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◎厳夜のブラック演劇、千秋楽 はちの巣座・厳夜祭公演『人間風車』

2010年11月20日 | 公演・演劇・展示
 13日から、国際文化学部D300教室(シアター300)で上演されていた演劇研究会はちのす座のvol.131厳夜祭公演『人間風車』が、16日に千秋楽を迎え、会場を埋める観客が盛大な拍手を送った。13、14日の公演は厳夜祭の催しのひとつ。主演の森岡拓磨さん(文・2年)が「けっこうブラック」と話すように、連続殺人などの悲劇的場面もあった。 【11月20日 神戸大NEWS NET=UNN】

 主人公で童話作家の平川がつくるのは、学歴が原因で王様に首を刎ねられる農民の話などでたらめな童話ばかり。公園で発表を続け、近所の子どもたちはよく聞きに来るが、いっこうに売れない。ある日、平川はささいなことから女優のアキラと知り合い、デートをする仲になる。その恋をきっかけに、平川は童話の文学賞「ひろすけ賞」の最終選考まで残るほどの童話を書き上げた。訪れる幸福の予感。しかし、ここから物語は急展開。待ち受けていたのは、平川の童話が原因で巻き起こる連続殺人だった。

 平川を演じた森岡さんによると、厳夜祭が終わり、15日は観客が少し減ったそうだ。再び大勢の観客が訪れた16日の公演を終え、森岡さんは「今日は特に良かった」と力を込めて話した。 「ふだんの3、4倍はセリフがあって大変だったが、(公演までの)最後の一週間は基礎に戻ってひたすら練習した」という。

 森岡さんは、新入生歓迎公演、卒業公演などと違って「厳夜祭公演は、やりたい放題やれる」と話す。今公演は「けっこうブラック」。その言葉通り、親指で両目を潰す、カッターで頭の皮を剥ぐなど残酷な殺人の方法を平川が語る場面もあった。
 しかし、劇を見に来ていた川端保貴さん(発達・1年)は、「グロイところもあったけど、最後の感動のシーンが心に残っている。すごく良かった」と大満足の表情を浮かべた。(記者=田中郁考)

【写真】公演で子どもたちに童話を語る平川を演じる森岡さん(左上)(11月16日・国際文化学部D300教室(シアター300)で 撮影=田中郁考)

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