日本四人将棋連盟

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第8回次の一手解答編

2017年08月10日 | 次の一手問題
次の一手解答致します。

正解は「↓4二銀打ち」です。

何故「↓4二銀打ち」なのかを解説します。
↓3二銀打ちとした場合、→1三玉↓1二飛車成りで下家は詰みますが、←4二金打ちなどで粘られてしまいます。
上家は持ち駒も多い為、自分が必ずトップを取れるとも限りません。
その為、先に上家を詰まし、戦力が少ない下家を後で詰ましに掛かるのが単純明快です。
また、点数の高い上家を確実に点数を下げられるのでこの手しかないのです。

なので、「↓2二飛車打ち」と「↓4二銀打ち」は2手一組となります。
この辺りの指し手は四人将棋ならではの戦略が要されます。

この問題の意図を読み取れたあなたはプロテストを受けてみると良いかもしれませんね。



執筆者・中司晃貴