失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「It's a Beautiful Day」CARNATION 1995年

2005-04-23 | 湾岸系
カーネーション。カーネーション?カーネーション!!!

カーネーションは20年を越えるキャリアをもつロックバンド。昨日見てきたので。

左は彼らのメジャー・デビュー・シングル。「デビュー」と言ってしまうとちょっと誤解を生みそうだが、なんとシングル盤は結成11年目のコレが(メジャーでは)最初なのでウソではない。インディーズ(ナゴム・レコード!)でのデビュー盤「夜の煙突」(1984)はもちろんアナログだったのでCDシングルは初。

①It's a Beautiful Day
鳥羽修のカッティング・ギターと棚谷祐一の軽快なキーボードで始まるイントロ。この二人はもうバンドにはいない。そう思うと少々感傷的にもなるが、現在の3人編成になってもアレンジを変えて演奏され続けている代表曲のひとつ。昨年リリースされたベスト盤でそのライブ・ヴァージョンが聴ける。直枝氏にしては比較的ストレートなポップさがある曲で、中ヒットくらいはしたみたい。
②PARTY
アルバム未収録曲。①よりかなり力の抜けた作品だが、サビでは子供合唱団のコーラスに松田幸一のブルース・ハープが絡み、直枝氏のシャウトが重なるというこちらもなかなかポップな仕上がり。
2曲入り定価900円、中古で500円くらい。裏ジャケのメンバーの写真、壁にかかっているのはThe Bandのデビュー・アルバム「Music from Big Pink」。

右「No Goodbye」1997年
①No Goodbye
もともとシングル用に作られ、オリジナル・アルバムには未収録(ベスト盤で聴ける)。
直枝氏によると「ファンには評判があまりよくないようだけど」という一曲。やや歌謡曲テイストが強いからかな。私も最初はあまりにベタとも言えるサビに戸惑ったような気もするが、すぐに名曲であることを理解した。不意打ちで流れてくると落涙しそうになる。もちろん直枝氏のヴォーカルが最高なんだけど、マチャアキや尾藤イサオなんかが歌っても面白いと思うのだが。
②I WANT YOU
これは隠れた傑作。アルバム未収録のミディアム・テンポのファンク・ナンバー。ここでも鳥羽・棚谷の演奏が光るが…(以下略)。①もそうだが、直枝ヴォーカルの色気が95年のシングルより格段にアップしている。3人編成になってからのライブでも何回か演奏されていた。「ファンも忘れているような曲を演ります」とかMCで言ってたような気が。3人ヴァージョンもカッコよかった。どうしてこの曲が昨年の2枚組みベスト盤に入らなかったのか理解に苦しむ。こういう曲を拾ってかないと。
③①のカラオケ。
定価1000円、中古で300円くらいだったかな。

以上、全ての作詞・作曲:直枝政太郎、編曲:カーネーション。

カーネーション?ハイ、マニアです。ライブに何十回も通っているので中古でシングル買ってても許して。

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2 コメント

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Unknown ()
2005-04-23 23:14:59
こんばんは。TBどうもありがとうございます♪

え?昨日見てきたとは例のアレですね(ニヤリ)。

羨ましいなあ。



で、このシングルですが勿論大好きです。

特に「No Goodbye」の中の「I WANT YOU」が!!

ベストに入らなくても私の中のベスト10の中に入る

大切な曲です。



しかし羨ましいなあ。

私は来月の祥子さんのライブでカーネーションを見れる

のを楽しみにしてます。
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ええ、見てきましたとも(笑) (nakamura8cm)
2005-04-23 23:59:57
渋谷は熱かったですよ。特に矢部ドラムが冴え渡る!という感じで。ぼうふらでフラフラになりました(笑)。その後の、かしぶちさん抜きのライダーズが寂しく聴こえたのでした…
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