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福島で検査した全員が内部被曝

2011-06-28 00:44:09 | ニュース
東京電力の福島第一原発事故に関連して、福島県飯舘村と川俣町の住民計15人の尿を放射線研究家が検査したのだが、想定の範囲内と言うか、予想通り全員が内部被曝していた事が判明。
福島県は、全県民200万人余りの健康調査を27日から始める予定で、今回の検査は先行して行われていた。
広島大の鎌田七男名誉教授らが5月上旬と月末の2回、両町村で4~77歳の住民15人から採尿した結果、放射性セシウムは極微量を全員から検出、放射性ヨウ素は最初の検査で6人から検出し、推計で最大3.2ミリシーベルト。
外部被曝の推定線量は13.5~4.9ミリシーベルトで、内部と外部の被曝の合計は約2カ月間で14.2~4.9ミリシーベルトだった。

鎌田教授は「今後、汚染された野菜等を食べなければ心配は無いが、原発事故が収束しなければ、この地区に住み続けるのは難しい」と、述べた。
そして、「20ミリシーベルトの年間規制量には至っていないが、住民の判断材料として利用して欲しい。」と話している。
同県では26日、福島市立第一小学校の玄関脇の雨どい付近で、毎時47マイクロシーベルトと高い数値を計測した。

鎌田教授は「今後、汚染された野菜等を食べなければ心配は無い」と言っているのだが、安全だか判らない農作物が「風評被害」の掛け声と共に流通している現状を見れば、内部被曝は進行して行くのだろうな。
また、「20ミリシーベルトの年間規制量が云々」とか言っても、世界の空間線量の基準は1ミリシーベルト、日本の空間線量の基準は20ミリシーベルトと言う高い数値が、暫定基準値(規制値)として設定されているのだから、気休めとしか言い様が無い。
しかも、原発事故は収束の気配を見せず、現在も進行中だから、今後も被害は確実に広がる訳だ。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】