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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

55.5-26.3=29.2

2023-08-08 20:45:56 | ミニストックの住み方
今日新潟市で38.5℃を観測したんですって。
一日の内、タバコ屋から自宅へトイレだったり、飲み物を取りに行ったりで何往復かしますので、その度に外に設置した温湿度計を見るんですがそこでも37.3℃でした。
やばいっすね。

外壁の表面温度を測ってみたら
40.2℃でした。

これは可愛い方。
自宅の外壁はガルバリウムなので、
55.5℃でした。
55.5℃に熱せられたハコに住むってどんな罰ゲームなんでしょうか。

1階のエアコンは相変わらず除湿運転で50%設定

2階のエアコンも除湿運転の50%設定です。

先ほどの外壁の真裏
2階の室内側の壁の温度は
26.3℃

約25cmの壁で29.2℃下げました。

2階の物干し室の室温は
24.4℃
絶対湿度13.4g/m3

物干し室にロフトに設置したエアコンの冷気が降りかかるように設計しているので、室温が低くなり相対湿度が60%になっています。
絶対湿度が低いので至って快適。

そしてロフトが面白い。
エアコンの上に給気用の換気扇を設けているんですけど、エアコンの吹き出し口からは15.8℃の冷気が噴き出ているのに、すぐ上の給気口からは31.6℃の外気が入り込んでいます。
これを混ぜてから室内に運んでいます。

だからというべきなのか、皆さんのロフトのイメージって夏熱いだと思うんです。
我が家の場合、2階の天井の温度は

24.8℃です。

冷え冷え。

2階はロフトのエアコンのおかげでこんな感じ。

1階の空調は床下エアコンに負担させています。
床下内は23.8℃で
絶対湿度が12.4g/m3
家の中で一番カラカラ。
だから収納スペースとして一番優秀。

その冷気が1階では室温は26.1℃で
絶対湿度は13.7g/m3
となりました。
床下で冷やした冷気はなかなか持ち上がらないので、2階の室温よりは少し高めです。
そのため相対湿度が2階よりも低いですが、
1,2階とも絶対湿度がほぼ同じため至って快適です。

ちなみに画像の通り、この時エアコンを2台動かして家中を除湿して0.6kWの電力を消費していますが(冷蔵庫や他の家電製品の待機電力も含む)、太陽光パネルが1.4kW発電してくれていますので、

タダです。

1階の間仕切壁の表面温度は

25.3℃

ガラスの表面温度は

27.8℃
樹脂枠の温度は31.2℃

障子の温度は

25.7℃でした。

1階の床は

25.3℃

つまり、表面温度も室温もほとんど変わらないので

快適

ってこと。
不快に感じる理由は、壁床天井の表面温度と室温に差がある時。

今日で言えば夏の温度差って29.2℃もあるので(屋根はもっと温度差あるはず)、ある意味冬よりも厳しいと言えます。
エアコンだけじゃ到底この温度差を埋めるのは無理なので、

断熱性能を上げて、室内に熱が入ってこない様にしなきゃなんですけど、

ミニストックの性能はいつも通りの「そこそこ」

自宅だけ性能を上げたとか、何とかシステムを採用したとかのインチキはしていません。
設計の工夫で快適性を上げました。

住まい方に工夫はありません。
たまにエアコンと換気扇のフィルターを掃除していただければ大丈夫です。

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