少年の日々

はじめて考えるときのように

203高地

2012年05月19日 | Weblog
坂の上の雲を読んでいて、

203高地の乃木軍の采配は非常に興味深くて、

こういった歴史的事象にもし自分が加わっていたら

どのような立場で、どのようなことができるのだろうか、

と考えてしまう。


児玉が乃木から指揮権を奪い、砲兵の常識から外れた戦略が功をそうし、

203高地を墜とした結果を知っていればこそ、

参謀長の伊地知はやはりおかしいじゃないか、と言えるが、

もし、自分が乃木軍の中にいたら、伊地知の戦略に疑問を感じていても、

戦略を変えることはできないのではないか、と思ってしまう。


しかし、今の自分の立場を顧みれば、それを考えなければならない。

児玉のようなトップがいなくても、

戦略に問題があるのであればそれを指摘し、

軌道修正する仕組みを作らねばならない。