曲がり角で みつけたもの

思秋期になり曲がり角に差し掛かってきました。その中で感じた事、見つけたものを記事にしていきます。

5年来の変形性股関節炎のはずが…

2011年10月16日 | 身体・病気関係

5年前、あちこちに変形性の関節炎が出て、それに加えて、喘息の発作と、いろんな持病を持つことになった。

特に腰なのか、股関節なのか、右の股関節回りが痛くて整形外科に掛かった時には

「変形性股関節炎」で、股関節内にカルシウムが沈着しているための発作と診断され、とても痛い注射をし、リハビリに通うことになった。

リハビリはとりあえず、痛い時は他の筋肉に負担が掛かるので、それをほぐすためのマッサージ。痛みが取れたら、運動療法をくわえて行くというものだった。

その時はただ、右足を少し前に出したり、ひねったりすると痛みが股関節に走ると言う感じだったのが、ある時、土曜日の夜に、低いテーブルの上にあった電話帳を右手で持った瞬間に、魔女の一撃!いわゆるぎっくり腰になって日曜日に当番医に掛かったところ、レントゲンでは股関節は悪くなく、腰椎がずれているので、牽引をやってくれるところに通った方がいいと言う診断で、痛み止めや消炎剤が処方された。

それを持って、それまで掛かっていた整形外科に行くと、いや、これは股関節炎の痛みだから、こちらで出す薬に替えるように言われ、右足が亜脱臼していると言うことで、引っ張ってくれた。牽引はしない方がいいと言うことで、また、それまでのリハビリを続けると言うことになった。

ところが、その整形外科の先生自身が病気でしばらく代診の先生となり、3人の先生がかわるがわる診察をするということになり、歩いて通うには(その時は歩くのが大変だったこともあり)少し遠かったので、近くの内科と外科をやっている、もともと内科の掛かり付け医のところに(整形外科ではないので、先の先生を紹介されたのだけれど)相談したところ、レントゲンをとって、ヘルニアがありそうだからとMRIを撮る事となり、ヘルニアが第4、第5腰椎右側に出来ている事がわかった。

総合病院にも紹介されたが、手術するほどではないので、掛かり付け医で牽引をしばらくやったらどうかと言うことで、半年、行けるときは毎日牽引に通って、痛みはなくなってきた。

股関節も右側の開きが悪かったし、姿勢もどうも左側に傾く癖があったので、股関節を柔らかくする体操をしたり、普段の姿勢も気をつけ、歩き方も修正して、最近ではほどんど痛みはなかったのだけれど、時々、右に足を出した時に(自転車を止めて、走り出す時に右足がはまらない感じになり、カクンと入る感じがある)痛みがあり、掛かり付け医に相談すると、それはやっぱり股関節炎だよと言われ、自分でもすっかり股関節がすり減ってきているのだと思い込んでいたんです。

掛かり付け医では痛み止めか消炎剤を飲むか、痛み止めの塗り薬を塗るぐらいしかないと言われ、指手の関節炎も、動かなくなってしまった右手中指ももう治らないし、これからどんどん指手の変形はひどくなっていくだろうと言われていた。

股関節の方は一段落していたのだけれど、6月末に右手首の痛みがひどく、遠い場所だけれど、友達がやはり手の痛みで掛かって(2人)とてもいいよと言う先生を知り、思い切って行き、それから3カ月通っている。

動かないと言われた中指も、その先生は必ず動くはずだから、リハビリに通いましょうと言われ、本当にまだ、動き出す時に関節がガクっと音がするけれども、かなり曲がるようになって来たのだ。自分でも指を動かし、ほとんど曲がらなかった指は物をつかむ事が出来なかったけれど、最近はコインもつかめるようになり、包丁も持てるようになり、いろんな事が出来るようになってきた。

いずれは、股関節の方も見てもらおうと思っていたら、2日前の朝、また右足を踏み出す時にかなりの痛みが出た。右足が痛いと歩くのはもちろんだけれど、車の運転が出来なくなってしまうし、もちろん自転車も、乗れなくなってしまう。

いつもはすごく混んで、2,3時間待つので、そのつもりで行ったら、順番だけ取ってまだ来ていない人がかなりいて、1時間半ほどで順番が来て、なぜか待っている間に痛みが治まってきていたのだけれど、先生は丁寧に診察してくれた。とりあえずレントゲンを撮りましょうとレントゲン室へ。

レントゲンも今までは2枚だけだったが、股関節1枚(正面から)腰椎正面と真横の2枚、計3枚撮った。

レントゲンを見ると、股関節には全く異常がなく、関節のすり減りもゆがみもなく、関節苞もちゃんとあって、股関節では痛みが出るはずがないという。むしろ、とてもいい関節で、カルシウムの沈着も見られない。

けれども、「ちょっと気になるものが…。ここに白くそれこそカルシウムの沈着があるけれど、何だろう」と言われ、思いあたったのが、卵巣嚢腫!すっかり忘れていたけれど、これも2年前に子宮がん検診の時に卵巣嚢腫が見つかり、MRIを撮った結果大きさが3センチで、たぶん中に歯や骨のかけらのようなものが出来ていると言われていたのだった。もう子宮が委縮して小さくなってきているので、これも自然になくなってくると思われるので、経過観察中だったのだ!そろそろ行かなくてはと思いながら、間があいてしまっていた。丁度11月から子宮がん・乳がん検診が始まるので、この事を言わなくては!

で、腰椎の方

正面からは異常がないけれど、真横から見るといわゆる すべり症と言われるもので、第5腰椎のところで、前に7ミリほどずれているのが見つかった。そうすると、何かの加減で、神経にさわり、まるで股関節炎のような痛みが出ることがあるとの説明だった。

だから、掛かり付け医の方で牽引を行ったのは良かったのだとの事でした。

(まあ、その後レントゲンを撮らずに股関節炎の痛みとしたのはどうかと思うけれど)

と言う訳で、またまた、手のリハビリに加え、牽引も加わりましたが、なんだか長年の疑問が解けて、すっきりしました。

痛みも、股関節は悪くないって聞いたら、きっと脳が股関節が痛いって勘違いしていたのかもしれないと思うのですが(痛みは脳で感じるんですよ~)なんとなく胸のつかえと共に、和らいじゃいました。

あとは卵巣のう腫だ。

と思って帰宅したら、丁度オットの健康保険での特定検診の受診票がタイミングよく届きました。

早速行って来ないとね~。

関節とか神経痛とかって、年だから仕方ないって言われてしまうことが多いしあきらめてしまう方も多いと思うのですが、進行性の病気ではなくて、変形性であれば予防や治療もありますから、あきらめないでくださいね。

私も遠いし時間も掛かるしですが、待ち時間は読書の時間、もしくは居眠り(いやさ、休憩)の時間として、頑張って通いますね

 



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4 コメント

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Unknown (tomoko)
2011-10-16 08:56:09
今日のブログを読ませていただいて、私も医者に診てもらわねば。と気になっていることへの踏ん切りがついた感じです。
私の場合は腰痛で左足に傷みがくるのでね~
よしこさんのように納得できるまで診てもらって、リハビリが大事なのでしょうね。
年だから…と諦めが先にたっていました。
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tomokoさんへ (よしこ)
2011-10-16 17:16:01
私もずっと仕方のないことと思っていたのですが、友達が同じような状態で仕事が出来なくなってその医院にかかったらとてもよかったと言うので、バスで45分のところでちょっと待ち時間も長いですが、近くの掛かり付け医では塗り薬か湿布薬が出るぐらいなので、思い切って行ってみました。いずれは腰の方もと思っているうちに痛みが出たので診てもらいました。確かにほおっておけば関節が動かなくなってきてしまうので、自分でも手を添えて動かすのが大事だそうです。もちろん、炎症がある時には動かしてはいけなくて、痛み止めは嫌と消炎剤を嫌がる人もいるけれど、きちんと炎症を早めに押さえることも大事だそうです。
診察・診断が医者に寄って見解が違く事もありますから、ちゃんと説明してくれるお医者さんが見つかるといいですね。
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Unknown (オラケタル)
2011-10-16 21:45:47
同じ症状でもいろんな見立てがあるものですね。
自分の病気の症状とはいえ、医者の見立てをよく覚えていたのには感心します。
テレビのコマーシャルでは、膝の痛みを初めすべての痛みははサプリメントですべて直るかのような宣伝をしていますが、あれって誇大広告には引っかからないのですね。
ふしぎなことです。
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オラケタルさんへ (よしこ)
2011-10-18 10:40:23
どっち道股関節炎は治らないのよとの思いこみもあったんですけど、指が動くようになって、ちょっと診てもらおうと思ったんです。診察台での足をあげたり曲げたり股関節を動かしたりの時にはほとんど痛みもなかったので、レントゲンも撮らないかなと思ったら、撮ってくれました。最近は電子化されているので、拡大とか、スクロールとかできるので、わかりやすいですね。
 脳梗塞で長年動かなかった手足が動くようになるというのをテレビでもやったんです。簡単にいうと関節には問題がなく、ただ脳からの指令がとどかないだけなので、曲げ伸ばしなどの動作を繰り返し補助してやってやると、新たな神経が伸びてきてというかできてきて、脳からの指令が送れるようになるというものです。
 栄養的な事は考えないといけないですけれど、サブリメントで関節が出来たり動くようにはなりませんよね。
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