どんでん返しの卑弥呼の墓・邪馬台国ーー10・1倭女王卑弥呼発見なるを変更しました。

卑弥呼の墓の新発見、王都の位置、本名および魏志倭人伝の解明について書きつけます。

こきりこ考

2010年07月04日 05時01分47秒 | 倭奴國


上:私家版楽器辞典 小切子/筑子 こきりこ 、7寸5分
下:楽器ささら こきりこ節 五箇山 ~小さな世界遺産~

日本最古の民謡・・・出典:こきりこ節 五箇山 ~小さな世界遺産~
こきりこ節は、日本で一番古い民謡です。こきりこは田楽から派生し、田踊りとして発展しました。田楽や田踊りは、五穀豊穣を祈り、百姓の労をねぎらうため、田楽法師と呼ばれる職業芸能人たちが田植えや稲刈りの間に行った踊りでした。こきりこが世に知られるきっかけとなったのは、昭和5年に詩人の西条八十氏が五箇山を訪れたことでした。このとき、すでに五箇山でこきりこ節をうたう人はなく、伝承され続けてきた古謡がこのまま滅び去ってしまうのかと危惧されました。しかし、こきりこ節最後の伝承者山崎しいさんを探し出すことができ、伝承の糸を切らすことなく今日まで受け継がれてきました。

こきりこ考

1 歌詞
こーきりこの 竹は、7寸5分じゃ- 長いは、袖のカナカイじゃ
窓のさんさは、ででれこでん、晴れのさんさも、ででれこでん
こきりこは(筑子、小切子)と書く。

2 解釈
筑子・・・・・筑は、筑紫(つくし):竹斯(ちくし):竺志。筑の子。
小切子・・・・初小(蘇於)の小、亦、蘇:小。
(切子は、四角の角を切り取った細工もの、椀、鉢など)

竹・・・・・・竹製および人形の背丈の丈。文武の武。
長い・・・・・長寝(ながい)は、神武紀の熊野での眠り。また、長し(名詞)の口語。
(ヅ―ヅ―弁で、ながえも考えられる。ながえ・長兄)

そで・・・・・袖、領袖。「そでい」のつづめ、祖禰(そでい):先祖。

かなかい・・・カナ:銕(てつ)・金。カイ:魁(さきがけ)。穢:和夷(かい):濊(わい)

窓・・・・・・丸窓の窓:円(まど)。まどかなる月の形容。

サンサ・・・・三佐:佐奴佐。奴は、「ん」の音。佐は助ける。
1)須佐之男:土饅頭:まる(丸、円)
2)宇佐嶋:三女神、大巳貴が長女と婚姻。
3)佐野尊:神武天皇の幼名
(ただし、3は、神武以下の5帝とみる。五箇山だから。山は不動の例え)

ででれこ・・・大(で)大、鈴子(れこ)。鈴夷(れい)子の意味。
デン・・・・・天(呉音でん)。
鈴子・・・・・鈴夷子さん。誉田別尊:15代応神天皇(気比大神と同じ)

晴れの佐奴狭・・・神武も、以降の天皇も大大鈴子天。佐:狭

向こうの山に啼く鵯
鵯:卑に鳥:ひよ鳥は、稗田阿礼、猿女の君、女軍。(女軍は、天照大神が居ない時の代理をする)

以上、スサノオをはじめ、天皇の賛歌と見ています。

補 足

1 棒ささらは、ギザギザに刻みをいれた棒を竹棒でこする楽器。
2 楽器の簓「ささら」は、薄板を49枚つなげて、蛇のような蛇腹状にし
て、板同士が、当たると、座敷わらじのように、へびが畳を這う音に聞こえます。また、ささらは、タタラでしょう。
もまた49は、7×7.七夕の節句。日本では彦星という。牽牛星。

3 日本で最も早期に見える棚機(たなばた)姫
天照大神が織女に織を教えていたら、スサノオが、天の斑馬を逆さに剥いで投げ入れて、織女が杼(ひ)でけがをした。(日本書紀神代紀)
伊予國松崎町の伊豫神社ではないか。祭神は、愛媛命と抽象化されているが、これではないか。
理由は、魏志の投馬國(大洲市が代表地点)と合致する。投げ馬で。

笹にかくれた佐々の例示
佐々波(山口県旧旭町)、楽浪(さざなみ)の栗栖(滋賀県)。ささは、紗々、細かい意味です。
羅は、細かい薄い絹・・・・肥前唐津市鏡山(ひれふりの峯)にも通じる。
以上で、ささらは、細い絹の織物です。具体的には豊國の金富神社でしょう。
もまた、ささらは、蹈鞴(タタラ)で産鉄の「ふいご」でしょう。
また、実際に、楽々福:7代孝霊天皇です。

五という漢字
五箇山は、五十:伊都:磯、五所ヶ原など、
五は、古文のXのような漢字です。二と乂の組み合わせ字です。
二は天地。乂は交差で、治めのこと。五は、易経で、天位、帝位をさす。

また、五は、午に通じます。五は、壁画古墳にも、よく出てきます。

やはり、午(うま)が出てきました。
以上が基本で、あとの歌詞は、付け加えての綴りと考えられます。

ネットで、こきりこ節、を検索のこと。
また、現代人が新鮮に聞けるアレンジは、マイク真木のコキリコでしょう。

こきりこ節の歌詞
一、筑子の竹は七寸五分じゃ 長いは袖のカナカイじゃ
(Repeat、窓のさんさは、ででれこでん、晴れのさんさも、ででれこでん)
一、踊りたか踊れ泣く子をいくせ ササラは窓の許にある
一、向の山を担ことすれば 荷縄が切れてかづかれん
一、向の山に啼く鵯は 啼いては下がり啼いては上がり
  朝草刈の目をばさます 朝草刈の目をさます
一、月見て歌ふ放下のコキリコ 竹の夜声の澄みわたる
一、万のササイ放下すれば月は照るなり霊祭
一、波の屋島を遁れ来て 薪樵るてふ深山辺に
  烏帽子、狩衣脱ぎ棄てて 今は越路の杣刀
一、娘十七八大唐の藁じゃ 打たねど腰がしなやかな

一、想いと恋と笹舟に乗せりゃ 想いは沈む恋は浮く
一、イロハの文字に心が解けて 此身をせこに任せつれ
一、かぞいろ知らで一人の処女が いつしかなして岩田帯
一、向いの山に光るもんにゃ何じゃ 星か蛍か黄金の虫か
  今来る嫁の松明ならば さしあげてもやしゃれやさ男
一、漆千杯朱千杯黄金の鶏一番
  朝日かがやき夕日さす三つ葉うつ木の樹の下に
一、色は匂へど散りぬるを 我世誰ぞ常ならむ
  憂ゐの奥山今日越えて 浅き夢みし酔ひもせず


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