奥飛騨に遊ぶ

 

昨年はおぞましいオロロの時期だったこともあり、いろいろな面で厳しい釣りだった奥飛騨。
もう少しいい時期にリベンジをと話していた若様からお誘いがあり、
Ｇｏｏさんと３人で出かけることになった。

しかし、片道５時間コースを日帰りというのはなかなかハードではある。
それでも子供の頃の遠足みたいなもので、
仲間と一緒だと楽しみが先に立ち、意外に平気なものだ。

そしてもう一つの楽しみは、Ｇｏｏさんにお願いしてあったランディングネットだ。
今回の釣行に間に合わせてくれるということで、
当日即入魂の釣りとなった。




さて午前３時集合、新東名に乗り高速をひた走る。

目標の８時近くに現地着
１年振りの入漁証を購入し、準備完了。
ｇｏｏさんは上流、若様と自分達は下流に分かれて釣り開始。

これが明暗を分ける結果となるのだが。
とりあえず我々は昨年オロロに悩まされたエリアに入渓。
この時期は道路脇の草も刈り込んであり、オロロもいない。
天気も曇り時々晴れ間、風が吹くと心地よいという絶好の条件。

早速釣りを開始するが、なかなか反応がない。
水温は１３度とまずまずだが、雨が降った形跡がなく、
水量は少な目、赤茶けたヌルが川底の石にこびりついている。

それでも少ない反応の中、若様に待望のヒット！


そして私にもようやくイワナが顔を見せてくれた。


しかしこのあとも反応は少なく、小さなポイントもチェックする
シビアな釣りが続き、すっかり集合時間に大遅刻となってしまった。
Ｇｏｏさん、ごめんなさい。

それでも二人ともポツポツとヒットがあり、なんとか格好は付く結果となった。
しかしＧｏｏさんはかなり愉しむことができたようで、
原因はわからないが、区間による差があったようだ。

午後からは趣の異なる支流を釣り上がることに。
そしてここで今回の私にとってのハイライトが思わぬかたちでやってきた。

この流れにあってはやや水深はあるものの、それ程の好ポイントでも
ないのだが、覆い被さる枝を避けながら低い姿勢で
アダムスパラをキャストすると、ポクッと反応が、
すかさず合わせると、しっかりとした魚の反応が。

そして良型であることを確信、慎重に寄せると
Ｇｏｏさんから「尺あるかも！」という声が。

そしてＧｏｏさんに作っていただいたネット「カズＢｅｎｄ／ｂｄ2218」の中で
コイツが暴れていました。


何度もネットから飛び出すよく太ったイワナだった。



この日にいただいたネットに、いきなりの尺上で入魂とは出来過ぎでした。


同じ水系とは思えない流れの中で、Ｇｏｏさんもイワナと遊ぶ。


このあとも小振りながら奥飛騨のイワナ達と夕暮れまでたっぷりと
遊ぶことができ、大満足。

さらに帰り際に、別の川でイブニングライズにも挑戦
私に譲っていただいたプールだけライズが起きるというラッキーなおまけまであり、
ほとんどフライが見えなくなる７時半過ぎまでたっぷりと愉しんだ。

しかし狙ったライズから出てくれたのはなんとニジマスだった。


アマゴらしきライズもあったが、不発に終わった。
それでも不満などあるはずがない。

無人の道の駅の明かりの下で着替えをすませ、
御礼も兼ねて自販機にあったノンアルコールビールで乾杯し帰途についた。

帰宅したあと風呂上がりのビールがまた最高。
起床時間と同じ２時半過ぎに消灯とし、
２４時間の長い１日が終了した。

若様、Ｇｏｏさん、１日お世話になりました。
そしてお疲れ様でした。
是非また行きましょう！