伊豆(南豆のやま)

主に伊豆の山や静岡県内の山々を紹介。「静岡の百山」完登、「賀茂の百山」選定、「海抜0m~天城山~海抜0m」百登完登

猿山から三蓋山へ

2011年04月04日 12時42分46秒 | 南豆の山と岬

登った山:猿山(1000.0m )小憎山(972m)三蓋山(1013.0m)長沢頭(1022m)手引頭(1014m

         大峰山(632.7m)猫越峠(三)996.0m

平成23年4月3日(日)曇り/時々小雨 単独 所要時間:9時間7分 距離:GPSにて計測=25.5km

高度の上昇1659m/高度の下降1656m

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荻ノ入奥ゲートより8:47---498m高点9:10---峠分岐9:47---猿山10:28---小憎山11:18---三蓋山11:51---

長沢の頭12:27---手引頭12:52---伊豆山稜線歩道横断---猫越峠(三)三角点13:19---三蓋山14:43---

滑沢峠15:06---旧天城峠(二本杉)15:29---林道16:21---大峰山16:45---前の川橋17:21---ゲートまでダッシュ17:54

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本日のログ

伊豆山稜線歩道で引き返そうと思いましたが猫越峠(三)の三角点で昼食をしようと・・・れっつらゴー

予定では旧天城峠(二本杉)から二本杉林道へ下りるつもりでしたが、大峰山の尾根を辿ってみたくなり歩を速めました。

 林道から650m高点の先まで枝道ができているではありませんか。びっくり!大峰山の三角点を過ぎ七滝入口へ下りたのは

良かったのですが出発点へ戻るのかと思うと夕闇迫りはじめていましたのでダッシュ!でも力がでません。

 

荻ノ入り奥のゲートを越えるとすぐこの大岩が目に付きます。

黄金橋を渡り道なりに進むと諸坪峠へ出ますが、猿山へ行くには右側に折れ二本杉林道を498m高点まで進みます。

右側の沢沿いには、緑まぶしいほど美しい山葵沢が見えてきます。

その先左側を注視すると、ご覧の大岩を包み込むように天に伸びたヤマグルマ?ケヤキでしょうか?巨大盆栽が出現します。

そして石積みされた階段の先に山上様が鎮座しています。

498m地点から西側杉林へ辿り小さな尾根を回り込み少し登っていくと放置された山葵沢が出現します。ここを横断し丸太

橋を渡ると明瞭な山道が九十九折に山裾へ上がって行きます。

770mの峠は山道が複雑に交差していますが峠の中央北西側の尾根を緩やかに登っていきます。左側の山道を辿ると猿山の大杉

を見ることができます。右側は最後まで行ったことはありませんが猿山にはつながっていません。

枝ぶりのみごとなこの木は、猿山直下の大木「横たわったヤマグルマ」です。

かなり昔の境界標柱です。「御料地字境」 「白川入」 「荻乗入」 この周辺が猿山の頂点でもあります。

アセビに取り囲まれた猿山の三等三角点です。

三蓋山方向へ続く尾根筋です。

石楠花の花芽状況は並の下といったところでしょうか。予想に反し少ないです。

花芽がついてい石楠花もあることはありますが・・・

小憎山です。

この時期、藪椿の赤花と緑葉のコントラストが美しいです。

ここから見る三蓋山が好きです。

らいおんさんが好きだという三蓋山のブナ門

エドヴァルド・ムンクの「叫び」を思いおこす風景です。

土壌も柔らかく土が流失しているわけでもありませんが・・・「叫びブナ群」

つげ峠を越え長沢頭を過ぎた地点では、丹野平から猿山へ続く稜線を一望することができます。

「山と渓谷」にも掲載されたことのある手引頭手前に立つ仁王立ちブナの後ろ姿…悲しげです。

今回里山付近で多くの鹿(30頭以上)をみました。稜線上には食べるものが無くなっているのでしょう。猪とは3頭出くわしました。

手引頭のタコブナを良く見ると2本のブナが合体したような?でも反対側から見ると1本です。

沢山のブナの実が落ちていますが芽を出したブナを見ることはありません。

昨年持ち帰ったブナの実は発芽し5cmほどに成長しています。

このブナは枝の横引きでは天下一品でしょう。10m以上はあると思います。素晴らしい!

そしてふと思い立ち猫越峠(三)の三角点へ、腹ごしらえをし再び三蓋山を目指します。

帰りは伊豆山稜線歩道を歩きます。

つげ峠→三蓋山→滑沢峠→旧天城峠の二本杉です。

お地蔵さんの安置されている峠から大峰山へ続く尾根を辿って行きます。

800m地点の尾根ピークから河津の街並みを一望できるビューポイントがありました。

林道に出ました。

林道を横断すると大峰山に続く枝林道が出来ているではありませんか。びっくりしましたがここが終点でした。

大峰山の三角点には林班界の番号が刻まれていますが後から彫ったものなのでしょうか。珍しい三角点です。

明瞭な尾根だと思っていましたが意外と支尾根が現われてきました。この地点からは舗装されたコンクリート道を下り健康

ウォークコースと自然とふれあいコースの起点へ無事到着!でも出発点であるゲートまでダッシュしなければなりません。

なぜならば暗い森の夜道を歩かなければなりませんから!ダッシュ、ダッシュ               完

 

 

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2 コメント

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私もいつか (izu-sanryousen)
2011-06-03 01:04:53
初見です。
猿山などは大いに興味があるので、ワクワクしながら読ませていただきました。
10m以上も巨大な枝を水平に伸ばしたブナは、私も見たことがありますが不思議ですよね。
私は、天城の麓で生まれ育ち、最近は天城の山を何度も歩いているのですが、いつも主要登山道だけです。いつか貴殿みたいに、人があまり登らない天城山系の山や稜線を歩いてみたいと思っていたので、とても参考になりました。
ところで、山ダニはいませんでしたか?
私は雪の舞う春先に登り尾の山頂近くで山ダニが付いたことがあります。
私は山も探検も好きなのですが、山ダニはどうしてもダメです。
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山ダニ (M)
2011-06-03 12:28:22
izu-sanryousenさん、はじめまして

伊豆山稜線歩道は三蓋山付近から仁科峠は私の好きな場所です。
三蓋山から猿山の稜線は支尾根も多く、道迷いすることがあるので注意しなければなりませんが、マーキングテープも要所々についています。でも安心登山をするにはコンパスを持ち読図することが大切です。読図できるようになると面白さが倍増してきますよ。

伊豆で山ダニに食われたことはありません。
伊豆の藪漕ぎは5月頃から11月過ぎぐらいの間は行っていないからかもしれませんが?
でも、izu-sanryousenは雪の舞う春先なんですよね。

山ダニは南アルプスの藪漕ぎではよく食いつかれることがあります。予防策として地肌を出さないようにしていますが、ハイマツ漕ぎなんかで首から入ることが多いです。首に手ぬぐいなどを巻いているのですが昨年は2度ほどやられてしまいました。
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