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少年の日々

はじめて考えるときのように

流線形

2010年08月06日 | Weblog

GR DIGITAL III

言葉は、時間を超えて思想や事実を残す力がある。

それは「記録」するという機能なのだろうけど、

もちろん、「記録」されたものが事実かどうか、

分かるわけではないし、

言葉は受け取る人次第でその意味が変わってくる。


広島に投下された原子爆弾について、

その光や匂いや肌感覚を実際に体験した人の数は減り、

その人たちが記した「記録」のみが残ることとなる。


そうやって記憶は新陳代謝を繰り返し、

ただの「記録」になるのだけれど、

「記録」になり果てた記憶は、どこまで僕らに

その事実を訴えかけることが出来るのか。


そんなことを考えると、事実なんてものは

やはり意味なんて無くて、事実と思われるものを

どう切り取るかが重要になってくるのだろう。



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