失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「クリスマス・タイム」 ブライアン・アダムス 1985年

2006-12-21 | クリスマス
「クリスマスもブライアンと一緒 '85年に発表された“幻の”クリスマスのオリジナル・シングルがついにCDリリース!!」

というのが帯コピー。この非短冊8cmシングルは1994年リリースだから、待ってた人は9年も待ったわけだ。

①クリスマス・タイム Christmas Time
(Bryan Adams/Jim Vallance)
カナダ出身のブライアン・アダムス。やはり活動のピークは80年代ということになるのだろう。ライナーによると、元々この曲はファンクラブ向けの限定盤として発表されたが、コレクターズ・アイテムとして高値で取引されたため、通常リリースされたとのこと。長らく入手困難であったが、「日本の大好きなブライアンが、日本のファンの為だけにCDでの発売を許可してくれたのです。」ということらしい。悲しいけど94年にシングルの売り上げが見込めたのは世界で日本だけだったってこと?94年には日本でもちょっと微妙だったような気もするが。曲はブライアンのイメージどおりの熱いバラード。

②レゲエ・クリスマス Reggae Christmas
(Bryan Adams/Jim Vallance)
こっちはレゲエ。

定価930円、レンタル落ち50円。

右はマキシ・シングルBand Aid 20「Do They Know It's Christmas?」(2004)
80'sのクリスマスソングを語る上で外せない曲「Do They Know It's Christmas?」を20年振りにリメイクした作品。正直、リメイクのほうはパッとしないんだけど、カップリングにBAND AIDのオリジナル(1984)と、LIVE AIDでのライブ・ヴァージョン(1985)が収録されているのが嬉しい。
ブームタウン・ラッツのボブ・ゲルドフとウルトラ・ヴォックスのミッジ・ユーロの共作曲。当時の英国のトップ・ミュージシャンが一同に会したチャリティ・ソングで、翌年アメリカに飛び火して「USA for Africa」「LIVE AID」へとつながった。詳しく語ろうとするとキリがないのでメンバーなどはWiki参照。1984年はデュラン・デュランとU2のダブル・ベースだったんだ。2004年版でトム・ヨークはピアノ弾いてるだけで、何で歌わなかったの?LIVE AIDのテイクで、フィル・コリンズはJFKへ飛ぶコンコルドの機内だったはずだから、ドラムは誰が叩いてたんだっけ?カイリー・ミノーグから始まる1989年版って聴いたことない、とかいろいろモヤモヤしてくるっ!

ちなみにブライアン・アダムスはUSA for Africaに参加していない(カナダから選ばれたのはダン・エイクロイドであった)。でもLIVE AIDには参加した。もちろんUSステージのほうで。



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