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ADD?傾向のある塾教師がADHDやアスペルガー症候群の子にどうかかわり教えたらいいのか模索していくブログです。

自閉症の☆ちゃんと 障害のある子とともに成長すること 1

2008-07-07 08:55:19 | 番外
高校生の頃、自閉症の高校生の女の子といっしょにプールに行く
ボランティアをしていたことがあります。
前回の記事に書いた障害者施設同様、市の広報誌で見つけた短期のボランティアです。他に、障害児のキャンプの付き添いも行ったことがあります。

私がそうしたボランティアをしたのには、
いくつか理由があります。
私の小学校時代からの夢は、エリナ・ファージョンやカニグスバーグのような
児童文学の作家になることでした。
しかし現実には吹田ののどかな田舎暮らし(?)の中で育った自分が、
あまりに世間知らずなことがよくわかっていました。

これじゃネタも見つからないし、自分の自由になる知識がない…
海外の児童文学者たちは、現代の社会問題にスポットライトを当てて真剣に書いている…
私は犬の散歩と(よその犬です)
ネコと遊ぶことに(友だちのネコです)明け暮れている(この友だちが、ビリヤードでアルバイトを始めたので誘ってくるけれど興味はないし…)
これじゃ、ダメだ…福祉の仕事にも興味あるし、
ボランティアでもしてみよう!

と思い立ったら吉日の私は、市の広報誌のボランティアコーナーを探して、
上のボランティア先を見つけたわけです。

その頃は、自閉症という言葉こそ聞いたことがありましたが、
自分の中に引きこもる病気…???
といった勘違いをしていました。
それで、はじめてプールにいっしょに行くことになる同年代の女の子に会った時、
私は何が何だかさっぱりわからない状態でした。

相手方のお家に招待され、
まず保険にサインするように言われました。(付き添い時の私の掛け捨ての傷害保険です)
それから、二人分のプール代と二人分のアイスとたこやき代なるものを
預かりました。
その後、その子のお母さんが言いにくそうに「外で真っ裸になるかもしれないけど…うんぬん(はっきり覚えていません)…」といったことを
おっしゃいました。
私ははじめ、よく意味がわからなくて、
プールの脱衣所で恥ずかしい着替え方をするんだろうか…?
と不安になりました。
また、「この子は、たまごどうふが大嫌いなの。大好きなプリンに似ているのに、甘くない…というのが許せないみたい…。」ともおっしゃいました。
と、そんなやりとりをしている間に、
私よりひとまわり大きな体格の女の子が、
目の前でぱっぱと服を脱ぎ始め、
真っ裸で玄関から外へ飛び出そうとしたのです。

そこのお家のお父さんもお母さんも
そんなことには慣れた様子で、
その女の子をさばさばした口調で
たしなめて服を着せ、
私とその子をプールに向けて送り出しました。
 

いつもどうもありがとうございます。





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