曲がり角で みつけたもの

思秋期になり曲がり角に差し掛かってきました。その中で感じた事、見つけたものを記事にしていきます。

Gオさんの我儘  Bコさんの最後の抵抗?

2012年07月29日 | これって介護?

完全同居して30年。原則私が食事を作っていますが、パートに出てお昼はオット両親(オット父をこれからGオさん オット母をBコさんとよびますm(__)m)が自分たちで食べています。

早朝出かけるときはもちろん、朝食は作って出かけ、遅くなる時は夕飯も(自分は食べなくても)作って出たりしていましたが、最近は無理しないようにというか、自分たちの食べたいものがあるので、私がいない時の方がうれしいって事もあるでしょうしね。

とは、言うものの、やはり、Bコさんは、体の傾斜がひどくなり、腰が斜め前になってしまっています。重いものなんか危なくって持たせられないって思うんですが、なんでも買ってきてすませてしまうのに、なぜか、最近そうめんやうどんを茹でるのにはまってまして、危ないからと何度もBコさんにはもちろん、Gオさんにも、オット=とどちゃんにも言うんですが、やめないし、やめさせないんですよね

昨日は午前中オットとクリーニング屋に行って、帰ってくると、台所で小さなフライパンで何か焼いているんですけど、Gオさん、別の部屋に行って涼んでます。そして、帰ってきた夫の顔を見て「あんたの為に○○(なんて言ったかわからなかった)焼いてるだ」えっへんみたいな事言ってるから、

「今火を使っているんですよね。大丈夫ですか?パチパチいってますよ!」

はいはい、って言いながら、すぐ涼みに来ちゃうんですよ。台所は暑いですからね。

「換気扇回してます??」

急いで台所に入って(私に見せたくないらしい)大丈夫とか言って、フライパンをガードしちゃってますわ。

その時11時。見るときっと腹が立つものだろうと思ったので、2階に上がってきちゃいました。

で、12時に下に降りて言ったら、Bコさんが、洗い桶を高いところにあげちゃって、鍋を流しにいれて盛んにごしごししています。

また、そうめん茹でたんですわ。

食卓の上には何もおかずはのっていなかったので、器やら、取り皿やおかずを冷蔵庫から出して並べたりしている間、ず~~~と大量の水を流しながらごしごししてます。

はあはあ言いながらね。

で、私に茹でたとわかってしまったので、具合が悪いのか、私の分ははなから、計算に入っていないから、具合が悪いのか、そのあと、お皿を持ってあっち行ったりこっち行ったりして、終いに、お皿を食卓の方に持って行ってしまって、鍋ごとぼたぼた水を垂らしながら持ちあげようとするから、「私が入れますよ」と言って、とり上げました。

「でも、足りないよね。これで3人分はあるだけど…でも、足りないよね。」

「私はなくてもいいです。3人に分ければ良いですね?」と言ってさっさと3つのお皿に盛って各々の前に置きました。

つまり、1人分づつ付けたんですよ。

そしたら、とどちゃんもGオさんも澄まして、完食して(それがですねえ、めんつゆがつい最近新しいのを開けたばかりなのに、もう無くなってまして、本人たちがあまり好きでない物を開けるしかなかったんですが、おかしい、ある筈だなんて言って、あちこち探したんですけど、なかったんです。毎日そうめんを食べていたんではないかと…)その後も、オットはお餅を焼いて食べGオさんはパンを食べていたんですよ。

その時は11時に焼いていたものの事を私、忘れていました。でも、後で思いだしました。で、とどちゃんに確かめました。

すると、なんと、そうめん食べる前に しょっぱい塩鮭を焼いて食べたと言うではありませんか?塩鮭だけ?と聞くと、「もちろん、ご飯のおかずにだ」って、「え?そうめんの前に、もう食べたの?ご飯を?そして、そうめんを平らげ更に食べた???」

あのさあ、食卓の上には跡形もなく、しかもフライパンも洗って片付けてあった。

Gオさんの家系は腎臓が悪い系統なんですよ。Gオさんのお兄さんは20年近く人工透析をしていましたし、先日亡くなったGオさんのお姉さんも腎臓が悪くて(もう透析は出来ないから)塩分の制限がありました。とどちゃんも完全にメタボだし、こっちは一生懸命、塩分の控えた食事にしているのに…。と怒られるのがわかるから隠すんですよね(;一_一)

いや、以前から知ってましたよ。時々粉を吹いた塩鮭のかけらとか、焼きたらこが残っていたりしていて、これって焼いたのを買ってくるんだろうかって思っていたんですよ。

それに、マーブルの(大理石でできている)高価なフライパンを見かけた事もあるので、それで焼くのか???なんて思ったりしていたんですけど、おおお~~い、それで焼いていたんかい。そしていくら安全装置がはたらくとはいえ、火を使っている時に別室は危ないでしょ

たぶん、魚焼き器とか、焼き芋焼き器とかも、通販で買って持っているはずですよ。煮物を作る(電気で)藻のもあるはず。

Bコさんに熱くて重いものなんて持たせたらどうなる???って事がオットにもわかっていません。

一応怒らずにちゃんと説明しましたがね。オットに。

そうめんの茹でたのをあけるときに危ないってわからないんですよ。「なんでだ?」ってさ

まあ、正直言ってなんでも自分でやってくれた方がいいですけど、Bコさん、私が子育ての時、年子だったから、朝は授乳もあるし、おしっこの始末もあるから、「お湯だけ沸かしてくれませんか?」って言う時があったのよね。その時に「嫁がいるのに、あさ、わたしんお湯をわかさにゃあなんない」って怒った人ですよ。

それをなんで、今頃、はっきりってよたよたになってから、熱くて重いものを持とうと思うの???

自分がそういう状態だって言う事を認めたくないんじゃないかと思うんだけどね。

よく、お年寄りがよろよろしながらでも頑張って歩いているのを見ながら、「まあ、なんで、あんなみっともない格好で歩けるもんだね」って自分はいつも車で送ってもらうから、自分でやらなきゃならない事をみじめだと言うのか、外に出歩くのがみっともないと思うのか、つい先日まで言っていたのよ。

でも、自分も歩くときそうなっているって事を、つい最近、自分の所属するコーラスのビデオを見て、気がついたらしい。

それに、ここのところ、続けて、親しい人が施設に入ったり、入れられたり(自分の意に反して)って事があり、否が応でもそんな年なんだって、自覚したみたいね。

前は、運動にちょっと歩いたらなんて言えたんだけど、最近はそれは言えなくなってきたのよね。だから、離れた場所にある、私が通っている整形外科には、やっぱり、付き添わないとだなって、覚悟したのよね。

で、その、整形外科で、検査をするからと、長期休みに入る前の日の午後(ここしかBコさんの予定と合わなかった)に、行ったんだけど、待合室にはあまり人はいなかったんだけど、皆順番をとっていたらしく、3時診療開始で、3時半に行ったんだけど、診察によばれたのが、6時半になってしまったんだよね。

始めは、リハビリにすぐ呼ばれて、よかった、今日は案外空いているのねなんて思ったのは甘かったです。リハビリ終わって、しばらくたって、よばれた人の番号を見たら、まだ、15人は前にいるんですよ(診察だけで。それにプラス、新患は別の順番だし、リハビリの人も問診があるので、たぶん20人以上前にいるんです)

でもね、まあ、ご飯は仕掛けてきたんで、あとは、男性軍3人が何か食べててくれればいいわけで、3人にメール(こういうときGオさんにもメールでいいっているのは楽よね。87歳Gオさん、写メも送れますから)

とどちゃんがおかずを買ってきてくれるっていうので、おまかせ(*^^)v

逆に私は悠々(Bコさんのお付き合いですから)待ってましたが、Bコさんはいらいらしちゃってますわ。

後から来たのに先に入っただのなんだのと言ってね。まあ、仕方ありません。

荷物見ているからちょっと足を動かしたら?と言ったら、暑い外に出て行っちゃった時には焦ったけどね。まあ水も持ってきたし、飴も持っていたんで、そんなものでつないで(子供みたいだよね)、長~~いトイレもなんとか、迷惑かけずに行けたし。

やあああっとよばれたら、まず、看護師さん「よしこさん、一緒に話を聞いて行きますか?」と言われて、自尊心がここで傷つき、挙句に先に「すみません、今日はもう検査が出来ません。今日の容量をオーバーしてしまってm(__)m今日は注射だけで、いいですか?また、1週間に1度リハビリと注射がありますから、それに来た時に、今日は出来るかどうか、受付で聞いてくださいね」なんて言われてました。

検査があるからと、なんとか、宥めてつないでいたのですが、ちょっとガク

で、次私の番で、私も簡単に終わるのかと思ったら、丁度この日の朝、足がつって、その時にしばらく痛みのなかった腰が少し痛んだので、痛み止めを下さいって言ったんですよ。ただ、薬だけでよかったんですが、先生、ちょっと待ってと、背中を丸めてぽんぽん、台の上に横になって、足の反応を調べたり、足を動かして痛みを確かめて、足のつるのが頻繁に起きるなら、漢方で良く効く薬があるので、それを出してくれるというのですが、まあ、久しぶりにつっただけなので、痛み止めだけ出してもらう事にしました。

しばらく風邪など体調不良で、薬も出されているので、その明細も見せたら、

たぶん、その薬で関節炎の炎症が抑えられているので、今は薬がアレルギーの薬だけになっているから、鎮痛消炎剤をちゃんとつかうように言われました。(その後やはり、その前日から薬が減ったせいかその晩からあちこち関節が腫れてきました。でも、張り薬と飲み薬で今は治まってます)

と言う訳で、私の方は時間が掛かったんですよね。

待合室に行ったら眼が座っちゃってますBコさん。

せっかく待ったのに検査がしてもらえなかったし、腹が立っても仕方がありませんが。

ところが、会計、Bコさんと私と一緒にされて(よばれたのは私の名前)、私は一緒に払ってあとで精算した方が早いしなんて思っていたら、Bコさん、「わたしん方が早いに、よばれてないけど

一緒に会計でいいでしょって言っても、納得せず、しかも、私の方だけ処方箋が…。Bコさんも頼んだ(と言うのですが、私は聞かなかったけどね)言い出して、再度薬の処方箋を出してもらおうと思ったんですけど、ちょっともたもたしまして。向こうは薬はいらないって聞いたはずで、また、先生に確認に行かないといけないので、すぐには出せないんですよね。でもそれがBコさんにわからない。

処方箋が出たところで、私がBコさんのも持って、薬局へ。

ここでは、会計は別で、と言って、やってもらいましたが、仕方ないですけど、時間がかかる…。たぶん、本人にはその自覚はないと思いますけど。

車の中で、「今日は、がっかりだったねえ。さんざん待たされてねえ。先に検査が出来ないって言ってくれればよかったのにね。」なんて慰めながら、「夕飯もとどちゃんに何か買ってきてって頼んであるけど、何買ってきてくれたかねえ。作れは材料はあるから、すぐできるからね」と言うと、「私はなんにもいらない。」とか言いながら、「もう、8時過ぎちゃったでしょ?」なんて言ってます。「7時だよ」と言うと「え???」ってちょっとびっくりしてます。「最後の人は8時過ぎるって言ってたよ。○○病院も時間が掛かったよ。」

とにかく、その日診察の順番が61、と62。リハビリだけの人が115人。新患の数はわからなかったけど、この日は一人の先生で200人近くを診察したってことなんですよ。

 

Bコさんは、1週間に一度リハビリも注射(カルシウム)もしないといけないっていうから、「何曜日ならお義母さんは都合がいいの?それに合わせるから。」と言ったんですが、たぶん、もう行く気はないんだろうな。一応、「バスで自分で通う。」って言ってますけど、暑い中、一人ではちょっと行かせられませんよ。でも、いつもは自分のオット=Gオさんにどこへでも連れて行ってもらうのに、ここの病院だけはGオさんにとは言わないんですよね。まあ、私もGオさんになるべく運転させたくないし、いいんですけどね。

介護認定受けて、家の中の改装なんかやったらどうかと思うんだけどね。

いよいよになるまで、受けそうにないですわ。

転んで、骨折するか、大鍋持って火傷するか、そんな事がないと(と、そんな事を望むべくもなく…)GオさんもBコさんも、自分たちが「年寄り」「高齢者」だという事は認められないんでしょうね。

同じく、とどちゃんもね。自分の親の「年」の自覚はありませんから…。

で持って、この日の夕飯にとどちゃんの買ってきたものは、

「自分の好きなカキフライとイカ刺し」でした。しかも、残っているのはカキフライ一個と、イカ刺しが少し。まだ、Bコさんももちろん私も息子も食べるんですけどね。彼にとっては、「自分の」物を買ってくるのが手伝いだと思っているんですね。

頂き物のハムがあったし、野菜はあったので、すぐ、それを出したんですけど、「わたしはなんにもいらない」Bコさん、カキフライはもちろん、食べ(と言っても一個しかないですが)イカ刺しは「わたしん、こんなもんは、食べれない」と怒ってます~~。

ま、Bコさんのお育てになったかわいい御長男はそんなもんですわ。

とどちゃんも、もう少し、気が回るといいんですけどね。もっとも、Bコさんが食事の支度をしている時にはデパートで、こんな感じのお買いものだったらしいですから、仕方ありませんね。いつも言っていたそうですよ。

「わたしん、これを食べたいだよ。」ってね。自業自得ってやつですか?



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