竹原BLOG:奈良民話祭り ― グリム童話・メルヘン・語りの文化 とっておきの話。 

夏の奈良民話祭り:8月5日(金)午後3時より奈良町物語館で4回公演!
奈良燈花会に行きがてら、ぜひ来てくださいね!

民話における「異界」との交流を可能とする仕掛け:7月9日東洋大学で発表します!

2011年07月04日 | 日記
昨日は静岡で昔話学会がありましたが、
小生は残念ながら、参加できませんでした。

というのも、今週末に東洋大学で研究会があり、
発表しなくてはならないので、
昨日は準備で奮闘していました。

以下の研究会です。

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シンポジウム総合テーマ:
「異界」へのいざない―比較文学文化の視点から―

日時: 2011年7月9日 15時~17時
場所: 東洋大学白山キャンパス6号館2階6210教室
参加費: 無料(事前申請不要、入退場自由)
定員: 300名
主催: 東洋大学日本文学文化学会


プログラム
発表1:民話における「異界」との交流を可能とする仕掛け
               竹原威滋(奈良教育大学・特任教授)

発表2: 黄表紙における「異界」表象
               松岡芳恵(東洋大学大学院博士後期課程3年)

発表3: 描かれた「異界」―日本の造形文化と異界表現―
               藤澤紫(東洋大学・非常勤講師)

発表4: 現代日本文学における「異界」の諸相
               石田仁志(東洋大学・教授)

質疑応答

司会: 大野寿子(東洋大学・准教授) 、木村一(東洋大学・准教授)
コメンテーター:中山尚夫(東洋大学・教授)

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ポスターもあります。



詳しくは書きサイトをご覧下さい:

シンポ:「異界」へのいざない―比較文学文化の視点から―       

私の発表はこんな内容です。

竹原威滋:民話における異界への越境の仕掛け 

グリム童話から異界訪問譚「命の水」、「小びとの贈り物」を取り上げ、
また日本の民話からその類話「なら梨とり」、「瘤取り爺さん」を事例として挙げ、
主人公が異界に越境する場合、どんな手続きを踏んで越境をクリアーできるのか。
また旅の途上で出会う者(小びと、鬼、老人、老婆など)や
異界に住む者(王子、王女、獅子、龍、沼の主など)との会話、
歌のやりとり、呪物の使い方にどんなルールがあるのか。
以上を考察することのよって民話における越境の仕掛けを明らかにしたい。

関東方面の方でお時間があれば、いらしてくださいね。

もし、いらしたら、声をかけてくださいね。

今日は、研究会のお知らせで失礼しました。


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