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いかに生きるか いかに撮るか

震災ノンフィクション

2012-02-13 | 社会
「震災死」(吉田典史 著 )を読む。
遺体を通して震災を丁寧に記録したノンフィクション。
主観や思いこみ、観念などに感化されず、きちんと取材した記録が生々しく、
この震災でなくなった2万人以上の死から、自分は何を学ぶ必要があるのかを考えさせられた。
検視医をはじめ自衛隊員、学者、遺族など、取材対象が広いので、さらに読み応えがあった。
損傷が激しい遺体の扱いの話が、なぜか心にしみてくる。



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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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生き物 (バンシィ)
2012-02-14 10:22:10
地球という生き物の腹の上で生きてるって事でしょう。起き上がったり背伸びしたり、寝返りもうつ…それが台風や地震や津波になって表れてるのかもしれません。自然に悪意はないけど、慈悲もない。それから身を守る為に出来たのが『文明』。でもそれにも限界があり、時々それを思い知らされる…その繰り返し。
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Unknown (S.Inoue)
2012-02-14 22:29:32
あたりまえに生きているという感覚を、考え直さないといけないのかもしれません。
「自然に悪意はないけど、慈悲もない。」
これは、ほんとうに肝に銘じるべきことだと思います。過剰な思い入れも断ち切らないといけないのでしょう。
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