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スマホの無料アプリが個人情報を無断送信

2012-01-21 17:17:15 | ニュース
先日は当ブログのエントリ、グーグルがアプリ購入者の個人情報を業者に提供にも書いた様な事や、昨年末には同じく当ブログのエントリ、キャリアIQでスマホの個人情報がダダ漏れ?にも書いた様な事など、スマートフォン(スマホ)のアプリ(ソフトウェア)から勝手にユーザーの個人情報を送信する等と言った、スマホに関するネガティブな話題が相次いでいる。
スマホのユーザーや、スマホの購入を検討しているユーザーにとっては、大変気になる話だと思うのだが、そんなユーザーを更に不安にさせる情報が、またまた出て来た様だ。

KDDI研究所によると、スマホユーザーに人気の無料アプリ400本を調査した所、その内、約6%のアプリが電話番号、端末ID(識別番号)、GPS(位置情報)、ユーザーが利用するアプリの一覧等の個人情報を、ユーザーに無断で外部に送信していた事が判明したと言う。
個人情報はアプリの提供会社等に送信され、主に広告配信に利用していると見られ、一部の個人情報は中国等の海外に送信していた模様。

位置情報等の送信は、アプリによってはサービスの為に使用される場合もあるが、位置情報が必要なサービスとは明らかに無関係なアプリも含まれていた様だ。
調査対象は米グーグルのサイト「アンドロイドマーケット」で配信されているアプリで、KDDI研究所がゲームや電子書籍、ニュース配信等のアプリを解析した結果、半数近い181のアプリが、端末ID等の利用者情報を外部に送信している事が発覚。

全体の約6%に当たる25のアプリでは、端末ID、電話番号等の端末を特定出来る情報と、位置情報等を組み合わせて送り、個人の行動や趣味が外部に伝わりかねない状態だったと言う。
KDDI研究所は「アプリ会社は情報収集等に付いて適切に利用者に伝えるべきだ」としている。
NTTドコモやKDDI(au)が独自に手掛けるアプリの配信サイトはアプリに付いて、安全の是非を審査した上で提供していると言う。

ユーザーの個人情報を勝手に送信して、主に広告配信に利用しているらしいが、これは最近、ネット上で話題になっている「ステマ(ステルス・マーケティング)」に絡めて言うと、「ステルス・マーケティング・ホン」略して「スマホ」若しくは「ステマホン」と言う感じだな(笑)。って、笑い事では無いけどね。

利用者の情報を送信するアプリの中には、個人情報のみならず、スマホのカメラで勝手にユーザーを写して、それを送信すると言うアプリも有るみたいだから、こうなるとプライバシーもへったくれも無いな。
これらは、勝手に個人情報を送信されているスマホユーザーだけの問題では無く、消費者の信頼を裏切ると言う大変悪質でトンデモな事態だと思うのだが、マスコミは大きく報じないから知らないユーザーも居るのではないか?。

民放テレビ屋や新聞屋は、大スポンサーである携帯キャリア(携帯電話通信会社)や携帯電話製造メーカー等の意向を忖度して、大きく報道しないのだろうが、受信料を取って放送しているNHK迄も大きく報じないのは極めて遺憾である。
勿論、民放テレビ屋や新聞屋が大きく報じないのも大問題だが、日頃から「皆様のNHK」を謳い文句にしている公共放送のNHKが、大きく報道しないのは異常な事であり、ファックとしか言い様が無いな。

消費者にとっては、個人情報が勝手に流出して不利益を被ると言う大問題なのに、そんな重要なニュースをマスコミが報じなければ、報道機関としての役割を果たしていない事になり、マスコミの存在意義が問われる問題ではないのか?。
何れにせよ、スマホのアプリから勝手に個人情報を送信する問題は、遅蒔きながら当局も動いた様なので、今後の情報に注視すべきである。
最後に、当ブログのスマホ関連エントリを以下に貼るので読んでみて下され。では。

スマホ関連エントリ
密かに携帯から位置情報を送信?
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