goo blog サービス終了のお知らせ 

ADD?先生の発達障害児 教育応援サイト

ADD?傾向のある塾教師がADHDやアスペルガー症候群の子にどうかかわり教えたらいいのか模索していくブログです。

親のコンプレックスと子どもの困った行動 1

2008-06-22 17:49:12 | 番外
母は、私が物心ついた頃から、
子育てに悩む人でした。
その悩みの8割が妹の素行、2割が私のぜんそくです。
それで、家には図書館で借りてきた、
「母原病」やら「親業」やら育児に悩む親のための本が、
何冊も積んでありました。

それで、私も小学校の高学年頃には、
片っ端からそういう本に目を通すようになっていました。
ただ不思議なことに、
母はそうした本を読むには読んでも、
肝心な部分をすぽっと抜かして読んでいるような、自分の言いように歪曲して読んでいるようなところがありました。
それで、
小学生や中学生時代は、
私が母に本の内容を解説し、母が納得する…ということが、
たびたびありました。
どうして母が、本を読んでもすぽっと抜けたり歪曲して解釈したりするのか、
私には長い間謎でした。

母は子ども好きで優しい性格でしたが、
私を評価する時と、妹を評価する時では、
明らかに基準がちがいました。
母は私の事となると、きちんと現実を見ていないところがあって、
1から10まで良い様に解釈していました。
私の内気なところは、おとなしくていい子だ、と言い、
友だちが少ないと、この子はひとりの友人を大切にする、と言うような調子です。
一方妹の場合、
活発で友だちが多いところに、気づいて褒めているのを見たことがありません。
時に妹は、強い愛情深い性質が溢れるようなところがありましたが、
母は「この子には困った」というばかりです。

どうしてなのか、なぜなのか、私にはよくわかりませんでした。
何度、母にその疑問をぶつけてみても、
他の事なら何でも親身になって聞いてくれる母が、
その部分だけまるで見えない聞こえない人のように、
感じられたものです。

母が妹をかわいがっていなかったか…?と言うと、そうでもなくて、
母は妹が駄々をこねるのに根負けして、
たびたび妹にだけ高価なおもちゃを買い与える時がありました。
駅前の店のショーケースに飾られていたピンクのうさぎのぬいぐるみも
そのひとつでした。
私は、そのぬいぐるみを目にするたびに、うらやましくて
頭がぼーっとするほどだったのですが、
母はそんな私を指して「この子は欲のない子で、何か欲しいとわがままを
言ったことがないんですよ。この子は、本当にいい子なんです。」
と知人に説明するのです。
私には確かに、物への執着が薄くて、流行に疎いところがありましたが、
それでも目の前で妹におもちゃを見せびらかされると
もう欲しくて欲しくてたまらなくなって、
夢にも出てくるほどでした。

話が長くなったので次回に続きます♪


 

いつもどうもありがとうございます。





最新の画像もっと見る