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リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

琵琶湖に暖冬の影響 全循環起こらずか

2007-03-13 13:55:52 | 琵琶湖”逍遙”撮影記
 冬場の低温により琵琶湖の水の全循環が起きている。それが今年起こっていないというニュースだ。
 夏場の「成層」期には深場の底層での貧酸素が心配だが。
 ビワマスがどの水深にいるのか、漁師さんの刺し網での捕獲場所を魚探と水深分析器で測定してみようかと思っていたのだが、100m超だとさすがにボクの器材では直接測定はできない。

琵琶湖 暖冬で全循環が起こらず

☆テキスト版
琵琶湖:暖冬で水の循環不全 湖底の酸素濃度低下に

 記録的な暖冬の影響を受け、滋賀県・琵琶湖北湖(琵琶湖大橋以北)で、例年冬から春にかけて起きる表面と深層の水の混合「全循環」が観測史上初めて、3月に入っても起きていないことが分かった。最大水深約104メートルと深い北湖では近年、深層で水中の酸素(溶存酸素)の濃度低下が指摘されている。湖底へ酸素を送り込む全循環は“琵琶湖の深呼吸”とも呼ばれるが、温暖化で琵琶湖が“呼吸不全”に陥った状態。生態系などへの影響を懸念する研究者らは10日、緊急声明を出して危機感を表明した。

 研究者らがこの日、滋賀県琵琶湖・環境科学研究センター(大津市)で「琵琶湖の全循環と湖底の酸素濃度に関する検討会」を初めて開催。今月9日の観測結果で、水面から水深50メートル程度までは溶存酸素濃度が1リットル当たり10ミリグラム以上あるのに、水深70メートル以深では酸素濃度が6~8ミリグラム程度で、表層と深層の水の性質が異なることなどが報告された。有志の研究者らが、今後も監視が必要などとする共同声明を発表した。

 京都大生態学研究センターの永田俊教授は「夏や秋に向けて、深水層の溶存酸素濃度が例年より低下する可能性がある」との見解を示した。【服部正法】

毎日新聞 2007年3月10日 12時34分
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