思い出したくないことなど

成人向き。二十歳未満の閲覧禁止。家庭の事情でクラスメイトの女子の家に居候することになった僕の性的いじめ体験。

屈辱の全裸モデル

2009-03-31 07:10:37 | 7.夏は恥辱の季節
 たった一枚身に着けることを許されていたパンツだが、それすらも皆の前で脱ぐことを強制された僕は、素っ裸になって、教壇の羽目板に両膝を揃え土下座を繰り返した。何度も何度もお詫びの言葉を復唱した。「もっと大きな声で」と先生に叱咤される度に声量を上げるのだが、それと同時に胸の中の屈辱感も増してくる。
 ようやく許された。と言っても、パンツを穿かせてもらえる訳ではない。これからは講習の終わりまで、ずっと全裸のままモデルをさせられる。僕は再び台の上に立つように命じられた。
 両腕を横に広げさせると、先生は指し棒で僕の体のツボの位置を確認する。下半身のツボを示している時、移動する指し棒が何度かおちんちんに触れた。受講生たちからくすくす笑いが漏れる。僕は広げた両腕を震わせ、すぐにも両手でおちんちんを隠したい衝動に耐え続けた。
 その後、背中を向けて立つように言いつけられた。先生が指し棒で僕のお尻をペンペン叩きながら、「お仕置きしたくなるようなお尻の色、形ですね」とおどけると、受講生たちがどっと笑い出した。
 一通りツボの位置を確認した先生は、受講生たちに机や椅子を端に動かすようにお願いした。これからは実技を中心に行なうらしい。中央に長テーブルが一つ据えられた。先生が僕の背中を軽く押して、その上でうつ伏せになるように指示した。
 肩の関節の周囲、腕、お尻の臀筋、太股、脹脛などのツボを、受講生たちが順番に次々と押して行く。僕は重ねた両腕に額をのせて、じっと動かないように努めた。全裸の状態のまま、様々な人の手に全身を触られているのは、あまり気持ちのよいものではない。人によって癖、温度も異なる手が何本も同時に、腰や肩、背中、お尻などに置かれている。更にツボを押す手がぐっと力を加える。びくっと体が反応してしまう。
 小柄な女性がツボを押している時、どうしてもうまく体重をのせることができなかった。長テーブルに寝そべる僕の位置が高すぎるのが原因だった。その女性が台を貸してほしいと申し出ると、先生は首を傾げた。いろんな部位のツボを押すから、その都度台を動かすのは面倒ではないかと言うのだった。
「みなさん、他にもツボ押しにくかったって方、いますか?」
 先生が訊ねると、二人か三人の人が手を上げた。先生はぴしゃりと僕のお尻を平手打ちして、僕に長テーブルから下りるように命じた。いそいそと下りて、テーブルの横に立つ僕は、両手でしっかりおちんちんを隠していた。先生がヌケ子さんを探している間に、受講生たちが長テーブルを教室の端に片付けた。
「いないのね。どこへ行ったのかな」
 さっきまで後ろの席で読書に励んでいたヌケ子さんの姿が見えない。大方事務局として、教室を出たり入ったりしているのだろう。先生は少し困ったたような顔をしたが、すぐに決断したように僕の顔を見ると、
「ここに寝そべってね」
 と、床を指した。マットもシーツも敷いていない、教室の床である。整体講習会のチラシの写真では、モデルはマットの上でツボを押されていた。長テーブルの上で寝かされた時も、柔らかそうなマットと違って硬くて体が痛いなと思ったが、マットがないのは事務局のヌケ子さんの手配ミスだから、文句を言っても始まらなかった。しかし、その長テーブルすらも使うことをやめるというのは、どういうことなのだろうか。床に直接肌を着けるのは、あまりにも不潔な気がする。
「仕方ないでしょ。ヌケ子さんにシーツを持ってきてもらおうと思ったけど、いないしね。床にそのまま横になりなさい。お洋服だったら汚れる心配があるけど、あなたは真っ裸なんだから、構わないよね」
 不満そうな顔をする僕の額を指で突っついて、先生が僕の質問に答えた。もうこうなったら、何を言っても無駄だと思った。諦めて、先生の言う通りに従う。床に膝を下ろしてうつ伏せになると、お腹から胸にかけて、ひやりと床の冷たさが伝わってきた。
「これからは、床に寝たモデルのツボを押します。みなさんには、汚い床に膝を着かせてしまって申し訳ないのですが、テーブルの時よりは押しやすいと思います」
 先生が受講生にじかに床へ膝を着かせることに対して、申し訳なさそうに謝るので、素っ裸のまま床に寝そべることを強制された僕としては、あまりよい気がしなかった。自分が奴隷のような存在でしかないことを改めて思い知り、悲しい気持ちになる。
 小柄な女の人は、僕のお尻に片手を置いて、臀筋のツボに全体重をのせた。手が滑って、お尻が割れたようになる。お尻の穴で空調による空気の流れを感じる。
「さっきからずっと肛門が丸出しになってるのよ、小さいつぼみの肛門がね。モデルくんが恥ずかしがってるから、そろそろ勘弁してあげようよ。可哀想だよ」
 スポーツ刈りの男の人が女の人にそう言うと、女の人はしばらくしてから、
「あらやだ、ほんとだ。お尻の穴がしっかり見えちゃってる。気付かなかった」
 と、照れながら弁明し、周囲の微笑を誘った。それでも、僕の体から動こうとしないので、下半身をもぞもぞと動かすと、先生が足で僕のお尻を踏みつけて、動けないようにした。先生が怖い目で睨みつけている。僕は、モデルの最中は滅多に動かないという約束を思い出した。先生は、どんな状況であっても約束は守らなければならないと考える人なのだった。
 仰向けに体の向きを変えられた時は、更に惨めな気持ちになった。硬い床に押し付けられていたおちんちんが、少しだけ大きくなりかけて、股間から飛び出すように顔を出していた。整体マッサージのまじめな講習の最中だから、誰も笑ったりおちんちんを突いたりしなかったけど、みんなの視線が一瞬股間に集中したのは、確かだった。もちろん僕は両手をぴったり体の側面につけているので、おちんちんを隠せない。
 枕がない硬い床に頭を置いて、じっと動かないでいる。受講生たちが順々に肩、胸、太股、足や足の裏などのツボを押す。両手を上げさせられ、一人が上腕部、もう一人が下腿部のツボを押す。みんながどっと僕の体に覆い被さるような位置に集まっている。ツボを押す人、じっと見守る人の息遣いがしっとりと伝わってくる。
 首のツボを押す人もいて、首を横に向けた時、ベランダの物干し竿に小さな白い布のようなものが見えた。僕のパンツだった。あれを穿いていれば、ここまで恥ずかしい、辛い気持ちに陥ることもなかったのにと思う。ツボを押すたくさんの手が移動する時、まるでわざとのように、おちんちんを掠めていく。しっかりぶつけて、おちんちんを揺らしていく指もあった。その都度、押し殺したような笑いがクックッと漏れる。
 受講生によってツボを押す位置が異なり、それは先生が指示していた。ある受講生の時には、立てた両膝を胸の方向に向かって押された。先生がお尻の下に手を入れ、少し持ち上げる。ツボの位置をみんなに見てもらうためだった。それがどこの位置を指しているのかは分からない。ただ、受講生の視線が僕のお尻の穴からおちんちんの袋の辺りにかけて集中しているのだけが感じられ、身じろぎ一つしない僕は、何も考えないように努めるので精一杯だった。
 更にぐっとお尻を持ち上げられた僕は、肩甲骨から首の付け根が体重の支点になった。両足を広げさせられ、両側の受講生がつま先を持つ。もう少しでつま先が床に着きそうだった。股関節の痛みを解消するツボだと先生が言って、腿の内側を指し棒で示した。受講生が全員、そこのツボを押す練習をすることになった。
 おちんちんの袋が一番高い位置にある姿勢で固定されている僕の顔を、受講生が時折憐れむような目で見ることがある。「がんばりな」と小声で励ましてくれる人もいる。何人もの手でぐいぐいと腿の裏側を押されている。先生がコメントして、時には先生自ら実演することも少なくなかった。そして、最後には必ずこう付け加えた。
「モデル君が真っ裸だから、ツボの位置が分かりやすいです」
 パンツを穿いていると見えにくいため、ユニフォームを着用した女性がモデルを担当する通常の講習では、ここまでやらないのだそうだ。先生が笑いながら僕の頭を撫でる。アクシデントがあったのは、その時だった。
 入れ代って前に出た受講生がつまづいて、おちんちんの袋の上に手を着いた。いきなり激しい衝撃を受けた僕は、激痛のあまり悲鳴を上げた。手を着いた女の受講生は、おちんちんの袋を打たれる激痛にはまるで理解がなく、「びっくりしたわ」などと照れ笑いしながらも、おちんちんの袋の上に置いた手に体重をかける。
「痛いね。これは痛いよ」
 太った男の受講生が心配そうに顔を覗かせた。ようやくおちんちんの袋から手を放した女の受講生は、驚いだようにおちんちんの袋と苦痛に顔を歪める僕を交互に見ている。僕が身をよじって苦しんでも、他の受講生たちは、僕を不自由な姿勢から解放してくれることはなく、しっかりと両足を掴んでいるのだった。先生が両手でおちんちんの袋を包んだ。痛みには手を当てることも大切だと先生が説明して、ちょうどよい機会だから、みんなも試してみるとよいと勧めた。
 そこで何人かの受講生が、おちんちんの袋を包み込むようにして両手を当てた。いつおちんちんの袋を握りつぶされるか分からない怖さと気持ち悪さが先立って、痛みがひくという効果は全く感じられなかった。おちんちんの袋が痛いということがよく分かっていない受講生もいて、その女の人は、おちんちんの袋よりもおちんちんそのものを両手で包み込んでいた。そして、軽く手を振動させるのだった。
 慌てて腰を捻る僕を、すかさず別の受講生が押さえつける。痛みに悶えていると思ったようで、「もうすぐ痛くなくなるからね」と、僕に微笑む。僕が「もっと下です」と指摘しても、おちんちんに手を当てた女の人は、受け入れてくれない。女の人の高い鼻が、先生以外の指示には従わないプライドを思わせた。僕は女の人の手の中で摩られ続けているおちんちんが、次第に形状を変化させることを恐れ、目をつむった。
 患部が違うことに気づいた先生が女の人に注意すると、女の人はびっくりしたように手をおちんちんから放した。一瞬の沈黙があった。少しだけ大きくなりかかったおちんちんが首をもたげている。女の人が恥ずかしそうに手を口に当てて、じっと視線を当てていた。
「ね、おちんちんそのものを刺激すると、立っちゃうのよね。こんな男の子でもね、立ちかかっているでしょ。おちんちんの袋とおちんちんは違いますからね」
 先生が指でおちんちんの根元をつまみ、ゆっくりと回転させて、受講生たちにじっくり見せた。スポーツ刈りの男の人が「感じちゃうもんだな」と薄笑いを浮かべていた。
 休憩時間になって、とりあえず床から立ち上がることは許されたものの、何もすることがなかった。しかも一人だけ素っ裸で普通に服を着た人に交じっているので、恥ずかしい気持ちから逃れることができない。午前中と違って、受講生たちも妙に距離を置いた目で僕を見ているのも、一枚のパンツが僕の体から離れたからかもしれない。僕は窓際に行き、カーテンの端に隠れるようにして、外の景色を見た。
 西の方角から雲がぐんぐんと覆ってきている。それでも夏らしい強い日差しがベランダに降り注いで、この公民館そのものが、変化に乏しい退屈な日々そのもののような幹線道路沿いの倉庫とか資材置き場と同じように、暑さにうなだれた田園風景の一部と化していることだろう。もしかすると、物干し竿に広げられた僕のパンツは、もう穿けるかもしれない。そう思って反対側の端に移動し、そっとサッシ戸をあけ、ベランダに出た。
「何してるんですか」
 突然後ろから声を掛けられた。ヌケ子さんだった。ベランダの柵に両手を乗せて、吹きつける涼しい風に顔を嬲らせている。パンツが乾いたかもしれないと僕が言うと、首を横に振って、「駄目ですよ。勝手なことしたら」と、笑う。
「ナオス君は、午後の講習は、もうパンツ穿けません。ずっと丸裸のままやることになったって先生がおっしゃったものだから、我慢してね」
 それから、おば様が仕事の都合で外に出て、夕方に僕を迎えることになっていると早口で告げる。僕の手を引っ張って教室に入ると、机の上の水差しを取ってコップに水を注ぎ、僕に渡した。
 体中のツボをたくさんの人に押されているのが理由なのかは定かではないが、体温が上昇して裸でも寒くはなかった。教室は冷房が効いているので、僕にとっては暑くもなく、寒くもない状態だった。それでもヌケ子さんは、「暑いわよね、この部屋」と言って、書類の束でぱたぱた仰ぎながら、水をぐいぐい飲む。
「暑いと喉が渇くでしょ。これはモデル用の水だから遠慮しないでいいですよ。先生用の水は、もう渡してあるから。さ、どんどん飲んで」
「別に喉渇いてないですけど」
 ほんとは少し水分を摂りたいけど、トイレが近くなるのを恐れて遠慮する。
「こんなに暑くて、受講生たちも自動販売機に群がっているのに、あなた不思議ね」
 目を丸くして僕を見つめる。しかし、僕には、他の人たちが特に暑がっているようには見えなかった。ブラウスの長袖を肘までまくったヌケ子さんだけが、上気した顔で「暑い暑い」と言っている。僕は片手でコップを、もう片方の手でおちんちんを隠しながら、「暑くないです」と小さな声で答えた。
「あ、そうか。ナオス君、丸裸だもんね。暑い訳ないわよね。気付かなかったわ、ごめんなさい」
 突然ヌケ子さんが大きな声で笑い出すので、受講生たちが驚いて、こちらを見る。僕は、ヌケ子さんの耳障りな笑い声に腹立たしさを覚えて、コップの水を一気に飲み干した。と、すかさずヌケ子さんがもう一杯つぐ。これも飲み終えると、さらに注がれた。「もう要らないです」と返したら、せっかく入れたんだから飲んで、と丸い目で僕に訴える。仕方がないので、なんとかコップを空にする。と、「はい、おまけ」。もう一杯注がれてしまった。
 都合四杯も水を飲まされて、さすがにお腹がたぷたぷになる。講習が終わるのは、1時間30分後だから、それまでトイレを我慢しなくてはならない。まだ尿意はない。大丈夫だろう。僕は自分に言い聞かせた。
 白衣のポケットから指し棒を取り出した先生がそれをいじくり回しながら、教壇に向かった。受講生たちは、いつの間にか全員教室に戻っていた。休憩後の講習は、更に恥ずかしいポーズが待っていた。長テーブルが再び教室の真ん中に据えられていて、僕はその上で四つん這いになるように命じられた。
 四つん這いになると、股をひらかされた。お尻の真ん中あたりを先生の指し棒が突く。先生の説明する声が僕の頭の中で虚ろに響く。意味を成さない言葉の羅列のように聞こえる。さらに指し棒がおちんちんの袋の付け根に移動した。お尻の穴の周囲とおちんちんの袋の付け根にぎゅっと先生の指が3本入ってきて、強い力を加える。思わず胸を反らせた僕を見て、筋肉の連関した動きを先生が指摘した。もう一度、今度は一人の受講生が代表して、同じツボを押し、四つん這いの僕の胸を反らせた。みんなが感心する。
「今日のモデルは服を一切着てないから、筋肉の動きが分かりやすいし、普段なら下着で隠れているツボも特別にできました。みなさん、ラッキーですね」
 先生が僕の体を見ながら、明るい声でみんなの笑いを誘った。
 次に取らされた姿勢も辛かった。長テーブルの上でつま先立ちのまましゃがみ、股を広げさせられた。両手は頭の後ろで組み、肘を開いて胸を前に押し出すような格好だった。筋肉の動きと連関性を分かりやすくするためということだが、つま先だけで体重を支えているため、先生が後ろで僕のくの字に曲げた肘を引っ張るようにして押さえてくれた。
 受講生たちは、僕の股間がほぼ180度開くので、その柔軟性に感嘆していたけど、僕として気がかりなのは、この人たちの目の前におちんちんをさらけ出していることだった。もう何度も見られているので、今更恥ずかしがることもないとは思うものの、このように改めて見てくださいと言わんばかりに開帳させられると、羞恥で体が火照る。しかも長テーブルの上なので、手に取って弄ぶのに都合のよい高さなのだった。頭の後ろで組まされている両手がかすかに震えた。
 背中の真ん中に拳のように硬い物が当たり、ぐりぐりと押してきた。先生が実演しているのだった。僕は腕を押さえられたまま、胸だけを前に突き出すよう形になった。痛くて、呻き声を漏らす。痛がるようでなければ効果が薄いことを先生が付け加えた。これは10人の受講生全員が試してみることになった。
 順番待ちの受講生が僕の前にいて、ツボを押される度に動く僕の筋肉や揺れるおちんちんをじっと見ている。その中には、先ほどおちんちんの袋に手を置いて衝撃を与えた女の受講生がいた。
「おもしろいわね。ちっちゃいおちんちんがひくひくしてる」
 隣りの女の受講者に話しかけた。
「ほんとだね。飽きないね。こういう裸の男の子を部屋で飼ったら、楽しいだろうね」
 二人の女性は友達らしく、講習中にも関わらず緊張感のない会話を続けた。
「あ、それ、いい。私も飼いたい」
 聞くまいとしても耳に入ってくる心ない言葉にうなだれる僕の目に入ったのは、すっと伸びてきた女の人の手だった。電流のようなものがおちんちんに発生して、ねっとりと下腹部を中心にグルグル回る。「やめて」と小声で叫んだが、女の受講生たちは、モデルならばこれくらいは我慢して当然と見なしているようで、実に気軽に、店先で小物を手に取るように、おちんちんに細長い白い指を絡めるのだった。
 先生が注意してくれるのを期待して、首を曲げると、先生は受講生が押すツボの位置の修正に忙しかった。僕の訴えかける視線によって、先生はようやく女の受講生におちんちんをいじられている僕の姿に気づき、「おやおや」と呆れたような声を出した。
「あんまりモデル君を刺激しないでくださいね。癖になるといけないから」
 遠慮しいしい注意する先生に素直に返事をしたものの、女の受講生がおちんちんから指を放したのは、それから少し経ってからだった。感じまいとする意志に反して、性的な快感の波の呑まれた僕の体は、はっきりそれと分かるサインを示していて、みんなの嬌声を誘った。完全に勃起させられたおちんちんがそこにあった。
 その状態をくまなく観察する女の受講生たちが互いに感想を述べ合っている。先っぽが少し濡れているという指摘に対しては、新たに他の受講生の興味を呼び、一人がおちんちんの亀頭に指で触れ、ねばねばする液体を掬い取ると、親指と人差し指で広げて見せた。粘着性があるほど健康の証だと言いながら、親指と人指し指の間を少しずつ広げる。4センチ程度の間隔でプツリと切れると、その精液を僕の乳首になすり付けた。
 おちんちんを勃起させた張本人である女の受講生が僕の背後に回り、背中の真ん中のツボを押す。その人のやり方は、他のみんなと違っていた。後ろ手に組んだ手をほどかせると、手首を掴んで、ぐいぐい引っ張る。指ではなく、膝頭でツボを押すのだった。先生がそのやり方を承認して初めて膝頭と分かったが、細くて尖がった感触だけでは、指と変わりなく、まさか膝頭で押しているとは思わなった。
 加えられる力が圧倒的で、引っ張られる腕が痛い。前のめりになって、居並ぶ受講生たちのスリッパや床が間近に見えた。膝頭が激しく振動している。前だけではなく左右に揺すられる。大きくなったおちんちんも反動をつけて揺れる。
 腕を引っ張る力が更に強くなり、上半身が後ろに反れてきた。女の受講者は僕の手首ではなく、肩の辺りを掴んで後ろに引いている。天井と覗き込む受講生の顔が視界に入った。股関節は広げたままで、おちんちんだけが屹立している。背中のツボを押している膝頭に上半身を支えてられ、少しでもバランスを崩すと倒れてしまいそうだった。
 明らかに受講生たちは、僕の不本意ながら勃起してしまったおちんちんを見て、面白がっている。女の受講生はそれを察して、ゆっくりと僕の上体を左右に動かし、おちんちんが天井に円を描くように動かしている。勃起しても完全に皮を脱することができないおちんちんを見て、それを危ぶむ声が上がった。まだ無毛の子どものおちんちんだから経過を見守った方がよいでしょうと男の人の声がして、皆のひそひそ声を止めた。
 勃起したおちんちんが受講生たちが見守る中、だんだん元の状態に戻ってゆく。脈が一打ちするたびに少しずつ萎んでゆく。先生が「はい、いいでしょう」と、手を叩いて、僕はようやく不自由な姿勢から解放された。
「恥ずかしいわね。おちんちんを勃起させたりして」
 長テーブルの上でぐったりしている僕を先生が叱った。休む間もなく、次のツボ講習に移る。もう一度汚い床の上に直接寝かされた僕は、仰向けになったりうつ伏せになったりして、腕や肩のあらゆるツボを押された。仰向けになって、片足を反対側に交差させ、脇腹のツボを押される。うつ伏せで尾骶骨のツボを押される。受講生たちは、だんだんツボを押す力が強くなってきて、非常な苦痛を覚えることもあった。
 腰痛を治す時の効果的なストレッチを先生が説明している時、突然寒気がして、さっきからずっと無意識の内に我慢していたおしっこが限界に達していることに気づいた。仰向けで立てた両膝を組まされ、そのまま足を胸の方向に押されているので、下腹部を圧迫している。先生は説明に集中しており、僕の異変になど気づく由もない。
 休み時間にヌケ子さんに無理矢理飲まされた4杯の水が祟って、激しい尿意に苦しむ僕は、先生の説明が一段落つくのを待って、ようやく声を上げることができた。しかし、先生はすぐには意味が分からぬように、きょとんとした顔を浮かべている。
「トイレって、何よそれ。今は講習中じゃないの」
「申し訳ありません」
 喘ぐように謝罪する僕を先生は侮蔑の視線で見下ろしていたが、やがて独り言を呟きながら、考え事を始めた。
「やっぱりこの場でしてもらうしかないかも」
 決断した先生がヌケ子さんを呼ぶ。気の抜けた声を出してヌケ子さんが受講生の間から現れると、先生は尿瓶はないかと訊ねた。言下にないと答えたヌケ子さんは、代わりの物を探して教室を見回した挙句、水差しを持ってきた。これには先生も驚いたようだった。
「それじゃ、よくないわ」
「大丈夫ですよ、水差しの一つや二つ。それにこれ、公民館の物じゃなくて、うちの会社の物なんです。うちの頭のいいボスが持ってきてくれたんです。だから、安心して使ってください」
 水差しの他には適当な容器がなさそうだった。ヌケ子さんと僕で飲み干したため、すっかり空になった水差しを受け取った先生は、ヌケ子さんに軽く頭を下げた。このやり取りを尿意の苦しみと共におののきながら見ていた僕は、次に当然僕に向けて放たれるだろう一言を覚悟して、体が硬直した。
「じゃ、これにおしっこしなさい」
 ガラス製の透明な水差しを僕に向けながら、先生が冷淡に言い放つ。女の受講生に上体を起こされた僕は、羽交い締めにされ、胸を前に突き出すような姿勢を取らされた。
「いやです。こんなところでするのは、許してください」
「わがまま言っては駄目よ。先生の指示に従うのがモデルの仕事でしょ」
 あやすようにヌケ子さんが僕を諭すと、水差しの円筒の口をおちんちんに近づける。太った男の人がおちんちんをつまみ、皮を少し引っ張り、亀頭を露出させた。
「こうした方がおしっこ、出やすいよ」
 すっぽりおちんちんが入ると、周りを囲んでいる受講生の輪が更に縮まった。しゃがみ込んだ股間を広げさせられ、膨らんだ下腹部を先生が優しく撫でる。と、いきなり強く押した。両手で下腹部を左右同時に強く、何度も押し続ける。
 呻き声を発した僕は、羽交い締めされて身動きできない体を呪うように悶えていたが、ついに生理的限界を超えた。透明なガラス製の水差しに、薄黄色のおしっこがきらきら光りながら迸る。


13 コメント

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お待ちしておりました (Unknown)
2009-03-31 21:35:36
今後も楽しみにしてます
初めまして! (ぷー)
2009-04-09 17:22:58
サイト拝見させて頂きました!
すごい経験をお持ちですね。年下にいじわるされちゃうシーンが一番、興奮しました。
続き楽しみにしています
サイコーです。 (Unknown)
2009-04-09 17:55:20
続きが楽しみ過ぎて毎日アクセスしてます。頑張ってください
恐れ入ります (naosu)
2009-04-09 22:22:19
みなさま

コメントありがとうございます。
なかなか書くことができなくなって、時間がないわけではないのですが、少し進まなくなって、更新が滞ってますが、必ず続きはありますので、どうぞ気長にお待ちいただければと思います。がんばります。ご声援に感謝します。

ぷー様

ようこそおいでくださいました。
現実にあったわずかな出来事を妄想的に拡大して綴っています。読んでいただき、ありがとうございました。
ぷー様のサイトも拝見しました。
とても興奮します。
これからもよろしくお願いしますね。
なかなか (Unknown)
2009-05-10 12:49:18
更新されませんね…飛ばし過ぎたのかな☆
Unknown (kazu)
2009-05-11 23:29:39
信じて待つのみ
Unknown (kazu)
2009-05-11 23:29:39
信じて待つのみ
Unknown (Gio)
2009-05-12 11:45:15
急かさずに気長に待ちましょう。
Unknown (Unknown)
2009-05-31 00:59:41
私はこのサイトを支持します
 (Joe)
2009-06-02 23:53:16
続き、楽しみに待っています。

応援しています!

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