よっし~さんの劇場レポート①に続きます。
レポート①では、原核細胞と真核細胞の構成の違い、進化の背景について扱いました。
今回は、原核細胞と真核細胞の分裂の違いにスポットを当てます。
それでは早速本文に入っていきますね
【原核細胞と真核細胞のもう一つの大きな違いには分裂の精密さがあった】
レポート①の本文より、約16億年の進化の過程で
「原核生物誕生 『逆境』⇒『可能性収束』⇒『機能分化と統合』 真核単細胞生物誕生」
という流れがありましたね。
分裂の仕組みについても『逆境』⇒『可能性収束』⇒『機能分化と統合』の流れの中で獲得した(もしくは遭遇した!?)分裂装置(細胞小器官)が真核細胞の分裂の精密さを生み出していたのです。
うふょ~
これには、驚き
① 原核細胞の分裂ってどんなん?
まず原核細胞でできている生物で一例をあげると、バクテリアですね。
原核細胞には、他の細胞小器官は存在しません。
分裂の際にDNAが複製(コピー)され、DNAが極力真ん中に集められます
・・・その後、DNAちゃんがどうなっちゃうの?かと言うと、
外側から真ん中めがけてざくっと切断したような分裂の仕方をするのです。
例えば... あえて言うと、あんこの入った餅。
あんこがDNAだとすると、
両手で餅をちぎりますよね。
そのとき必ずあんこは均等には分かれたことがないように、
原核細胞分裂におけるDNAの分配も若干不正確さはあるのです。
ただ、修復機能をもっているので、分裂には問題は生じない。
② 真核細胞の分裂ってどんなん?
まず、真核細胞でできている生物で一例を挙げると、ゾウリムシ、ミドリムシ、アメーバなど
原核細胞にはなかった分裂装置(中心体、紡錘糸、動原体、収縮リングの細胞小器官)を進化の過程で獲得することで精密な細胞分裂を可能にしたのです。(=有糸分裂の獲得)
分裂の際にDNAが複製(コピー)されます(原核細胞と同様)
中心体とそこから伸びる紡錘糸がDNAに結びつき、両端に引っ張ることで複製されたDNAを確実に分配することができたのです
うふょ~
分裂装置に出会ってよかったね
でっ!?何がよかったの?といいますと、
結局、真核細胞は、原核細胞の分裂よりも精密さを高めることで、より安定性のある分裂を可能したのでした。
おしまい
今日もポチット×2、よろしくお願いします。
次は、劇場レポート③ たしょうさんより展開されます。
乞うご期待くださ~い。
by こうさん
またね
レポート①では、原核細胞と真核細胞の構成の違い、進化の背景について扱いました。
今回は、原核細胞と真核細胞の分裂の違いにスポットを当てます。
それでは早速本文に入っていきますね
【原核細胞と真核細胞のもう一つの大きな違いには分裂の精密さがあった】
レポート①の本文より、約16億年の進化の過程で
「原核生物誕生 『逆境』⇒『可能性収束』⇒『機能分化と統合』 真核単細胞生物誕生」
という流れがありましたね。
分裂の仕組みについても『逆境』⇒『可能性収束』⇒『機能分化と統合』の流れの中で獲得した(もしくは遭遇した!?)分裂装置(細胞小器官)が真核細胞の分裂の精密さを生み出していたのです。
うふょ~
これには、驚き
① 原核細胞の分裂ってどんなん?
まず原核細胞でできている生物で一例をあげると、バクテリアですね。
原核細胞には、他の細胞小器官は存在しません。
分裂の際にDNAが複製(コピー)され、DNAが極力真ん中に集められます
・・・その後、DNAちゃんがどうなっちゃうの?かと言うと、
外側から真ん中めがけてざくっと切断したような分裂の仕方をするのです。
例えば... あえて言うと、あんこの入った餅。
あんこがDNAだとすると、
両手で餅をちぎりますよね。
そのとき必ずあんこは均等には分かれたことがないように、
原核細胞分裂におけるDNAの分配も若干不正確さはあるのです。
ただ、修復機能をもっているので、分裂には問題は生じない。
② 真核細胞の分裂ってどんなん?
まず、真核細胞でできている生物で一例を挙げると、ゾウリムシ、ミドリムシ、アメーバなど
原核細胞にはなかった分裂装置(中心体、紡錘糸、動原体、収縮リングの細胞小器官)を進化の過程で獲得することで精密な細胞分裂を可能にしたのです。(=有糸分裂の獲得)
分裂の際にDNAが複製(コピー)されます(原核細胞と同様)
中心体とそこから伸びる紡錘糸がDNAに結びつき、両端に引っ張ることで複製されたDNAを確実に分配することができたのです
うふょ~
分裂装置に出会ってよかったね
でっ!?何がよかったの?といいますと、
結局、真核細胞は、原核細胞の分裂よりも精密さを高めることで、より安定性のある分裂を可能したのでした。
おしまい
今日もポチット×2、よろしくお願いします。
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乞うご期待くださ~い。
by こうさん
またね
糸で引っ張り合う感じ・・この機能を獲得するまでにどれだけ失敗を重ねてきたのか、想像できません。
細胞内に小器官をもつなど複雑な構造になった真核細胞が、適応していくために獲得したのが有糸分裂だったのでしょうね。
この分裂機構を獲得するまでには無数の失敗(=滅亡)があったのだろうなぁ。。。
ミトコンドリアや葉緑体等の細胞内小器官(オルガネラ)も、同じように原核細胞の共生によって形成されました。
細胞同士が共生することで、新たな機能へと繋がり、生物が進化していく。
生物って本当に不思議で、奥深い。
Biological Journalにも、原核細胞と真核細胞の分裂のお話をアップしました。
私の気付きも、ニシヒデさんと同じで、「真核単細胞」の染色体2分割の精密さは、細胞内の各機関の統合機能を保持するためにあるというところです。
あと、あんこ入りのお餅の話も分かり易かったですよね