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アレルギー性皮膚炎のスプレータイプのかゆみ止め

2013年12月05日 | 診療科目

皮膚のアレルギー疾患は人と同じように犬や猫でも多く,当院でも通われている方も多い病気です。

今回は今年新しく発売されたアレルギー性皮膚炎の治療に用いるステロイド剤(かゆみ止め)についてご紹介します。

 

ステロイドとは?

 

ステロイドというお薬を聞いたことがありますか? ステロイドは副作用も多いためあまり良いイメージがない方も多いようです。

一般的に言われているステロイドとは、元々どんな動物の体の中にも存在する副腎皮質ホルモンをお薬にしたものです。

このホルモンはケガをした時やストレスを受けた時などに分泌され、炎症を抑えたり、血糖値を上昇させたりして、体を様々な刺激から守ります。

 

 

そのため、ステロイドは主にアレルギー性疾患などの炎症を抑えるために使います。

効果も強く、症状を上手く緩和できる反面、副作用もあり、嘔吐や細菌感染などを併発するため、使い方に注意が必要な薬でもあります。

 

 

 アレルギー性皮膚炎の動物では炎症を鎮め、かゆみを効率よく抑えるために用いられます。しかし、長期にわたって使用することが多く、今までは飲み薬や注射薬が主流でした。

塗り薬もありましたが、動物は体毛があるため皮膚に直接塗りにくく、ベタベタしているため本人が気にして舐めることも少なくありませんでした。

 

 

今回紹介するコルタバンススプレーの特徴は、スプレータイプなのでサラサラしていて、すぐに乾きやすいため、今までの外用薬よりも動物に使いやすくされています。また、飲み薬や注射薬とは違って、局所に使用するので副作用も大幅に軽減されます。

 

さらに、もう一つ『 アンテドラック・ステロイド 』と言う大きな特徴があり、皮膚の表面では強く作用しますが、皮膚の深部に行くと分解されて作用が弱い物質に変化します。

この変化により、効果は保ったまま、副作用だけをさらに防ぐことができます。

 

もちろん使い方を間違えれば問題も起こるので獣医師の処方をよく聞いて、一緒にアレルギー性皮膚炎と上手く付き合って行きましょう。 

詳しい情報は下記のリンクをご覧ください。

 コルタバンススプレー製品情報


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