Nancy英会話

楽しい英会話教室です。

木守り

2012-10-29 20:57:43 | 英会話

晩秋、柿などのこずえに実がポツンと一つだけ残っているのが木守り(きもり)です。木守りは最後まで一つ残って木を守るから、そう呼ばれるそうです。あるいは、「木名乗り」で、実を全部落としてしまうと銘柄が分からなくなるので、一つ残しているとも言われています。日が照り、雨が降り、大自然の恩恵を受けて枝もたわわに実ったのを、すっかりもぎ取ってしまうのは、人間様の横暴と、亡き父が言っていたのを思い出します。こずえに一つ残しておくと、鳥達が来てついばみ、やがて実は遠く運ばれて芽をふきます。木の実と鳥と、人間とが互いに信頼を循環させて、大自然と仲良く共存しているのです。小さくて種ばかり大きなシブガキがガラガラガキです。そのシブガキも皮をむいて日に干せば、すぐ甘くなるので、「カキ根性」と言えば、すぐ気が変わりやすい性格の事。反対に変わりにくいのが「梅根性」。同じ日に干しても、梅干になって、いつまでも酸っぱいのです。

柿はアメリカ、カルフォニア州やフロリダ州、イタリアなど地中海沿岸諸国にも有ります。がこれらは日本から運ばれた栽培種です。フランスでは日本語そのままの「カキ」と呼びます。

果物の中で、私の大好物は柿です。福岡県と大分県の県境に柿の生産地で有名な杷木(はき)市があります。毎年、今のシーズンに友人が杷木の柿(富有柿フユガキ)を送ってくれます。甘くて、栄養たっぷりです。チャンスが有りましたら、果物屋さんで、富有柿、ご賞味してみて下さい。 柿は英語で(japanese) persimmonです。渋柿はan astringent persimmon、干し柿はa dried persimmonと言います。ついでに柿色はyellowish red、柿渋はthe bitter juice of the persimmon, persimmon tanninです。

添付写真は、大分県、湯布院亀の井別荘のもみじです。真っ赤に染まって見事です。


前置詞 in と on

2012-10-14 22:09:46 | 英会話

福岡市にある能古島(のこのしま)のアイランドパークはコスモス真っ盛りです。来週末が見ごろでしょう。コスモスはメキシコが原産。日本に来たのは明治の初め頃です。さわやかな風情が広く愛され、アキザクラと最高の和名を貰っています。

さて、今回は前置詞のinとonについて投稿します。昨日生徒達からもっと分かりやすく、説明をしてくださいとリクエストがありました。

 

Did you like studying early in the morning? あなたは早朝に勉強するのが好きですか?

inは「~に」と訳し、「週 ・ 月 ・ 季節 ・ 年」などの長い期間に使います。また「時の経過」を表すこともあります。

in the morning 「午前中に」、in the afternoon 「午後に」、 in the evening「夕方に」、これらは慣用句です。

With the number of lawyers doubling in the last decade, legal advice has become more accessible and less expensive. (ここ十年間で弁護士の数が2倍になったので、法律の助言を得やすくなり、料金も安くなりました。)

in the last decadeは「ここ10年間」と訳します。このinは「時の経過」を表します。

The next meeting is on November 14th.  (次の会議は10月14日にあります)

I'm always sleepy on Monday mornings. (私は毎週月曜日の朝はいつも眠いです)

onは「~に」と訳し、「曜日・日付」などと使います。一般にat → on → in の順で、後に来る語の時間的範囲が広くなります。 

When you come to the party on Friday, bring your girl friend with you.

(金曜日のパーティに来るなら、貴方のガールフレンドを連れておいでよ)

I want a detailed report on my desk first thing in the morning.

(朝一番に私の机に詳しいレポートを提出してもらいたい)

 

*this, last, next, everyなどの単語が付くときは、前置詞を付けません first thing in the morningで「朝一番に」

と言う意味になります。