鉄道車両アラカルト

今まで全国鉄道の旅をして、いろんな車輌を見ました。そんな車輌たちをまとめてみました。

仙台空港アクセス鉄道 仙台空港駅利用者100万人突破

2007年12月17日 | 私鉄(関東・東北・北海道)

空港駅利用100万人
仙台空港鉄道


 仙台空港鉄道(JR名取-仙台空港間)の仙台空港駅利用者(乗降計)が5日、100万人を達成した。同鉄道が今年3月18日に開業してから263日目。


 100万人目の利用者は宮城県石巻市在住の後藤明子さん。ハワイ旅行に出掛けるため同駅12時51分着の列車を利用し、自動改札機を通る際に菊地昇駅長から花束を渡された。


 特設ステージに上がった後藤さんは、菊地駅長とともにくす玉のひもを引いて開花させ、「突然でびっくりしたがうれしい。旅の幸先がいい」と話した。後藤さんには記念品として鳴子こけし、同空港の人気食品詰め合わせ、同鉄道開業時に作った記念Suicaがプレゼントされた。


 菊地駅長は「開業以来8カ月たち、事故もなく安全にご利用いただいた。仙台空港ビル、沿線の皆さまと協力して、サービス向上に努めていきたい」とあいさつした。


 同鉄道の1日平均利用者数は6800人。当初は1万人を見込んでいたため、同駅の100万人達成は想定より約3カ月ずれ込んだ。


 中間の2駅(杜せきのした、美田園)を合わせた3駅の合計利用者数では、7月24日に100万人を達成。今月4日時点では約190万5000人が利用している。

予想以上に100万人達成が遅れたのは空港利用者と密接な関係があるんですよね。沿線の利用者は、まだ開発途上なので、今後ますます利用者が増えると思いますね。あと数年もしたら、沿線にも素晴らしい街が出来る気配です。


和歌山電鉄 猫の駅長写真集

2007年12月12日 | 私鉄(関西・中国・四国・九州)

和歌山電鉄
猫の駅長写真集デビュー


 貴志川線の無人駅「貴志駅」で駅長を務め、人気を集めている三毛猫「たま」(雌、8歳)の写真集「たまの駅長だより」(集英社、1365円)が発売された。


 たまは貴志駅売店の飼い猫だが、人懐っこい性格で利用客にかわいがられているのに着目した同電鉄が赤字ローカル線の話題づくりにと今年1月、駅長に任命した。


 狙いは当たってたま目当ての観光客が全国から訪れ、1日平均700人だった駅利用客は、1月に約17%増え、その後も約1割増の状態が続いている。同線伊太祈曽駅で限定販売するたまの絵はがきなども売れ行きは好調だという。


 普段は駅舎の中のかごで寝そべっていることが多いが、時には改札口で乗客を迎えるなど、なかなかの駅長ぶり。観光客が撮影する写真やビデオにも愛想良く納まり、アイドルになっている。


 写真集には、たまの〝勤務中″や昼寝姿のほか、母親で駅助役の「ミーコ」と遊ぶ様子など約200枚を収録。同電鉄広報担当の山木慶子さんは「たま駅長はまさに幸運の招き猫」と話している。

 

猫が駅長なんてすごいですね。動物が駅長の駅は、一日駅長なら過去にあるかもしれないけど、こういうパターンは初めてかもしれません。赤字に悩む地方のローカル私鉄にとっては、こういう話題づくりも大切ですし、のんびりとしたローカル私鉄だからこそ話題にもなるんだなと思います。


JR東日本 いわき駅橋上化

2007年12月10日 | JR東日本

いわき駅、橋上化


光・風・躍動を象徴
バリアフリー対応、南北自由通路も
JR東日本水戸支社


 JR東日本水戸支社は25日、常磐線・磐越東線いわき駅の新橋上駅舎と南北自由通路をオープンした。福島県いわき市が進めるいわき駅前周辺再生拠点整備事業の一環として、同社と同市が事業主体となり2005年(平成17年)7月に着工。併せて同支社管内で初めて、旅行カウンターと「みどりの窓口」を1店舗に統合した新「びゅうプラザ」も同時に開業している。


 新駅舎は鉄骨造り2階建て、延べ床面積は駅部分約1590平方㍍、自由通路約870平方㍍、合計約2460平方㍍。南北自由通路は、幅員約10㍍、長さ約80㍍。総工費は約32億円。設計・施工管理はJR東北工事事務所。


 福島県浜通り地方の中心であるいわき市の玄関口として、〝サンシャインいわき″をアピールする「光」「風」「躍動」を象徴するデザインとし、自由通路の屋根には波打つ形状の膜屋根を採用。明るく開放感のある空間を創出している。バリアフリー設備は、エレベーター3基、エスカレーター5基、多機能トイレを新設。同市の総合観光案内所もある。


 開業記念式典には、土屋忠巳JR水戸支社長、阪本未来子同営業部長、佐藤秀夫同駅長、栗田敏寿JR東北工事事務所長、来賓の櫛田一男いわき市長ら関係者が出席。


 土屋支社長は、「新駅舎はバリアフリーにも配慮し、人にやさしい駅として生まれ変わった。JR東日本では、浜通りの13市町村と連携して12月1日から『うつくしま浜街道キャンペーン』をスタートするが、浜通り全体のイベントとして、首都圏、仙台からのお客さまが魅力を堪能できるように進めていきたい」とあいさつ。続いてテープカットを行い、新駅舎のオープンを祝った。


 同日には、同事業のシンボル的存在であるいわき駅前再開発ビル「ラトブ」も開業。引き続き、北口・南口駅前広場の造成工事や、今年9月末で閉店した駅ビル「ヤンヤン」の解体工事、ペデストリアンデッキの設置工事などを進め、2009年春に竣工する予定。駅舎と一体となった新商業スペースも同年春の開業を予定している。

最近は常磐線が熱い!って感じだけど、特に目立ったのがバリアフリーへの対応工事。そして駅のクリーンアップキャンペーンなど。利用者が気持ちよく使えるように努力してるって感じがしますね。橋上化や南北通路なども、利用者の利便性を考慮しての改装だと思います。これを機に利用者アップに繋がればいいのですが・・・・


JR東日本 仙台DCに向けて、駅名標整備

2007年12月09日 | 国内旅行

ホーム駅名標など整備


JR東日本仙台支社


来年のDCに向けて


 2008年(平成20年)10~12月の「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン(DC)」に向けて、JR東日本仙台支社は12日、DCエリア内にある132駅のホーム柱用駅名標と、観光地の入り口などになっている29駅のホーム駅名標の整備に取り組むと発表した。今年12月中旬に着手し、来年9月下旬までに完成させる予定。


 ホーム柱用駅名標は、宮城県内の駅では「仙台・宮城DC」のマスコットキヤラクター「むすび丸」、山形県内の駅では山形県の観光キャンペーンキャラクター「ペロリン」をあしらう。


 計画によると、2007年度は、開業70周年の節目を迎えている仙山線沿線の15駅(仙台駅を含む)と奥羽線羽前千歳、北山形、山形各駅が対象。


 2008年度は、東北線福島-石越間各駅、新利府、利府駅と、常磐線逢隈-坂元間、仙石線あおば通-陸前山下間、陸羽東線北浦-南新庄間、石巻線上桶谷-女川間、気仙沼線和渕-陸前小泉間の各駅と、奥羽線の天童、新庄駅で整備を行う。


 ホーム駅名標は、それぞれの土地のイメージ写真を使用したタイプに変更される。


 2007年度の整備個所は仙山線の愛子、作並、奥新川、面白山高原、山寺の5駅。2008年度は東北線の白石、大河原、船岡、塩釜、松島、小牛田、仙石線の本塩釜、東塩釜、松島海岸、野蒜、矢本、陸羽東線の岩出山、川渡温泉、鳴子御殿湯、鳴子温泉、中山平温泉、赤倉温泉、瀬見温泉、気仙沼線の陸前豊里、柳津、志津川、歌津、石巻線の石巻、女川の24駅で実施する。

 

駅名標は車窓から見る駅の看板だから、こういう企画は楽しいですよね。これがDC開催のためでなく、もっと広がると旅の楽しみが増えていい感じなんですけど、どうなんでしょうね・・・・


東京モノレール 12月16日ダイヤ改正

2007年12月09日 | JR東日本

平日早朝に快速設定
東京モノレール


12月16日ダイヤ改正


 JR東日本グループの東京モノレールは12月16日、平日5~7時台、9時台に「空港快速」「区間快速」設定、データイムの増発を目玉にしたモノレール羽田線のダイヤ改正を実施する。


 通勤・ビジネス目的のモノレール利用者の利便性向上策の一環。同社では、今年3月18日に「空港快速」「区間快速」の新設、列車増発を目的としたダイヤ改正を実施したが、その後、早朝時間帯での「空港快速」の運行を求める利用者からの声が寄せられていた。


 新ダイヤでは、平日の浜松町駅5時発の区間快速を空港快速に変更して、区間快速(3本)、普通(4本)合わせて8本体制に強化。6時台も空港快速3本、区間快速3本、普通6本に改める。7時発の区間快速も空港快速に変更、9時台にも空港快速、区間快速を新設する。土休日は浜松町発5~9時台と19~20時台、羽田空港第2ビル発の8時台と17~21時台に空港快速を運行する。


 データイムの増発に伴う平日10~17時台と土休日9~17時台は、毎時15本の等間隔運転。総運転本数は平日519本(13本増)、土休日491本(25本増)となり、提供座席数の増加に伴う着席サービスが向上する。

 現在、上りで17分、19分となっている浜松町-羽田空港第1ビル・羽田空港第2ビル間の所要時間は、大井競馬場前-浜松町間での信号設備改良工事の完成によって各1分短縮され、上下とも16分、18分となる。

 昭和島駅では連絡通路に待合室を新設。連絡通路から上り線までの通路幅も拡張する。浜松町駅ではホームの整列乗車位置表示を見直す。

東京モノレールがJR東日本の傘下になってから、何度目かのダイヤ改正。その度に速達化が図られてるようですね。競合する私鉄などもあることから、利便性を高める事が集客力をアップさせるわけですから、大変でしょうね。利用客としては大歓迎のダイヤ改正ですが・・・


 


JR東日本 エコロジーへの取り組みが順調

2007年12月05日 | 国内旅行

JR東日本
エコロジー推進活動着実な成果

 JR東日本グループが取り組んでいるエコロジー推進活動が着実な成果を上げている。1992年(平成4年)4月にエコロジー推進委員会を発足し、同年5月には同活動の基本理念と基本方針を制定。96年3月には、行動指針と具体的な数値目標である環境目標を定めた。2008年度を目標とした最新の数値目標(12項目)では、事業活動に伴う二酸化炭素(CO2)総排出量の削減や省エネルギー車両比率、駅・列車ごみのリサイクル率など、2006年度で既に6項目の目標を達成しており、環境保全と事業活動の両立を目指した幅広い取り組みが続いている。

省エネ車両8割を超す

209系、E231系電力消費、103系の半分以下

 同社では92年4月、広範な地球環境問題に取り組むため、社内にエコロジー推進委員会(現委員長・清野智社長)を設置。同年5月には、「事業活動と環境保護の両立」を掲げた基本理念と基本方針を制定した。


 この理念に基づき、96年3月には行動指針を定めるとともに、具体的な数値目標である環境目標を制定。数値目標は、2000年11月と2005年1月に改定し、現在は2005年度~2008年度の4年間を対象とする数値目標を掲げている。


 取り組む項目は、▽事業活動に伴うCO2総排出量の削減▽自営火力発電所単位発電量当たりのCO2排出量削減▽同発電所窒素酸化物(NOX)排出量の削減▽省エネルギー車両比率の向上▽東北・上越新幹線の騒音対策(75デシベル以下)など全12項目。


 このうち、「一般廃棄物のリサイクル率向上」と「事務用紙の再生紙利用率向上」の2項目はグループ全体で取り組んでいるほか、具体的な数値目標はないものの、「毎年具体的な環境保護活動」についてもグループ全体での取り組みとしている。


 折り返し点である2006年度の実績を見ると、12項目中、既に6項目で目標を達成しており、残る6項目についても順調に進捗している項目が多い。


 事業活動に伴うCO2総排出量の削減(90年度比で22%減)は、2003年度までは順調に減らしてきたものの、2004年10月に発生した新潟県中越地震で自営の信濃川水力発電所が被災したため、2004年度と2005年度は増加してしまった。


 だが、水力発電所は2006年3月に復旧し、同年6月には自営の川崎火力発電所3号機で燃料の一部を灯油から天然ガスに転換。省エネ車両の導入も進んだことから、2006年度での目標達成を実現した。


 同社のエネルギー消費量は、一般家庭約145万世帯の消費電力に相当し、駅や列車から発生するごみの量も同約11万人分の排出量に匹敵する。このため、エネルギー消費量の約7割を占める列車運転エネルギーの削減に向けて、省エネ車両の導入を積極的に進めるとともに、ごみのリサイクルルートの構築などに取り組んでいる。


 電車の電力消費量を形式別に比較すると、国鉄時代の主力だった103系を100とした場合、回生ブレーキ付きの205系は66、JR発足後に登場した新系列の209系・E231系では47まで減り、103系の半分以下の電力で走行する。


 2006年度の省エネ車両比率は、全車両1万2455両中、在来線電車9011両、新幹線電車899両、在来線気動車466両の合計1万376両(83%)となり、目標の82%をクリアした。中央線では、国鉄時代に登場した〝元祖省エネ電車″201系をE233系に置き換え、電力消費量を36%減らしている。

ごみリサイクルルート構築

 研究開発の成果も実を結んでいる。今年7月には、世界初のディーゼルハイブリッド鉄道車両「キハE200形」を小海線に投入。従来の気動車と比べて20%程度(平たん区間)の省エネを実現し、排気中の有害物貿を約60%削減した。今年4月からは、燃料電池ハイブリッド鉄道車両の走行試験も始まっている。


 駅・列車から出るごみのリサイクルについては、94年2月から99年3月にかけて上野駅、新木場、大宮の3カ所にリサイクルセンターを開設(子会社の東日本環境アクセスが運営)。上野駅と大宮のリサイクルセンターでは2006年度、東京都内と埼玉県内から排出された空き缶・ビン・ペットボトル5076トンを分別・圧縮して、リサイクル業者に引き渡した。


 新木場リサイクルセンターでは、新聞・雑誌6780トン(2006年度)を製祇工場へ送り、コピー用紙などにリサイクル。リサイクルしたコピー用紙は同社が購入し、社内で再び使用している。


 このほか、東北・上越新幹線の騒音対策(東京-盛岡間、同-新潟間)については、住宅立地地域は2002年度に完了。次のステップとして、2006年度に新たに騒音対策対象地域を定め、2009年度100%達成を目標に掲げた。具体的には、防音壁のかさ上げや吸音材の設置、レールの削正、低騒音パンタグラフの導入などを進めている。


 また、研究開発などハード面の取り組みに加え、ソフト面の取り組みとして「JR東日本エコ活動」もスタートした。約6万人の社員1人1人が自分の職場で環境負荷を減らすために、何ができるかを考えて取り組むもので、環境意識の向上も目指している。


 2004年度から試行を開始し、2006年度末現在で本社、各支社、各駅、工事事務所など約2000職場で展開中。「『私の環境行動目標』を設定」(秋田支社秋田総合車両センター)、「エコアイディアの募集・実施」(仙台支社山形運輸区)、「マイバッグ&マイ箸運動」(横浜支社矢向車掌区)など、できることから着実にエコ活動を実践している。


 同社では今後、目標未達成の項目についても取り組みを強化するとともに、グループ会社と一体となった環境経営を目指して、各社の事業形態に合わせた環境活動の深度化にも取り組んでいく方針。

JR東日本のエコロジー対策がかなりのものだと言う事がわかりますね。ただ、これだけの取り組みが出来るのは資本力のある鉄道会社だけで、中小私鉄や三セクなどはなかなか取り組む事ができないでしょうね。国もてこ入れをして、国家ぐるみで活動を推進すれば、早期にいい結果が出るでしょうね。


JR北海道 今冬も万全の冬季対策

2007年12月02日 | JR北海道

JR北海道

万全の体制で冬将軍に立ち向かう

 11月2日、平年より6日遅いものの、昨年より10日早く初雪が降った道都・札幌。JR北海道は今冬もポイント不転換防止はじめ、除雪・防雪、バラスト飛散防止などさまざまな冬期対策を実施し、雪による輸送障害の減少を目指す。同時に社員らの触車事故防止対策も重点事項の1つだ。融雪装置の整備など今冬の設備投資総額は8億3000万円。万全な準備を整え、冬将軍に立ち向かう。   

 

圧縮空気式の除雪装置増設設備投資に8億3000万円

 昨冬期は記録的な暖冬・少雪で、雪害による列車の運休は255本にとどまった。しかし、その前の年は959本が運休しており、例年並みの降雪が予想される今冬期も準備を怠ることは許されない。


 運休の最大原因はポイント不転換。ポイントに氷塊や雪が挟まって、正常な動作ができない事態で、昨冬期こそポイント不転換による作業員の出動回数は126回だったが、その前は989回を数え、手作業で雪よけを行った。


 不転換防止対策として、ポイント転換時などに圧縮した空気を吹き付けて氷塊を吹き飛ばす「圧縮空気式ポイント除雪装置」を、今冬は新たに函館線厚別駅に4カ所、同岩見沢駅に8カ所増設。これで16駅105カ所になる。


 また、ポイント下部に設置して氷結を防止する「パネルヒーター」は、新たにあいの里教育大、あいの里公園、石狩太美の札沼線3駅はじめ計5駅37カ所に追加する。これで21駅1信号場の合わせて203ポイントに。


 一方、今季の新設はないが、ポイント下部に設けたピットに降雪を落として溶かす「ポイント融雪ピット」は、5駅1信号場2運転所の29ポイントに設置しており効果を上げている。


 また、埋め込み式3台、据え置き式6台の融雪装置を函館線小樽駅に初めて設置する。同駅は堆雪場所が少ないため、大雪が降った際の除排雪に苦慮していたが、これが解消される。

融雪装置9台小樽駅に設置


 除雪・防雪対策では、同社所有の排雪モータカー63台、排雪モータカーロータリー55台、ラッセルモータカー8台のうち、排雪モータカーと排雪モータカーロータリー各2台を新型除雪機械に取り換え、長万部と帯広、遠軽に配置する。


 昨季に続き防雪柵も本年度は固定471カ所(延長42・2㌔)を含む804カ所(同71・9㌔)に設置し、吹きだまりの発生を防ぐ。


 車両に付着した雪氷塊が列車走行中に落下し、線路上のバラストを跳ね上げるのを防ぐ対策では、従前通りバラスト余盛のかき降ろしや、駅構内、踏切はバラストネット、住宅隣接地は飛散防止柵の設置を行う。また、車両自体に雪氷が付着しにくくする床下機器カバーは、10月1日から旭川-札幌・新千歳空港間に登場した789系「スーパーカムイ」の全35両に装備している。

社員の接車事故防止に重点
昨期の事象に基づき対策

 一方、冬期間は作業環境が悪化して労働災害が発生しやすい状況下にある。このため除雪作業員らが安全で効率的に作業を行えるよう、列車が接近した際に警報音で知らせる列車接近警報装置や構内での連絡設備など安全にかかわる設備の充実も図っている。


設備の充実や事故対策


 列車接近警報装置は新たに宗谷線蘭留、風連、根室線芽室の各駅など7駅を加え、149駅26信号場、119トンネル、2駅間3カ所に設置される。さらに構内連絡設備は23駅5信号場、構内照明は17駅、待避小屋は5駅2信号場にそれぞれ新設される。


 加えて昨冬期に発生した事故対策としての取り組みもある。石勝線新狩勝信号場で発生した貨物列車の脱線事故(1月7日)では、降雪や風などの状況により占冠-新得間で列車を一時的に運転させない判断基準に基づき運行管理を行う。遠軽・北見地区を中心とした暴風雪(2月中旬)に関しては、雪害時に遠軽・北見両管理室において機械除雪の相互乗り入れを実施。


 函館線張碓トンネルで除氷雪作業中に発生したおとり架線切断事故(3月17日)については、漏水防止工面から発生した氷や、つららが、架線を防護している「おとり架線」などに接近する恐れのある場合は、緊急き電停止を行い、除氷作業を行うことにした。


 このほか、これまで実施してきた冬期対策を今後とも風化させることなく定着化を図るため、「冬期輸送対策マニュアル」も作成し、周知することにしている。

今年は夏はあんなに暑かったけど、例年より少し早めの冬将軍の到来。しかも寒さが厳しい日が北日本では続いてます。けど、それが宿命であるJR北海道は、巨額の対策費を使って、利用者の安全とダイヤの維持に立ち向かおうとしてます。雪が少なければ一番いいんですが、自然を相手に前向きに立ち向かう姿勢は立派ですね。是非、安全輸送とダイヤの確保を行ってこの冬季を乗り越えてもらいたいです。

 


京阪電鉄 中之島線開業、来年秋に

2007年12月01日 | 私鉄(関西・中国・四国・九州)

中之島線開業、来年秋に
京阪、当初予定を早める


 京阪電気鉄道は19日、大阪・中之島エリアで建設が進む中之島線(天満橋-中之島、2・9㌔)を来年秋に開業すると発表した。これまで2008年度(平成20年度)中としていたが、先月末にシールドトンネルが貫通したことで開業時期を早めることにした。

 同線は全線地下区間で、京阪線天満橋駅から分岐し、なにわ橋、大江橋、渡辺橋、中之島の4駅を新設。大阪府や大阪市、京阪電鉄などが出資する第3セクターの中之島高速鉄道が施設を建設、保有し、京阪が列車運行を担う。


 新設4駅は、コンコースにガラスや不燃性の木材を使い、中之島エリアの水や緑を表現。各駅のホームは、中央公会堂最寄りのなにわ橋駅にれんが調の素材を用いるなど、駅周辺のスポットをイメージした素材を壁面に使用する。

 

第三セクター方式の新しい路線が来年開業。三セクと言えば地方ローカル線の経営状態がかなり厳しいとこを思い出しますが、やっぱり都市圏となると、そこそこの収支が見込めるのでしょうね。
この路線は地球環境にも配慮し、開業も早まった事から、利用者の評判もあがるでしょうね。


南阿蘇鉄道 JR北海道のDMV走行試験

2007年11月28日 | 私鉄(関西・中国・四国・九州)

 南阿蘇鉄道で DMV走行試験

 


 JR北海道が開発中のデュアル・モード・ビークル(DMV)の走行試験が13、14日の深夜、熊本県高森町の第3セクター南阿蘇鉄道で行われた。


 この試験は、熊本県や九州運輸局、同鉄道などでつくる熊本県DMV導入実証実験協議会が、JR北海道からDMVを借りて実施。同協議会では、将来のDMV導入を目指しており、来年1~3月には乗客を乗せて走行試験を行う予定。


 今回の試験は、同鉄道高森駅から中松駅まで7・2㌔の鉄路を走った後、道路を通って中松駅から高森駅まで戻るルートを2日間計10往復し、安全性などを確認した。

 

最北のJR北海道で開発したDMVが今度は九州で実用化されるなんて素敵ですね。是非実用化されて、集客効果があがり、経営の安定に少しでも寄与できればいいですね。そしてこれを機に全国に拡大されればもっといいんですけどね。


JR東日本 12月22日から磐越西線でクリスマスSLを運転

2007年11月28日 | JR東日本

ⅩマスSL
今年も運転
JR新潟支社


 JR東日本新潟支社は12月22、23、24日に新潟-会津若松間で「SLXマストレイン」を運転する。今年4月からの「SLばんえつ物語号」の利用に感謝の気持ちを表そうと企画した。


 列車には専用ヘッドマーク、車内飾りけが行われる。お楽しみ抽選会もある。乗車客には記念ポストカードがプレゼントされる。


 座席指定券(大人510円、子ども250円)は、乗車日の1カ月前10時から「みどりの窓口」などで発売している。

 

JR北海道でも似たような企画があるけど、JR東日本でも行うんですね。雪の磐越路にはとっても似合いそうですね。この期間だけは、サンタさんの雪のプレゼントだけは遠慮してもらいたいですね。