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増田恵子:「ぼく、ニホンオオカミになる!!」が東吉野村絵本コンクール最優秀賞に!

2015年11月14日 | 民話
8月29日のブログにおいて
「東吉野村ニホンオオカミ手作り絵本コンクール」募集の記事を載せましたが、
今回その結果が東吉野村より発表されました。



全国31都道府県と米国から112作品が寄せられたそうですが、
なんと、「吉野民話地図」の絵をかいてくださった増田恵子さんが最優秀賞の村長賞に輝きました。


「ぼく、ニホンオオカミになる!!」 作・絵 マスダケイコ

------以下:新聞記事より引用します。-------------------------

 マスダさんの作品では、犬のヤマトが飼い主のおじいさんからニホンオオカミは優しくて人を傷つけず、
山道では人を守ると聞いて「オオカミになる」と決意。
おじいさんを迎えに行く途中、森の中で本物のオオカミに出会う--というあらすじ。
絵はカラー30枚で、暗い森に現れたオオカミは強く神秘的だ。



 「赤ずきん」の話をはじめ、西洋や中国ではオオカミは悪役が一般的。ただ、増田さんの印象は違っていた。
奈良教育大在学中に「吉野民話地図」の作成に携わり、東吉野村も訪れた際「送りオオカミ」の話を聞いた。
増田さんは「地元の話を聞いていたので、私はオオカミが好きだった。吉野の自然の美しさ、魅力も感じてほしい」と言う。
コンクールを企画した村地域おこし協力隊の大谷彩貴さん(33)は「東京生まれの私も『赤ずきん』的なオオカミ観が変わった。
オオカミと東吉野を発信していきたい」と話した。【栗栖健】

------以上:毎日新聞(2015年11月04日奈良版)より-------------------------

増田さんの絵本「ぼく、ニホンオオカミになる!!」は、来春までに東吉野村から出版されるそうです。
その際には、一部入手して、おはなし会などで、是非、奈良の子どもたちにも読み聞かせをしてあげたいですね。

今日は、絵本紹介のブログでした。

(追伸)
前回ブログで紹介した奈良教育大公開講座「語りの講座IV] よろしかったら、申し込んでくださいね。

では、また来週末にブログでお会いしましょう!
お元気で!



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