シアトルに行ったときに随分お世話になった友人が何の前触れもなく、先日突然ガレタッソにやって来てくれた。
そして翌日、卯辰山近辺や、東山や主計を急遽案内することとなり、そうした中、湯涌温泉に足を延ばした帰り、久しぶりの 「 つばき 」 へ行き、
( ※5年前のエントリー(古っ!)は → コチラ )
1,500円と 2,500円、3,500円 ( 要予約 ) と3種類あるランチメニューの中から、一番お手軽なコースをチョイスしたところ、その内容のさらなる充実ぶりに大いに驚かされたのでありました。
すみれのゼリー寄せ、かんぞうの梅肉和え、ホタルイカの酢味噌和え、そして海藻であるマツモの酢の物までと、以前よりはるかにパワーアップした先付にびっくり。
ここんちのスペシャリテとして定番化した 「 自家製胡麻豆腐 」。
胡麻の風味が濃厚でもっちりした食感の、その美味しさに友人も大絶賛。
続いてキュートな器とともに登場してきたのは、
今の季節ならではの、それはそれは風味豊かな桜の蒸し物。お見事です。
そしてここからどこへ向かうのかと思っていたら、予期せぬ我が郷土料理である 「 鴨の治部煮 」。
遠来の友達に気を使ってくれたのかと思いきやそうでもなく、たまたまのことだったらしいけれど、すだれ麩に興味津々だった友人もおかげで大喜び。
昼のお手軽ランチのはずなのに、ここまで出てくるかと思っていたところ、さらにとどめとばかり、ご飯や味噌汁とともに、見た目にも美しい 「 山菜の天ぷらの盛り合わせ with 椿の花びら 」 まで出てきて、二人でびっくり仰天。
行者ニンニク、山よもぎ、のびる、フキノトウ、ニワトコといった春の息吹を感じさせる山菜が、彩り的にアクセントとなるツバキとともに盛り付けられ、さらにフキノトウ味噌までついてきて、長らく異国に住む人間にとって、またとないご馳走となったのでありました。
加えて追加オプションで、食事のあとに 「 吉はし 」 さんの上生が食べられると知り、
お願いしてこれまた絶品の「桜ジェラード」とともに頂き、それはそれは満足なウエルカムランチと相成ったのでありました。ご馳走様でした。
というわけで、上記に書かれた店主の思いがちゃんと具現化されたここでの食事、やはり相当にオススメなので、機会があれば是非!
そして日によっては混雑しているそうなので、予約したほうが間違いないと思います。
あと蛇足ながら、ちなみにリアルなマタギでもある店主の昭義くん、今シーズンはイノシシ 60頭、クマ 8頭仕留めたそうで、そんな話を聞くにつけ、来シーズンこそはそれにキジやウサギなど野趣たっぷりな 『 ジビエ鍋 』 を是非とも食べたいと強く強く思ったのでありました。
こちらのほうも興味のある方は是非! なのであります。
季節料理 つばき
金沢市上中町巳1-2
076-229-0010
11:30~19:30(L.O.)
※カフェタイム
14:00~18:00
火曜定休
[ 地図 ]
今日の1曲 “ Evangeline ” : The Band with Emmylou Harris
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