オールドゲーマーの、アーケードゲームとその周辺の記憶

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リズムボーイズ ―― スロットマシンの必勝法の話

2016年12月29日 12時12分44秒 | 歴史
リズムボーイズ(Rhythm Boys)」とは、アメリカでスロットマシンを攻略したプレイヤーたちの事です。彼らのために、年間7億ドルあったカジノのスロットマシンの収益は、2億ドルまでに落ち込みました。

ワタシが「リズムボーイズ」という言葉を知ったのは、1975年のことでした。近所の書店で買った「カジノプレイ入門(田中潤二 大泉書店 1975)」というハウツー本に、リズムボーイズがスロットマシンをやっつけるエピソードが、10ページほどに渡って記述されていました。

ワタシは、この話の裏を取ろうと、機会があるたびにそれらしい資料を探して当たってみるということを長い事続けていましたが、「リズムボーイズ」という言葉を「カジノプレイ入門」以外に見出したためしはなく、幻のような存在としてずっと心に引っかかり続けていました。

ところで、ワタシがラスベガスに毎年行くようになって16、7年ほどになりますが、最初の数年は、行くたびに「ギャンブラーズ・ジェネラルストア」という店に行き、スロットマシンやギャンブル関連の書籍を買っていました。

そんな本の中の一つに、「Scane's New Complete Guide To GAMBLING(スカーニーの新版ギャンブル完全ガイド)」があります。870ページ以上に及ぶ分厚い本で、様々なギャンブルゲームの解説や歴史が綴られています。ワタシは英語には全く堪能ではなく、一生をかけても全編を読み下す自信などありませんでしたが、何しろ日本語で記述されたこの手の本は殆どないので、いつか苦労しながら読むこともあろうと買ったまま、いわゆる「積ん読(つんどく)」状態にしていました。


Scane's New Complete Guide To GAMBLING。相当古い本だが、今でもネット通販で入手することは比較的たやすい。

あるとき、ふと思い立ってこの本を手に取り、スロットマシンのページをつらつら眺めていたら、そこに「THE RHYTHM SYSTEM」という見出しを見つけました。

「リズムシステム?」

これはひょっとして「リズムボーイズ」と関係する話なのかも? 英語は依然として苦手(特に聞き取り)だが、読むだけなら昔に比べればいくらかマシにはなっているし、今はオンライン辞書のおかげで言葉を調べる手間が格段に楽になっているので、一念発起してこの部分だけでも読んでみようと決意しました。

****以下、Scane's New Complete Guide To GAMBLING P.450~P.456の抜粋と要約****

数年前、スロットの不正は、キャビネットの木製部分に小さな穴を開け、カギ型に曲げたワイヤーを差し込んでペイアウトスライド(注・払い出し機構の部品の名称)に引っかけて引っ張ることによって、ペイライン上の絵柄の組み合わせに関わらずコインを払い出していた。これに対してスロットマシンメーカーは、木製部分の内側に、ドリルを受け付けない金属製の板を張り付けて対策した。

別の手口では、スプーン状の器具が使われた。スプーン使いは、コイン返却口にティースプーンを突っ込んで、小さなトラップドア(注・意味不明。スロットマシンの内部機構の一部と思われる)を開いた状態でコインを投入してレバーを引いた。これでスライド(注・ペイアウトスライドの事と思われる)は、絵柄の組み合わせに関わらずコインを払い出した。もう一つの方法として、自在に曲がる長い竿をコイン払い出し口からペイアウトシュート(注・機械内部の、払い出されたコインの通り道)に差し込んだ。これでコインを払い出すスライドを前後に操作することで、絵柄に関わらずコインを払い出させた。スロットマシンメーカーは、ペイアウトシュートの2カ所に鋭角な角度を設けて、シュートに何かを差し込むことを不可能にすることで対策できた。

◆リズムシステム
スロットマシンメーカーは、これでスロットマシンへの不正を封じ込めたと考えた。しかしその数年後のある日、怪しげなよそ者が、ラスベガスのゴールデンナゲットにふらりとやってきた。彼が5セントマシンをプレイし始めて10分ほどすると、マシンのコインチューブ(注・払い出し用のコインを収納する筒)とジャックポットチェンバー(注・大当たりの時に払い出すコインが入った区画)は空っぽになった。更に1時間の間に、彼は1ダース以上のマシンでジャックポットを当てた。彼は最終的に500ドルを懐にゴールデンナゲットを出て行った。ゴールデンナゲットのオーナーは、彼がマシンにそれとはわからない何かを仕掛けたと疑ったが、それが何であるかを特定することはできなかった。彼はキャビネットに穴を開けたりスプーン状の器具を使ったりなどはしていなかった。

その夜、よそ者は「フラミンゴ」で、更にその後「エル・ランチョ」でも同様の成功を収めた。翌週には、彼はラスベガス中でおよそ300台のマシンでジャックポットを当てた。

彼のことは多くのギャンブル業界人の間で語られた。「奴は何者だ?」「単なるラッキーでこんなに当たるのか?」「1週間に300回もジャックポットを当てる奴などあり得ない。何かやらかしていることは間違いない」「ひょっとすると彼は科学者で、最高機密の遠隔操作技術みたいなものを使っているのではないか」

彼の奇跡的な幸運はその後も続き、翌週に彼が立ち去るときには3万ドルを勝っていた。

彼がラスベガスに姿を見せなくなってから1か月後、今度はリノのオペレーターが、係員が補充するスピードが間に合わないほど次々とチューブとジャックポットを空にしていく男に注意をはらい始めた。一週間後、彼は再び姿を消した。すると、機械の払い出し状況がいつもの状態に再び戻ったので、スロットマシンのオーナーは、機械に何らか欠陥があるのではないかと思い始めた。

それから数か月が過ぎた。スロットマシンメーカーは、全国の様々な地域の顧客から相次いで寄せられる「よそ者が理論値をはるかに超える勝ちをおさめている」という苦情に苦慮していた。

1948年の初め、リノとラスベガスのカジノオペレーターは、スロットマシンの日々の収支が再び落ちていることに気付いたが、その時点では数年前のあのラッキーなよそ者を思い出すことはなかった。いくつかのオペレーターはスロットマシンをメーカーに送り返し、予想の利益が得られないマシンはもう使い物にならないから交換してくれと迫った。メーカーは新品と交換したが、それでも事態は改善されず、ネバダの全てのスロットマシンの売り上げは急降下した。

1人のカジノマネージャーが話した。「何日か前、以前に15台のスロットマシンのチューブとジャックポットを空にした男がやってきました。私は彼が何か不正をしているに違いないと見て監視しました。彼は5分もプレイしないうちに、ジャックポットを当てました。係員がジャックポットに30ドル分の25セント硬貨を補充し、私は近くによって監視を続け、彼が投入するコインを数えていたら、40枚めに、さっき聞いたジャックポットを払い出す音をまたもや聞きました。さすがにこれ以上はもうないだろうと見ていると、今度は3つのBARシンボルがペイラインに揃ったのです」

私(注・この本の著者であるスカーニー氏のこと)は訊ねた。「その時あなたはどうしましたか?」

「私に何ができるって言うんですか? 私は支払いましたよ。彼はこの後の30分の間にさらに5回のジャックポットを当て、私は彼が何かしらをやっていることを確信しました。しかし、私が指摘できる、普通と違うただ一つの点は、彼がハンドルを引くペースが普通のスロットプレイヤーとは違ったということだけです。彼は、一度ハンドルを引いたら直ちに次のコインを投入したり、別の時にはコインを投入したら少しの間ハンドルを引くのを待ったりしていました。プレイしている間、様々なペースがあり、ある時は他の時より長く待つこともありました。でも、それが何を意味するのかはわかりません。いずれにせよ、スロットプレイヤーがどんなペースでプレイしようがそれは本人の勝手で、私に何かできるようなことはありません」

少し後のこと、私が家に帰ると、私は友人であるネバダ州の副知事のクリフォード・ジョーンズから、自らを「リズム・ボーイズ」と名乗るプレイヤー集団が、スロットマシンを攻略する「リズム・システム(rhythm system)」という方法の全てを500ドルで教える学校をラスベガスに開いたと聞いた。その学校は何人もの優秀な生徒を輩出し、1949年には数千のリズムプレイヤー ―その多くは女性― が、ネバダ全域や全米のそのほかの様々な地域でスロットマシンを攻略した。そのうちの数百人はスロットルームから締め出された。

私は、1948年には国中で7億ドルあったスロットマシンの収益が、どん底の1949年には2億ドルまで急落していることを知った。リズムプレイヤーは、1949年までの間にスロットマシンから5億ドルを抜いたのだ。

元となった謎のよそ者は何者か? 私は探偵作業を続けた結果、彼がアイダホ州の農夫で、余暇に、スロットマシンのメカニックをしている友人が故障したマシンを修理するのを手伝っていたことを突き止めた。

彼は、ある種のマシンでは、スロットマシンのリールが回転する時間をコントロールするクロック・ファン(注・スロットマシンの部品の一つ)が、リールが停止してから7~8秒間作動せず、3つのリールがハンドルを引いてから全く同じだけ回転することに気づいた。

彼はまた各リールのシンボルの配置を記憶した。実際のプレイでは、ウィンドウから見える9つのシンボルから、見えていない部分の絵柄の並びを知ることができた。そして彼は、自分でタイミングを正確に計って、即座に、そしてクロック・ギアが働かなくなる前にレバーを引き、望むシンボルをペイラインに停止させる操作が可能であることを発見した。

このシステムを学んだリズムプレイヤーの殆どは、第一リールにチェリーを停められるようになるのがせいぜいだったが、それでも払い出しのコインチューブを空にするには十分だった。

1950年、スロットマシンのリズムはいかにして現れるかを暴いた10ページのパンフレットが5ドルで売り出された。以下はその詳細である。

「リズムボーイズ」はタイミングに基づくシステムである。すべてのマシンはそれぞれのリールの回転数を決定するクロックギアを持っており、タイミングは正確でなければならない。言い換えれば、もしあなたがチェリーに狙いを付けた場合、あなたはオレンジ以上の当たり、またはチェリー未満は望んでいないということだ(注・当たりの序列は低い順にチェリー、オレンジ、プラム、ベル、ジャックポットシンボルが一般的)。平均的なクロックは、7~8秒間作動しない。その時間が経過すると、リールのコントロールは効かなくなる。

平均的なスロットマシンのペイアウト率は80~92%の間である。我々のタイミングシステムは、これを110~125%に引き上げる。

このシステムはタイミングに基づくが、ストップウォッチを手にしてマシンの前に立っていれば、明らかにばれる。そこで、我々は心の中でタイミングを計る必要がある。

まずはじめの練習は、かっきり5秒間の間に、1から20までを小声でカウントし、次に11から30をぴったり5秒の間にカウントできるようになることだ。これを完璧にできるようになるまで行う。あなたが時計を使うことなくできるようになったら、次のステップ、マシンのプレイとカウントをどうやってマッチさせるかを学ぶ。

プレイスタイルは、左手にコインを持ち、右手でコインを一枚ずつ取り出し、スロットに投入してから右手をハンドルに置く。この理由は、あなたがうっかり長くカウントしてしまったり、または短くカウントしてしまった時に直ちに準備できるようにするためである。あなたは5~25の様々なカウントをすることになるだろう。

カウントは、正確に3番目のリールがストップすると同時に数え始めること。このシステム全体は精密なカウントに立脚している。ここで「正確に」と言った場合、それは文字通り正確にである。あなたがこれを学び終えたら、この実施に最も重要な部分であるリールの絵柄の配列を覚える時である。

全てのマシンは「保持」カウントを持つ。保持カウントの基準は16である。例えば、もし最後にBARシンボルがウィンドウ内にあり、そしてもしハンドルと共にメカニズムを無効化するまで第3リールが停止すると同時に正確に16をカウントしていたら、最後に出たBARシンボルはペイスロット(注・原文は「pay slot」だが、「pay line」のこと?)に再び停止するか、または上下のいずれか3コマ以上は離れないはずであり、そうであればあなたはリールをコントロールしていると言える。これはペイスロットから不要なシンボルやレモンなどの不要なシンボルを排除できるということである(注・レモンは役にならないハズレシンボル)。

短いカウントはシンボルを上昇させ、長いカウントはシンボルを下降させる。1カウントにつき一つ上下する。

例えば、保持カウントが16で、シンボルをセンターから1つ上昇させたいときは17カウント、2つ上昇させたいときは18カウント、三つ上昇させるときは19カウントと言った要領である。逆に、センターから1つ下降させたいときは15カウント、2つ下降させたいときは14カウント、3つ下降させたいときは13カウントである(注・カウントの長短と上昇/下降の関係が前の説明の逆になっている?)。センターとはペイラインの事である。

保持カウントは、それぞれのマシンで異なる。保持カウントを知るには、保持したいと思う目的のシンボルがウィンドウ内にあるときに、14カウントで回してみる。もし目的のシンボルがセンターから5コマ下に停止したら、14から5を引いて、保持カウントは9であろうと推察できる。

もう一つの例として、目的のシンボルがセンターより6コマ上にあるときは、14に6を足した20が保持カウントとなり、あなたが再びマシンのプレイを始めたら、それがあなたがマシンを御するための正しい保持カウントとなる。もしセンターから遠く離れた場所に飛んでしまったら、そのマシンは普通ではないので、他のマシンに移る。


このパンフレットはあまりにも出来が良すぎた。1951年、スロットメーカーは問題の原因を知り、対応策を取った。彼らはクロックが作動を始める時間をまちまちにする「バリエイター」という新たな装置をマシンに組み込んだ。これにより、たくさんのプレイヤーにとってスロットマシンの歴史上最もエキサイティングだった時代は終焉を迎えた。

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ここに書かれているストーリーと数字は、「カジノプレイ入門」に書かれていた内容と概ね一致しており、おそらくこれを主たるネタ元としているのであろうという確信を得ました。ただ、事実関係の記述に一部異なるところもある(ゴールデンナゲットで稼いだ同じ夜、「フラミンゴとエル・ランチョに行った」としている部分は、カジノプレイ入門では「フラミンゴとデザート・インに行った」となっているなど)ので、別の資料も存在する可能性も無きにしも非ずです。また、文脈にも若干異なっている部分がありましたが、それはおそらく、全体の文章の構成上敢えてそうしていると見ることもできます。

ワタシが今回自分で訳してみて思うのは、単に英語を日本語に置き換えるだけでは日本人に伝わる日本語にはならないという事でした。著者の田中潤二さんと言う方は本来は翻訳家とのことですが、こんなことを職業的にできる人はすごいなあと思います。

ところで、「リズムボーイズ」のエピソードは、1940年代終わりころから1950年代初頭にかけての出来事です。バーリー社がエレクトロニクスを導入しホッパーを積んでスロットマシンに革命を起こしたのが1964年ですから、それから10数年くらい前、まだ電気を使わないメカ機構だけで作動していたスロットマシンしかなかった時代のことです。なので、ステッパーモーターで動作する、あるいはビデオスロットなどの現代のスロットマシンに、リズムシステムは残念ながら通用しないことを、念の為申し添えておきます。

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (medage)
2017-01-09 14:23:54
こういう話題、大好きです。
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Unknown (nazox2016)
2017-01-09 23:55:34
>medageさん、どうもありがとうございます。いずれまた、ゲームやギャンブルに関する古いエピソードをご紹介できればと思っておりますので、今後もよろしくお願いいたします。
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不正による進歩 (道草亭ペンペン草)
2018-11-10 06:44:11
自動販売機も含めてゲーム機は不正との戦いだと思います。
ここではあまり具体的には書けないけど、松戸のゲームセンターで知り合ったゲーマーは豊富にメダルを持っていて、時々メダルを私にくれた。競馬ゲーム(確かセガのスーパーダービーだったか、1985年ごろ最も普及していた機種、マコトママリンという馬名があった)で何かしていたみたいだけど当時は分からなかった。
ただ、後にそのゲームセンターで出入り禁止になった。
その店主Tさんに後で聞くと手口を教えてくれた。
専門用語も分かりませんし、ここでは具体的に書けないけど、要するにメダル投入口から入ったメダルはスロットを通過して最終的にはメダル黙りに落ちるのですが、その過程のセンサーの部分、当時はクリップのような物が付いていて、メダルが通過するとパタンと倒れカウントしていた。その部分を意図的に動かしていた。
使う道具は細い銅線一本とガムテープ。
あれをやっている人のいるゲーム台に行くと右手を握りこぶしにして上下させているので、少し不自然、あたりの時に出てくるメダルにガムテープの破片が付いているのが混じる。
ある日、S君の不正を真似した小学生が沢山現れたので、店主Tさんが怒って、子供を巻き込んで何やっているだと叱り、出禁にしたと聞きました。
1960年代から70年代によく見かけた子供用の10円入れて乗ると動くゾウさん、キリンさんの乗り物がありましたが、あれのセンサーは単純な位置についていて投入口から直線の通路上にセンサーがあったから、ベニアを突っ込むと動いた。
流石に80年代の機械はセンサーがくの字に曲がった所についていたので、ベニアでは無理で工夫の必要があったらしい。
でも、80年代に歌舞伎町のGFでベニアで試してるおじさんを目撃したことがあったけど、メダルが出るわけない。
多分その後、もっとセンサーは複雑になったと思う。
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Re:不正による進歩 (nazox2016)
2018-11-10 22:14:44
85年ごろの競馬ゲームというと、おっしゃる通りスーパーダービーだと思います。横にCRTモニターを3台並べたやつですよね?

確かに、コインマシンはずっと不正と戦い続けていました。昔のコインセレクターは構造が単純だったので、不正が多かったと聞きます。ワタシがダイエー碑文谷店でアルバイトをしていた1978年ころは、特に幼児向けのゲーム機のコインセレクターは本当にお粗末なものもあったものでした。

90年代半ばくらいになると、「クリップのような」部分が上下二つの光センサーに取って代わられ、吊りコインの特徴となる「逆流」を検知できるようになったり、あるいは正規のメダルの電気的な特性で偽メダルを選別する電子セレクターが普及したり、電子ライターなどのノイズにも対策が取られるようになりました。
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光センサー、電子ライターのノイズ (道草亭ペンペン草)
2018-11-11 07:20:07
うーん、あの限られた松戸のゲームセンターに置かれた競馬ゲームは、モニター三台だったかな・・・?もしかすると一世代か二世代前のニューグランドダービーだったかもしれません。こんな感じ
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Spade/1978/gamecenter_55_4.htm

”吊りコインの特徴となる「逆流」を検知” これですね!ゲーマーS君がやっていたのは!

光センサーに変えたり色々と工夫があるのですね!

不正との戦いとゲーム機(自動販売機も含め)の進歩を書いた本が無いかどうか国立国会図書館に行って調べたことがありましたが、私自身は見つかりませんでした。是非知りたいですね!

電子ライターのノイズというとインベーダーゲームの不正で使われた事が事件になり、新聞で知ったのを覚えています。あの後、ノイズが通らないようにするために遮蔽版を付けていたという下りがあったような記憶があります。
ところで電子ライターのノイズはメダルゲームでも有効なものだったのでしょうか?
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Re:光センサー、電子ライターのノイズ (nazox2016)
2018-11-11 23:30:32
不正の方法はいろいろありますが、真似るやつが出てきかねないので、普通は詳しい手口までは述べないみたいですね。電子ライターを使ったノイズが有効だったのかどうかはわかりません。コインスイッチからパルスが返ってくればコインが投入されたと判断するわけですが、機会に流したノイズがうまいことコインスイッチからのパルスに取って代わるとは限らないわけですが、実際どうだったのでしょう。

ただ、インベーダーブームの頃、世田谷区経堂駅前のゲームセンターで、クレジットが90以上も溜まっているインベーダーの類似品に出会ったことがあります。これなどは、おそらくノイズで乗ってしまったクレジットではないかと想像しています。
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奇しくも日本のパチスロでユニバーサル傘下の大東音響というメーカーのパチスロに (YOU)
2021-12-04 23:05:57
これはユニバーサルが絡んでいるのですがW大東音響というパチスロメーカーが出したリズムボーイズというパチスロ機で、メーカー自体がうらROMで販売したのではないかと言われるくらい凶悪な機種でした。
てっきりこのパチスロの事だと思ってこの記事を読ませていただいたのですが、この名前からして製作者側はなにしくんだかもしれないですねW。
https://www.so-netsns.jp/index.php/2020/09/13/post-22957/
なお、大東音響は社長の逮捕などもありながら藤興株式会社として復活したようです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E8%88%88
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Unknown (nazox2016)
2021-12-05 16:36:52
YOUさん、コメントをありがとうございます。ワタシもネット上で「リズムボーイズ」を調べている時に、パチスロの「リズムボーイズ」ばかりヒットしてうんざりさせられたことを思い出しました。
それにしても、パチスロにこんなタイトルを付けるということは、その開発者がスロットマシンの必勝法の話を知っていて、それになにかしらインスパイアされたということはあるかもしれませんね。ただ、スペルの「rhythm」となるべきところが「rizmu」となっている点がまた謎です。
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