議会雑感

国会のルールや決まりごとなど、議会人が備忘録を兼ねて記します。

NHK世論調査(7月13日公表分)

2015-07-16 | 雑感
今回は、直近のNHK世論調査の概要を見てみたいと思います。

下記5点について、事実を書き留め、その後、NHK世論調査の結果を紹介した理由を記します。

1.内閣支持率 
支持する 41%(-7)、支持しない 43%(+9)

2.安保法整備の評価
大いに評価する 8%、ある程度評価する 24%、あまり評価しない 31%、まったく評価しない 30%

3.安保法制今国会での成立
賛成 18%(0)、反対 44%(+7)、どちらともいえない 32%(-5)

4.安保法制に関する議論
尽くされた 8%、尽くされていない 56%、どちらともいえない 28%

5.「安保法案は憲法違反ではない」との説明
大いに納得できる 4%、ある程度納得できる 20%、あまり納得できない 37%、まったく納得できない 29%

世論調査は、様々な媒体によって行われています。今回、NHK世論調査の結果を紹介した理由は、1年半ほど前、世論調査に携わった経験のある方から聞いた話が印象に残っていたからです。

世論調査自体に様々な議論があることは、もちろん承知しています。しかし、ひとつの側面として紹介したいと思います。

まず、世論調査を行うにあたり、最初に媒体名が名乗られます。

人それぞれ、様々な考えをお持ちですから、例えば、「○○新聞です」と名乗った時点で、調査に協力する人、しない人に分かれることがあるそうです。NHKの場合、表現は難しいのですが、調査に協力して下さる方の層が、結果、万遍なく平均的になるそうで、NHKの世論調査が最も民意を反映している可能性が高いのではないか、との話でした。

もちろん、私自身、世論調査の仕事をしたことがありませんから、これが正しいのかどうか、判断する術はありません。しかし、論としては成り立ち得るものですので、紹介させていただきました。

法案に対して法的安定性に関する疑義を含めた形で国民各層の理解が進んだこと、これこそが与野党が激しく対立する背景のひとつであると指摘できるのではないでしょうか。

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