りするご主人と妹さんのスタンスが何とも心地よく、妙に緊張感を強いらされてしまう店には無い気安さがあり、敷居が高く感じがちなすし屋のイメージに対して間口を広く浅くしてくれているといった意味でもかなりオススメなお店なのであります。
残念ながら昼営業はしていないけど、5時からやっているので遅い昼食としても是非!
寿し処 のり好
金沢市新神田4-13-16
076-292-0303
17:00~24:00
不定休というか、よっぽどの用事がない限り休まないそうです。
今日の1曲 “ Wild World ” : Jimmy Cliff
イクラを食べながらふと頭に浮かんだ曲の題名がこれだったりするのでした。
(但し歌詞内容はさておき、題名だけですが…:笑)
のれんをくぐり大将をお見かけした瞬間「あっ!」と気づきました。今から35年前、学生時代によく通った野町にあった某寿司店でお見かけしたお顔です。そのことを尋ねると「はい そうです!。お客さんのお顔、よく覚えてますよ」と言ってくださいました。
何の特徴もない僕の顔を本当に覚えてくださっていたのか、それとも営業トークなのかは不明ですが、いずれにしてもうれしい出来事でした。
刺身や寿しの美味しさに加え、店の楽しく明るい雰囲気が魅力的な店ですね。素敵な店を教えていただき、ありがとうございました。
ささやかながら、そうしたことのお手伝いが出来たような気がして、
何だか嬉しくなりました。
それにしても35年ぶりでもお互い覚えているって凄いですね。
ともあれ、しがないブログですが、またよろしくお願いいたします。