さらしな日記

さらしな、更級、晒菜、さらし名…?
南のnemoと北のneco、それぞれ好き勝手にやってる徒然コラボ

イベントのお知らせ (nemo)

2010年02月23日 | 日 常
 山口市で3月6日(土)と4月3日(土)に『和蝋燭の世界』というイベントが瑠璃光寺であります。宵闇の中和蝋燭の灯りの中で、尺八演奏や舞踏、語りなどの芸能を鑑賞するというものです。

 場所的にはちょっと遠いのですが、
   ○ 一泊すれば翌日の山口骨董市でお買物
   ○ 4月開催の時期だと夜桜鑑賞も出来る
   ○ 土曜か日曜に湯田温泉で日帰り入浴
…などなど色々なオプションが合わせられるので、どなたかご一緒してくださる方がいれば良いなぁ、と紹介してみました。

 どちらの月に参加するのかはまだ決めていません。
 もし「付き合っても良いよ」という方がおられましたら、ご一報くださいませ。

 詳細はこちら。『和蝋燭の世界』実行委員会



『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ』 (nemo)

2010年02月20日 | 読書・蘊蓄
 書評に載っていた書き出しが興味を引いたので、図書館で借りて読んでみた。面白かったとは思うけど、全体的に一貫性がないような印象。最後のどんでん返しもどきやタイトルの持つ意味などは凝っていたと思うし、終わらせ方も無理がない。

内容紹介
<"30歳"という岐路の年齢に立つ、かつて幼馴染だった二人の女性。
都会でフリーライターとして活躍しながら幸せな結婚生活をも手に入れたみずほと、地元企業で契約社員として勤め、両親と暮らす未婚のOLチエミ。
少しずつ隔たってきた互いの人生が、重なることはもうないと思っていた。チエミが母親を殺すという、あの"殺人事件"が起こるまでは……
何かに突き動かされるように、警察の手を逃れ今なお失踪を続けるチエミと、彼女の居所をつきとめようと奔走するみずほ。
行方を追う中、不可解な事件とその真相が明らかに……!!>


 男性読者には「だらだらしている」と不評だった前半の女性特有の心理は、私的にはかなりリアリティがあって面白く読めた。女性なら誰しもこの中に登場する幾人かの女性の型に当てはまるのではないか?と感じさせるほどの筆運びは、万人に好まれるモノではないがはまる人ははまる。
 ただ私にはどうしても主人公みずほに偽善的なイメージをぬぐい去れなかったのと、チエミ親子に対するスタンスの取り方が分からないため、結局「何が言いたいのか分からない作品」としか捉えられなくなっている。

 順境の時は思い出しもしなかった幼なじみを、自らの不幸と彼女が犯した罪を重ね合わせて探し歩くみずほは、ただ『同病相憐れむ』相手を求めたようにしか見えない。
 作中でもネット感想でも散々に云われているチエミの元彼について、私はそれ程悪いイメージはない。彼は傲慢な差別主義者ではあったが、それなりに人に対する愛情も友情も持っていた。ただそれがチエミには向けられなかっただけのことだ。彼にとってチエミは異世界の女であったから。
 そしてみずほが尋ね歩いた人たちが一様に語る『一卵性家族』の異様さ。それは確かに事件の起こるきっかけでありながら、むしろその絆が土壇場で裏切られたことが本当の理由であったと思う。
 にも関わらず、結局チエミの逃亡は『家』という存在の手の上で行われたお伽噺にすぎず、「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ」の意味に驚き、やや感動はしたものの、冷静になって考えればむしろその妄執ともいえる情念の薄気味悪さにぞっとした。
 チエミの人生は家族によって歪められ、世間とは隔絶したモノになっていた。それを彼女自身うすうす理解はしていたが深刻に受け止めていなかったことのしっぺ返しこそが今回の事件だった。チエミと再会したみずほは満足したかもしれないが、彼女のこれからの人生はただただ暗く何の救いもない。
 『告白』同様、後味の悪い話だと思う。



それは無理です (nemo)

2010年02月19日 | 着 物
 久々の平日休暇で3連休。せっかくだからと長門の温泉に出かけることに。夕方までたどり着けばよいので県内をあちこちと寄り道しながら車でのんびりと行く。防府の雑貨屋さんには残念ながら振られてしまったけど、山口ではチェックしていた商店街のリサイクル着物屋さんに。以前地元の駅前骨董市に出店していたチラシをもらっていたのだ(あの骨董市もすっかり寂れたのは寂しい限り;;;)
 思ったほどの品数はなく、置いてあるのも昭和テイストの手堅い品揃え。それでもかろうじて絞り染めっぽい臙脂の半幅帯とトランペットの帯留めを発見。帯は若干高かったけど予算内だったので購入。
  
 包んでもらう間にご店主さんと雑談していたのだけど、やはり着物はもう頭打ちで、こちらの店でも持ち込まれた着物をバッグやコートにする方が人気だそうで。
 そうはいっても痩せても枯れても毛利さんのお膝元(?)、この商店街は呉服屋さんも多くまだ着物を着物として着たい人も健在なようで、話のついでに
「浴衣くらいなら縫えるし、簡単な直しは自分でやる」と告げたところ

「うちで仕立てのバイトしませんか?」
と実に熱心に誘われるはめに;;;

 …いやスンマセン、そこまで大した腕ではない上に仕事もものすごーく遅いんです;;;


う~ん;;; (nemo)

2010年02月08日 | 食べもの
 リプトン紅茶パックのフルーツティはどのシリーズも結構好きなんだけど、今回の柚子ティーはちょっと駄目だわ;;; 下手に香りを出そうとしてバスクリンみたいな雰囲気になってしまっている…
 バレンタインを意識したチョコレートティも今イチ。まぁもともとミルクティはそんなに好きな方じゃなかったから、こっちはそれほどガッカリしなかったけど。



名残惜しいけどお別れ (nemo)

2010年02月01日 | 日 常
 湯たんぽ購入により、電気あんかをひとつ手放すことに。ひとつ物を購入した場合、ひとつ物を処分しなければ家の中がごちゃごちゃになってしまう←そのわりに着物は手放さない
 子供の頃から使っていたので、今ではもうお目にかかれないレトロな代物。多分もう手に入らないし愛着もあるので惜しくないわけではないけれど、我が家には他にソフトあんかもあるから、同じ用途の物を幾つも持っていても仕方ない。
 整理整頓のコツは物を捨てられるか否かにかかっている、とは分かっているのだけど…愛着を持って長く傍にいた品物ほどリサイクル店でも引き取ってもらえないジャンクになっているから捨てるしかないのが寂しい(;_;)