泣くな笑え

『肺癌闘病患者』家族の独り言

まさかこれほどとは。

2007-10-16 | 家族のこと

昨夜22時過ぎ、絶叫しました。しかも怒りで。
父の話なんですけどね。
長い話になるのですが……

仕事をしていても、考えるのは母のこと。
つらつらと考えて考えて。
母が自分の状態に薄々気付いているからこそ、希望を捨てないで欲しい。
だから私も「治療」に積極的に協力しよう。
やっとそう思えて、腹を据えたのがこの日、16日の午前のことでした。
そして、月曜日に仕入れた情報を基に、
放射線治療も行える病院を探して何本か電話をかけて。
昼休み、私が調べたI市の病院についての詳細を父に連絡し、
金曜日に呼吸器内科(肺癌)担当の先生の外来受付があるので、
もともと木曜行く予定だったS市の病院で紹介状を書いてもらい、
そのまま金曜に調べた病院へ行こうと父が云い出して、話がまとまったのです。
(I市の病院については、電話対応がとても丁寧で、私が信用できる、と云うことが
行ってみようという決め手になりました)

夕方のこと。
弟から電話が入り、母の様子は普通だと聞いて一安心。
そして、木曜仕事が休みの彼に紹介状もろもろ頼んで電話を切って。
事件は、22時過ぎに発生しました。

そもそも、夜遅くの実家からの電話は心臓に悪いので、
少しびくつきながら電話を取れば、どう考えてもアルコールの入っている父の声。
(父は晩酌を欠かさないので、別段おかしいわけではないのですが)
困ったものだと思いつつも、母より堪えている父にどうしたのかと問えば、
「金曜日に病院へ行くなんて云ったか?」 と、思ってもいない言葉が。
何云ってんの自分で云い出しといて!
不安なのは私たちだって同じやねんで、
もうちょっとしっかりしてや!!!!

……あとで妹に、こんな時間に大声出すなんて珍しいと云われたほどの大音声でした。
でもいくらなんでもひどいと思うし、仕方ないですよね?(苦笑)
しかも、この大声は実家でも響き渡ったらしく、電話の向こう側で母と弟の笑い声が…
えええ?! 母の前でこんな話してんの?!!
と呆れ果てたんですが、更に、木曜は弟に任せるから父は金曜に仕事を休む、と
そうまとまった筈なのに、有給を木曜で申請したと……
極めつけは、もう何やってんのか判らんねん、と、小さな声で泣き言。
……あきれるし疲れるし腹立たしいし。
ともかくもう一度順序立てて説明し、頼むからしっかりしてくれと云い含めて電話を切りました。

正直、もう少し大丈夫だろうと(私は)思ってたんですが、
これにて父は戦力外通告です(苦笑)
母が肺癌と判って喫煙者の父がショックを受けてるのは事実だし、
たくさんの大事な人を見送ってきたヒトがここに来て一番のとどめを受けて
ダメージが大きすぎるのも理解できますが、これでは本当に困ります。
妹とふたり、夜中に大きな溜め息をつきました。あーあ。