ふと、何気なく目についたラジオを聞いてみたところ、
かなり興味深いことを喋っていらっしゃったので、ザックリ調べつつ、メモってみました。
ガチで整理しようとすると、ゼミ発表くらいの時間・労力がかかりそうなので、
数時間リサーチしただけのアブストラクト(以下)ですw
ですので、事実の認識が正確でない・間違っている可能性は多分にあります。
羅刹ラジオ part01 ゲスト:えどさん&ふみいち
1.定義
「実況プレイ動画」とは、プレイヤー等が喋りながらゲームをプレイした様子を収めた動画である。
(ニコニコ大百科)
類似の動画としては、プレイヤーが喋らない「プレイ動画」がある(上位概念でもある)。
また、台詞を全てプレイヤーがアフレコ(?)する動画は「フルボイス動画」と呼ばれる。
2.沿革・伝達形態
1)ゲームセンターCX
お笑い芸人「よゐこ」の有野課長が昔のゲームをクリアするまでプレイするもの。
2003年11月から放送を開始しており、<他人がゲームしている映像のコンテンツ化>
という意味では、日本初に近い?商業的にも成功している。
2)実況配信、ピアキャスト配信、ライブチューブ等
永井先生や、VIP・何でも実況板での各配信。
永井先生が配信を始めた時期は2006年頃(http://nagai.x0.com/profile.html)。
視聴者の反応がリアルタイム(真性同期)で配信者に伝わるため、
配信者・視聴者のコミュニケーションが大きな意味を持つ。
3)録画映像配信(up)
主にニコニコ動画を中心として、録画した「実況プレイ動画」を配信。
ニコニコ動画においては、当初は「プレイ動画」が主流であったが、
ジャック・オ・蘭たん、しんすけ(ゆとり4人組)、hacchi(ハッチ)らの活躍により、
「実況プレイ動画」が興隆。
しんすけ(ゆとり4人組)のポータルサイト的動画「農地」は、320万再生以上。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1619524
なお、既存のゲームを利用せず、自作ゲームをプレイする形態の「実況プレイ動画」
がルーツにより認知度が上がる。
法的問題の少ない形態であると考えられる。
3.「実況プレイ動画」の違法性
「プレイ動画」のニコニコ大百科にもあるように、違法性がある。
この問題こそ、私はちゃんと調べて考えなければならない問題であるが、時間がないですw
著作権法はまだ取っていないし……
10条1項7号の「映画の著作物」に引きつけて、22条の2の上映権侵害とかにするんですかね?
少なくとも、ゲーム内の音楽の著作権の問題はありますしね。
ということで、「実況プレイ動画」は法的に問題のあるコンテンツであり、
現状ではゲーム製作会社各社がおおむね黙認or無視している状態であるが、
違法性が「実況プレイ動画」業界(?)の成長を阻害する要因となりうる。
(もちろん、ゲームセンターCXでは権利関係が処理されているものと考えられる)
なお、コーエーのネオロマンス系ゲームの「実況プレイ動画」及び、
新作ソフト(MGS4?)の「実況プレイ動画」が権利者により削除されたこともある。
※実況プレイ動画と違法性 を後日作成しました。
4.「実況プレイ動画」を取り巻く新しい動き=合法化の動き
(1)ニコニコモンズ
2008年10月に、メジャータイトルである「ロックマン」シリーズのゲームが、<改変していない素材を、そのまま公開、再配布はしない>等を条件として、
ニコニコモンズに登録された。
ロックマン9(キャラクター、プレイ動画など)の二次創作物を公開、配布することを許諾します。
http://www.niconicommons.jp/material/nc5641
これにより、著作権者の公認による「実況プレイ動画」の配信を、
素人がテレビ局等が介在しない形で行えるようになった。
(2)企業との提携による公式の配信
ここでようやく、冒頭で上げたラジオの話=「えどさん”&ふみいち」という
実況者の話が出てくる。
要は、役者・俳優ではあるが、極めて「素人」に近い実況者による「実況プレイ動画」が、
ゲーム会社公認でネット配信されるというもの。
その意味で、上記有野課長がメジャーな芸能人であることとは区別される。
以下、次のエントリに続く。
***
なお、他に「実況プレイ動画」業界の成長を阻害する要因としては、
①実況対象となるゲームの枯渇問題
②視聴者・実況者双方のマンネリ・飽きの問題
③実況・配信を継続するインセンティブの問題
とかがあるんですかね?
***
所々断定的な表現になっていますが、語尾の統一をちゃんとしていないだけですw
この分野に関して断定的な評価・記述をする能力は私にはありません。
***追記
「他人ツクールシリーズ」も重要ですが、
ルーツ氏が「自作」ゲームをしているという構造との差異は大きいように思われます。
かなり興味深いことを喋っていらっしゃったので、ザックリ調べつつ、メモってみました。
ガチで整理しようとすると、ゼミ発表くらいの時間・労力がかかりそうなので、
数時間リサーチしただけのアブストラクト(以下)ですw
ですので、事実の認識が正確でない・間違っている可能性は多分にあります。
羅刹ラジオ part01 ゲスト:えどさん&ふみいち
1.定義
「実況プレイ動画」とは、プレイヤー等が喋りながらゲームをプレイした様子を収めた動画である。
(ニコニコ大百科)
類似の動画としては、プレイヤーが喋らない「プレイ動画」がある(上位概念でもある)。
また、台詞を全てプレイヤーがアフレコ(?)する動画は「フルボイス動画」と呼ばれる。
2.沿革・伝達形態
1)ゲームセンターCX
お笑い芸人「よゐこ」の有野課長が昔のゲームをクリアするまでプレイするもの。
2003年11月から放送を開始しており、<他人がゲームしている映像のコンテンツ化>
という意味では、日本初に近い?商業的にも成功している。
2)実況配信、ピアキャスト配信、ライブチューブ等
永井先生や、VIP・何でも実況板での各配信。
永井先生が配信を始めた時期は2006年頃(http://nagai.x0.com/profile.html)。
視聴者の反応がリアルタイム(真性同期)で配信者に伝わるため、
配信者・視聴者のコミュニケーションが大きな意味を持つ。
3)録画映像配信(up)
主にニコニコ動画を中心として、録画した「実況プレイ動画」を配信。
ニコニコ動画においては、当初は「プレイ動画」が主流であったが、
ジャック・オ・蘭たん、しんすけ(ゆとり4人組)、hacchi(ハッチ)らの活躍により、
「実況プレイ動画」が興隆。
しんすけ(ゆとり4人組)のポータルサイト的動画「農地」は、320万再生以上。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1619524
なお、既存のゲームを利用せず、自作ゲームをプレイする形態の「実況プレイ動画」
がルーツにより認知度が上がる。
法的問題の少ない形態であると考えられる。
3.「実況プレイ動画」の違法性
「プレイ動画」のニコニコ大百科にもあるように、違法性がある。
この問題こそ、私はちゃんと調べて考えなければならない問題であるが、時間がないですw
著作権法はまだ取っていないし……
10条1項7号の「映画の著作物」に引きつけて、22条の2の上映権侵害とかにするんですかね?
少なくとも、ゲーム内の音楽の著作権の問題はありますしね。
ということで、「実況プレイ動画」は法的に問題のあるコンテンツであり、
現状ではゲーム製作会社各社がおおむね黙認or無視している状態であるが、
違法性が「実況プレイ動画」業界(?)の成長を阻害する要因となりうる。
(もちろん、ゲームセンターCXでは権利関係が処理されているものと考えられる)
なお、コーエーのネオロマンス系ゲームの「実況プレイ動画」及び、
新作ソフト(MGS4?)の「実況プレイ動画」が権利者により削除されたこともある。
※実況プレイ動画と違法性 を後日作成しました。
4.「実況プレイ動画」を取り巻く新しい動き=合法化の動き
(1)ニコニコモンズ
2008年10月に、メジャータイトルである「ロックマン」シリーズのゲームが、<改変していない素材を、そのまま公開、再配布はしない>等を条件として、
ニコニコモンズに登録された。
ロックマン9(キャラクター、プレイ動画など)の二次創作物を公開、配布することを許諾します。
http://www.niconicommons.jp/material/nc5641
これにより、著作権者の公認による「実況プレイ動画」の配信を、
素人がテレビ局等が介在しない形で行えるようになった。
(2)企業との提携による公式の配信
ここでようやく、冒頭で上げたラジオの話=「えどさん”&ふみいち」という
実況者の話が出てくる。
要は、役者・俳優ではあるが、極めて「素人」に近い実況者による「実況プレイ動画」が、
ゲーム会社公認でネット配信されるというもの。
その意味で、上記有野課長がメジャーな芸能人であることとは区別される。
以下、次のエントリに続く。
***
なお、他に「実況プレイ動画」業界の成長を阻害する要因としては、
①実況対象となるゲームの枯渇問題
②視聴者・実況者双方のマンネリ・飽きの問題
③実況・配信を継続するインセンティブの問題
とかがあるんですかね?
***
所々断定的な表現になっていますが、語尾の統一をちゃんとしていないだけですw
この分野に関して断定的な評価・記述をする能力は私にはありません。
***追記
「他人ツクールシリーズ」も重要ですが、
ルーツ氏が「自作」ゲームをしているという構造との差異は大きいように思われます。
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