リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

メコンカワイルカのクリック音

2010-02-26 23:26:50 | メコン川研究所(メコンの目改題)
メコンカワイルカのクリック音

ノコギリの歯みたいな横軸に短く、縦軸にスジになったのがクリック音。
チ、チ、… と機械的な感じの音がする。

 この波形に示したのはかなり波長が高くて、現地ではよく聞こえなかった。波形を見て、なるほどと思った次第。

 このクリック音も、波長、間隔がいろいろある。
 その時、メコンカワイルカが何をしているのか?
 いやぁ。あまりはまっても困るのだが、実はかくれクジライルカ好きというか、飯の種にしたことがある。
 東京都の葛西水族園ではザトウクジラの3D映像のシナリオを書いて、マウイ島で撮影監督をしている。
 探検倶楽部というアウトドア雑誌では御蔵島にハンドウイルカの撮影に行った。
 と 彼らとは浅からぬ因縁があるのだ。

 そんなこんなで、彼らがいるからと水中マイクを用意してメコン川に来たのだが、ともかく、驚愕の新発見??をすることになった。

 その驚愕の音がこの波形モニターに現れている。

モニターでは、音が大きいと黄色から赤く表示されるのだが、二カ所ほど、黄色い太い部分が低い周波数に見えるのだが、おわかりか?
 最初はこれは、イルカの繁殖期に関するモノだとおもっていた。 
ところが、違うようなのだ。

 この鳴いているのは誰だ。

 表現するとグゥワァン という風に聞こえます。
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