久しぶりの渓

早朝、木漏れ日の中、久しぶりに窓を開けて走る。
気温は２２度、下界の猛暑がうそのようだ。

このところイワナ釣りが多かったので、アマゴの顔が見たくなり、地元の渓へ。
目指すポイントは車止めからチャリで１時間。
早朝は涼しいとはいえ、日陰がほとんど無い区間を釣り上がるのはなかなか厳しい。

そこで以前よく来ていたエリアを覗いてみると
水量、水色ともに割と良い。
このエリアは濁りと土砂の堆積により最近はほとんど釣りにならなかった。
釣り人もほとんど見かけることがないほどだ。
それでも調査も兼ねて今日はここを釣り上がってみることにした。



しかし予想通り川はこんな状態。
流れの左右は苔むし、砂利で埋まってしまった流れは以前の影もない。
釣り人の足跡もなく、厳しいことが予想できた。

それでも水深があり、ここならというようなポイントにフライを入れて行くと、
ポツポツと反応があり、５寸ほどのチビアマゴが釣れてくる。

そしてこんなサイズも出てくれた。

決して大きくはないが、この条件の中ではまずまずと言える。



ちょっとおデブちゃんも。


前半の３時間ほどでこんな感じで８尾と思ったより楽しめたが、
渓の様子は更に悪くなり、反応もほとんど無くなった。
途中から先行者の気配があったものの、
まったく釣れる気がしなくなってしまった。

もう少し渓が回復していればそこそこ愉しむことができたと思うが、
今シーズンの様子を見ていると、
この渓が回復することにはほとんど期待がもてない。
以前は漁協のメインの釣り場であり、
キャッチ＆リリース区間を設定していた時期もあったことを考えると残念だ。

残念ながら、もう一度来たいとは思わない渓になってしまった。
本当に解決策はないのか、以前を知っているが故、ちょっと悲しい。

最後に上流部の支流を覗くと、ここも白い濁りで川底が見えなかった。
ここもダメか．．．