うろ覚えライフ。

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サイボーグ技術が人類を変える。

2005年11月06日 | Weblog

 頑固一徹硬骨漢爺ぃが、現代現在の政治や世情に物申すというコンセプトで始まった、ワシのブログ「じじごろう日記」じゃったのじゃが、本編第一回から早くもそういう題材でなくなってしまった。というのは、5日の夜のNHKのTV番組で、最強大読書家ジャーナリスト立花隆さんがリポートする特番「サイボーグ技術が人類を変える」を見て、ワシも衝撃を受けたからじゃ。今回はそれを書くのじゃ。

 全くもってこれは昔々の名作SF漫画「サイボーグ009」の世界じゃ。その他、昔からのSF漫画の世界じゃ、それが実現していく過程そのものをひとつひとつリポートして映像で、現在のワシら市民に教えてくれる。驚きじゃが、サイボーグとは、漫画の世界の絵空事ではなくて実際に開発され続けている、そして急速に進歩している明日の人類の世界なのじゃ。もう、びっくり。

 SF漫画「サイボーグ009」の中に出てくる敵役の悪の集団、ブラックゴーストという組織はサイボーグ兵器を作り上げて、これを世界各国に売りつけ、世界の戦場にばらまこうとしている、死の商人組織じゃ。何とこれが、米軍の上層機関で実際に、プロジェクトを作って研究開発が進められておる。近い将来には漫画の中で暴れたサイボーグ戦士が本当に登場するのだ、世界の現実の戦場に。兵器としてのサイボーグという超人が実現する。現に今もうすでに日本でも、言わばパワーアップスーツというものが作られていて実用できる。これを着れば普段の何倍もの力が出せるのだ。これは兵器としてではなくて、障害者用に弱い筋力を補う用途のもので、言わば社会福祉的な平和利用じゃが、開発が進めば、無論兵器利用は大いに予想される。

 しかしリポートの多くは、事故や難病で身体が不自由になった障害者達の、能力復元や補強のために、このサイボーグ技術が人体の各パーツにあてて使われている様を扱っておる。つまり、端的に言えばロボット手、ロボット足、ロボット目、ロボット耳等等じゃ。どれにも共通する事は、神経とコンピューターをつなぐという事なんじゃ。要するに、人間の脳と機械のコンピュータとの接続じゃ。そこから機械の擬人体パーツを動かす。ついに人類は脳神経とコンピュータの一端をつなぐところまで来たんじゃ。すごいじゃろ。これが現実とは、ワシも目ん玉ひっくり返りの驚きじゃ。この科学技術が平和利用の医学面で用いられ、さらなる発展を続けていけば人類の未来は明るい。

 漫画「サイボーグ009」では、009こと島村ジョーは脳味噌以外は全て機械じゃが、究極はそれに向かって研究は進められておるんじゃろ。今は各部位の復元強化を開発の段階じゃろが。これが障害者の補強用だけの用途で済んでいれば問題は何も無いじゃろが、やがて現実に超人が現れる…。そう考えると恐ろしくて、ぶるっと震えが来る。

 科学は先ず、何処から発達していくか?歴史的にも解りきっておる。一番はっきりした証拠がロケットの開発じゃ。夢の宇宙旅行につなぐロケット技術の発達は、つまり恐るべき遠隔地攻撃兵器ミサイルの発展そのものじゃからな。やがて普通の人間の兵士が戦争に勝つために、サイボーグ化されて大量殺戮能力を身につけて、人間同士が殺しあう…。漫画の世界だけで済んでいた超人が、実際に現れたらそれは恐ろしいスーパー殺人マシーンマンだった…。実際に超人が出現すればそれは多分全部、恐ろしい大量破壊兵器ばかりになるじゃろう。

 さて、やはりここで、このワシのブログの本来のコンセプトになる事が出来た。ワシは怒る!アメリカもじゃが、世界の国々の権力者よ、科学者達よ、体の不自由な障害者達の為などの平和利用ならともかく、神様がくれた人間の何不自由無い五体をむやみに改造なぞするな!ワシは言ってやるのじゃ、軍事利用に健常の人間の身体を改造して機械人間にするなぞ、とんでもない話じゃ、神様への冒涜以外の何物でもないぞ!!
 ちょっと何か、漫画「ゴーマニズム宣言」の毎回常套ラストに似ている感じもしないでもないが、ワシはワシじゃ、じじごろうなのじゃ。ワシが怒ったのじゃ。今回はこれまでじゃ。皆さん風邪なぞひかぬように暖かくしておやすみなさい、なのじゃ。ではまた、ごきげんよう。
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