うんどうエッセイ「猫なべの定点観測」

おもに運動に関して、気ままに話したいと思います。
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来年2月に日本で開催される女子の東アジアサッカー選手権の日程が決まる

2009年09月20日 | サッカー(女子)
◆サッカー・第4回EAFF 東アジア選手権2010 決勝大会(2010年2月6~13日 @東京の2会場で開催)

・女子
2月 6日(土) 15:30  日本 vs 中国   (@味の素スタジアム)
2月 7日(日) 16:30  韓国 vs 北朝鮮 (@国立競技場)
2月10日(水) 16:30 中国 vs 韓国   (@味の素スタジアム)
2月11日(木) 15:15 日本 vs 北朝鮮 (@国立競技場)
2月13日(土) 13:00 中国 vs 北朝鮮 (@味の素スタジアム)
   〃     15:30 日本 vs 韓国  (@味の素スタジアム)

※レギュレーションは参加4ヵ国による1回戦総当たりのラウンドロビン方式

日本サッカー協会の今大会の概要
今大会の詳細(日本サッカー協会HPより)
東アジアサッカー連盟のHP


                           *  *  *  *  *


この東アジア選手権における女子の位置付けは、男子とは全く異なります。来年は女子サッカー界にとっては大変重要な年だからです。最大の理由は、再来年のW杯(2011年6月26日~7月17日 @ドイツ)の出場権を賭けた、アジア杯が来年5月19~30日に中国で開催されるからです。つまり、この東アジア選手権はW杯予選の前哨戦です。アジアの本大会の出場枠はたった3枚。また、過去2回とは違って、アジア杯で4位になった場合には他大陸とのプレーオフは今回はありません。なので、W杯予選を兼ねたアジア杯で絶対に3位以内に入る必要があります。現状のアジアは、アジア女王の北朝鮮を筆頭に、北京五輪4位の日本と中国と豪州が追いかけ、少し実力が下の韓国が猛追撃している構図です。女子サッカーの世界におけるアジアのレベルは、男子よりもはるかに高いです。アジアのレベルは接近しつつあるので、強化に手を拱いたらいつでもライバルの後塵を拝し、前々回で4位に終わった二の舞になります。また、アジア杯の他にも、11月には広州でアジア大会があります。この2つの大会は日本は優勝した事がまだないので、是非とも初優勝したいです。これらの公式戦の結果によっては、最大の目標であるロンドン五輪のアジアのシード順位が決まる可能性があるので、なんとしても好成績を残したいところです。

また、東アジア選手権では、岩渕真奈を中心とした8月に優勝したAFC U-19女子選手権のメンバーを積極的にフル代表に引き上げて、澤穂希や宮間あやなどの米国組と融合を図る事が予想されます。米国組は今年のシーズンが終わったので、現在は期限付き移籍の形でなでしこリーグの元の所属チームに復帰してます。なので、なでしこリーグで現在苦戦中の日テレベレーザは、復帰した澤がチームを引っ張るので、プレーの面でも後輩の岩渕らにも好影響を与えると思います。是非とも、この2人がベレーザで連携を深めてくれれば、東アジア選手権に臨むなでしこジャパンの戦力アップに繋がるはずです。この東アジア選手権は、北京五輪以降では初の公式戦になるので、チームの仕上がり具合を計れます。また、アジア情勢を占う意味でも、毎年アジア最優秀選手の候補にノミネートされるリ・クムスクを擁する北朝鮮との2年ぶりの対戦は非常に楽しみです。国内で北朝鮮と対戦するのは、あの「国立の奇跡」と呼ばれた2004年4月24日のアテネ五輪アジア予選準決勝以来、6年ぶりとなります。是非とも、大会2連覇を狙うなでしこジャパンの活躍に注目しましょう。

それにしても、この東アジア選手権は無理して男女一緒に開催する必要はないと思いますね。男女それぞれが都合の良い時期に開催するのが、お互いにとってベストだと思います。男子はW杯が終わった来年の8月以降に開催すれば良いと思いますし、女子は日程的にかなり暇だった今年に開催すれば良かったと思います。それに、国内開催の女子サッカーの国際大会は男子の前座での形が多いので、女子の試合中に観客がぞろぞろ入って着席する事になるから、あまり落ち着かない雰囲気になって試合もあまり楽しむことが出来ません。現状の女子単独の国際試合だと、大きな器の競技場が満杯になる事はまず無いので、千葉のフクアリみたいに交通の便が良くて、コンパクトな屋根付きの専用競技場で開催してほしいと思います。そうすれば、観客も埋まって選手たちも張り合いがあると思います。とはいえ、いつの日か、満員の観客で埋まった埼玉スタジアムで、女子単独の試合を開催できる日が来れば、本当に素晴らしいことだと思いますけどね。


▼東アジア選手権の女子の過去の歴代成績 (女子は2005年第2回韓国大会から実施)
                    優勝     2位      3位    4位
第2回(2005年)韓国大会    韓国    北朝鮮    日本   中国
第3回(2008年)中国大会    日本     北朝鮮    中国   韓国

※ちなみに、第2回大会は男子と女子の合計勝点で争う「男女総合優勝」も争われました。
 総合成績は、優勝・北朝鮮、2位・韓国、3位・中国、4位・日本の順だった。



☆なでしこジャパンにとって国際大会初優勝となった前回の東アジア選手権のハイライトシーン

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