秋の気配も漂い始めた今日この頃ですが、日中はまだまだ暑いです。さて、今回はまだまだ暑い夜に聴くボサノバ(Bossanova)に付いて投稿します。
ボサノバの誕生は1950年代のブラジルはリオです。「3人寄れば文殊の知恵」と言いますが、3人の偉大なる才能が出会って、新しい音楽が生まれました。ブラジル外交官にして詩人のヴィニシウス・ジ・モライスが舞台版「黒いオルフェManha De Carnaval」を製作、そこで音楽を担当した若く無名のアントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos・Jobim)と運命の出会いを果たします。モライスが詞を書き、ジョビン(Jobim)が曲を付ける共同作業が始まりました。1962年、米国のジャズ・サックス奏者のスタン・ゲッツ(Stan・Gets)がボサノバを大胆に導入したアルバム「ゲッツ・ジルベルト」を録音しました。爆発的なヒットでグラミー賞を受賞、白眉は、作詞モライス、作曲ジョビン、歌ジルベルトの「イパネマの娘 Garota De Ipanema」です。今や誰もが知っている旋律です。この曲が、ボサノバの魅力、いや魔力を世界中に知らしめました。ジョビンもその例にもれず、「ジェット機のサンバSamba Do Aviao」「デサフィナード 」「おいしい水」「波」など幾多の名曲を書いています。それに演奏者としても一流です。自作自演のアルバム「イパネマの娘」です。味のあるピアノとギターは聴く人達を虜にします。ジョビンは1994年、67歳で逝ったのですが、祖国のブラジルで最後の公演が録音されているのが「ジョビン・アンド・フレンズ」です。ハービーハンコックやロン・カーターら米国のJAZZ音楽家がサンパウロに集結しジョビンに捧げるコンサートを開催しました。ボサノバとJAZZが融合する美しい瞬間が刻まれたのです。「波」ではシンセサイダーを弾いていたハンコックが興奮して、ジョビンのピアノを横取りしてJAZZ的即興になだれ込む模様も収められています。フィナーレの「イパネマの娘」は総勢11人による演奏、ボサノバへの愛に満ちています。今年はジョビン生誕80年、二十世紀を代表する偉大な作曲家のボサノバを味わって頂きたいと思います
私がお勧めするBossanovaは以下の通りです。
Garota De Ipanema(イパネマの娘)
Wave(波)
Lamento(ラメント)
{/kaeru_en4/Manha De Carnaval(黒いオルフェ)
Tristeza(トリステーザ)
Sanba Triste(悲しみのサンバ)
お気に入りCDはAntonio Carlos JobimのWAVE(波)と Nara Leao
(ナラレオン)です。Nara(女性)の歌唱力は抜群です。
Bass: Ron Carter Piano: Antonio Carlos Jobim
1. Wave
2. The Red Blouse
3. Look To The Sky
4. Batidinha
5. Triste
6. Mojave
7. Dialogo
8. Lamento
9. Antigua
10. Captain Bacardi
ボサノバの誕生は1950年代のブラジルはリオです。「3人寄れば文殊の知恵」と言いますが、3人の偉大なる才能が出会って、新しい音楽が生まれました。ブラジル外交官にして詩人のヴィニシウス・ジ・モライスが舞台版「黒いオルフェManha De Carnaval」を製作、そこで音楽を担当した若く無名のアントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos・Jobim)と運命の出会いを果たします。モライスが詞を書き、ジョビン(Jobim)が曲を付ける共同作業が始まりました。1962年、米国のジャズ・サックス奏者のスタン・ゲッツ(Stan・Gets)がボサノバを大胆に導入したアルバム「ゲッツ・ジルベルト」を録音しました。爆発的なヒットでグラミー賞を受賞、白眉は、作詞モライス、作曲ジョビン、歌ジルベルトの「イパネマの娘 Garota De Ipanema」です。今や誰もが知っている旋律です。この曲が、ボサノバの魅力、いや魔力を世界中に知らしめました。ジョビンもその例にもれず、「ジェット機のサンバSamba Do Aviao」「デサフィナード 」「おいしい水」「波」など幾多の名曲を書いています。それに演奏者としても一流です。自作自演のアルバム「イパネマの娘」です。味のあるピアノとギターは聴く人達を虜にします。ジョビンは1994年、67歳で逝ったのですが、祖国のブラジルで最後の公演が録音されているのが「ジョビン・アンド・フレンズ」です。ハービーハンコックやロン・カーターら米国のJAZZ音楽家がサンパウロに集結しジョビンに捧げるコンサートを開催しました。ボサノバとJAZZが融合する美しい瞬間が刻まれたのです。「波」ではシンセサイダーを弾いていたハンコックが興奮して、ジョビンのピアノを横取りしてJAZZ的即興になだれ込む模様も収められています。フィナーレの「イパネマの娘」は総勢11人による演奏、ボサノバへの愛に満ちています。今年はジョビン生誕80年、二十世紀を代表する偉大な作曲家のボサノバを味わって頂きたいと思います
私がお勧めするBossanovaは以下の通りです。
Garota De Ipanema(イパネマの娘)
Wave(波)
Lamento(ラメント)
{/kaeru_en4/Manha De Carnaval(黒いオルフェ)
Tristeza(トリステーザ)
Sanba Triste(悲しみのサンバ)
お気に入りCDはAntonio Carlos JobimのWAVE(波)と Nara Leao
(ナラレオン)です。Nara(女性)の歌唱力は抜群です。
Bass: Ron Carter Piano: Antonio Carlos Jobim
1. Wave
2. The Red Blouse
3. Look To The Sky
4. Batidinha
5. Triste
6. Mojave
7. Dialogo
8. Lamento
9. Antigua
10. Captain Bacardi