12.10 Tokyo,Round and Round 2008 @ 渋谷AX
もういろんなところで語られているとおり、やってくれたよムーンライダーズ。裏切られることが予定調和、って素晴らしく捻くれてる。「非レコ発」のなんでもアリ選曲に、多くのファン同様、「ア゛!」とか「ぐう…」とか意味不明の感嘆詞が漏れる。夕刻の新宿発下り京王線快速程度に混みあった一階立ち見の私は、僅かなスペースに体を揺らしながらの観戦。
そりゃー「こうもり」には度肝を抜かれたし、「超C調」を生でやるか!の冒険にも参ったし、「僕は走って灰になる」のイントロのトランペットで既に心は号泣だったかもしれんよ。でも、これは反則だろう。岡田さんがエフェクトかけた声でリードを取ったのがこの曲!
既に一回登場したので一曲目「HAPPY/BLUE '95」は割愛。
②ぼくはタンポポを愛す
作詞:鈴木博文、作曲・編曲:岡田徹
「ぼくタン」とは誰も略していない、まさに「隠れた名曲」という形容がぴったりの一品。『ムーンライダーズの夜』の先行シングルとしてリリースされ、カップリングにアルバム未収録曲、というのは8cmファンとしては嬉しいのだけど、やはりこれがアルバムから外されたのは謎といえば謎。
「考えすぎなのは きみも同じなんだ」のサビ始まり。やはりここがたまらなく岡田節。CDではリードヴォーカル鈴木慶一の裏で、クジラさんが呟くような低音を響かせる。ライダーズではときどきあるパターンだが、私的にはコレ、王道。「♪Dandelion」のコーラスで一番目立つ声は良明さん。「頬にふれる風に~」部分では慶一さんがコーラス隊の中に引っ込み、博文さんの声が前にでてくるように感じる。前の記事でも書いたが、鈴木博文の詞が恐ろしくいい。一部を引用しようと思ったけど全部いいのでやめた。
未聴のライダーズファンは(8cmを探すのは慣れないと危険なので)ファンハウス時代の編集盤『短くも美しく燃え』を探して聴くべし!
ライブは続く。次の曲のイントロのトランペットが鳴った瞬間、(タイトルすぐには思い出せないけど)すげー好きな曲!と動転した。
右、『Damn! moonriders』(1997)1CD-ROM+2AudioCDの3枚組み。CD1(スタジオ編)の14曲目が「僕の努力」。激レア。
⑭僕の努力
作詞:鈴木博文、作曲:岡田徹
博文・岡田、またこのふたりの仕業かっ!CDではクジラさんがリード、慶一さんがオクターブ下のユニゾンコーラスをつけている。上記「ぼくタン」(略すな)とちょうど裏表の関係だな。3分に満たない小品ながら、味わい深い隠れた名曲(またか)。「空ににじむものは 僕の迷いだけだ 窓ガラスをたたくのは 木枯らしではなく 静かな朝の光だ」もう、鈴木博文過ぎるだろ、鈴木博文!この曲は、ライナーによると『Bizzare Music for You』のために集めたデモから拾ってきたらしい。なんでこれがボツ!?あのアルバムにはもっと要らない曲あったろうに…
ライブでは作詞者鈴木博文によるリードヴォーカルに、クジラさんがコーラスをつけていたように思う。私の位置からはステージが一部しか見えず、主に天井から下げられたモニターを見ていた。なぜかカメラはクジラさん中心に映していたな。ま、博文さんは後半目立ちすぎるくらい目立ったからいいか。
未聴のライダーズファンは(『Damn!』を探してもいいけど)貞本ジャケの2枚組みベスト盤『アンソロジー1976-1996 』を探して聴くべし!どっちも廃盤のようだが。ちなみに『アンソロジー』のブックレットには、歌われていない2番の歌詞も載っている。音源は同じだが、イントロのカウントなどをカットしたEdit Versionを収録。
…まだ6曲目。このペースでは終わらない、と潔く諦め、終了!
あ、ラストの「スプーン一杯のクリスマス」で慶一さんが「♪I Wish it Could Be Christmas Everyday」とコーラスを入れていた。どうしてもさえ子さんのことを思い出すが、終演と同時に会場に流れた曲はWizzardの「I Wish it Could Be Christmas Everyday」であった。はい、軽い前フリのつもりです。
もういろんなところで語られているとおり、やってくれたよムーンライダーズ。裏切られることが予定調和、って素晴らしく捻くれてる。「非レコ発」のなんでもアリ選曲に、多くのファン同様、「ア゛!」とか「ぐう…」とか意味不明の感嘆詞が漏れる。夕刻の新宿発下り京王線快速程度に混みあった一階立ち見の私は、僅かなスペースに体を揺らしながらの観戦。
そりゃー「こうもり」には度肝を抜かれたし、「超C調」を生でやるか!の冒険にも参ったし、「僕は走って灰になる」のイントロのトランペットで既に心は号泣だったかもしれんよ。でも、これは反則だろう。岡田さんがエフェクトかけた声でリードを取ったのがこの曲!
既に一回登場したので一曲目「HAPPY/BLUE '95」は割愛。
②ぼくはタンポポを愛す
作詞:鈴木博文、作曲・編曲:岡田徹
「ぼくタン」とは誰も略していない、まさに「隠れた名曲」という形容がぴったりの一品。『ムーンライダーズの夜』の先行シングルとしてリリースされ、カップリングにアルバム未収録曲、というのは8cmファンとしては嬉しいのだけど、やはりこれがアルバムから外されたのは謎といえば謎。
「考えすぎなのは きみも同じなんだ」のサビ始まり。やはりここがたまらなく岡田節。CDではリードヴォーカル鈴木慶一の裏で、クジラさんが呟くような低音を響かせる。ライダーズではときどきあるパターンだが、私的にはコレ、王道。「♪Dandelion」のコーラスで一番目立つ声は良明さん。「頬にふれる風に~」部分では慶一さんがコーラス隊の中に引っ込み、博文さんの声が前にでてくるように感じる。前の記事でも書いたが、鈴木博文の詞が恐ろしくいい。一部を引用しようと思ったけど全部いいのでやめた。
未聴のライダーズファンは(8cmを探すのは慣れないと危険なので)ファンハウス時代の編集盤『短くも美しく燃え』を探して聴くべし!
ライブは続く。次の曲のイントロのトランペットが鳴った瞬間、(タイトルすぐには思い出せないけど)すげー好きな曲!と動転した。
右、『Damn! moonriders』(1997)1CD-ROM+2AudioCDの3枚組み。CD1(スタジオ編)の14曲目が「僕の努力」。激レア。
⑭僕の努力
作詞:鈴木博文、作曲:岡田徹
博文・岡田、またこのふたりの仕業かっ!CDではクジラさんがリード、慶一さんがオクターブ下のユニゾンコーラスをつけている。上記「ぼくタン」(略すな)とちょうど裏表の関係だな。3分に満たない小品ながら、味わい深い隠れた名曲(またか)。「空ににじむものは 僕の迷いだけだ 窓ガラスをたたくのは 木枯らしではなく 静かな朝の光だ」もう、鈴木博文過ぎるだろ、鈴木博文!この曲は、ライナーによると『Bizzare Music for You』のために集めたデモから拾ってきたらしい。なんでこれがボツ!?あのアルバムにはもっと要らない曲あったろうに…
ライブでは作詞者鈴木博文によるリードヴォーカルに、クジラさんがコーラスをつけていたように思う。私の位置からはステージが一部しか見えず、主に天井から下げられたモニターを見ていた。なぜかカメラはクジラさん中心に映していたな。ま、博文さんは後半目立ちすぎるくらい目立ったからいいか。
未聴のライダーズファンは(『Damn!』を探してもいいけど)貞本ジャケの2枚組みベスト盤『アンソロジー1976-1996 』を探して聴くべし!どっちも廃盤のようだが。ちなみに『アンソロジー』のブックレットには、歌われていない2番の歌詞も載っている。音源は同じだが、イントロのカウントなどをカットしたEdit Versionを収録。
…まだ6曲目。このペースでは終わらない、と潔く諦め、終了!
あ、ラストの「スプーン一杯のクリスマス」で慶一さんが「♪I Wish it Could Be Christmas Everyday」とコーラスを入れていた。どうしてもさえ子さんのことを思い出すが、終演と同時に会場に流れた曲はWizzardの「I Wish it Could Be Christmas Everyday」であった。はい、軽い前フリのつもりです。
そりゃそうです。ここ以外で使用禁止ですのでヨロシク!(笑)
>おセンチにも程がある!
そうですよね~「おセンチ/情けない系」は慶一さんも得意分野(幸宏も)だけど、博文さんとは微妙に守備範囲が異なる感じですよね。どこがどうって言えないけど…moonlightdriveさん、そのへん分析して!
amed-recさんは椅子でしたか~最近立ち見が辛いお年頃になってきました…でもライダーズのライブは周りに年上が多いからそうも言ってられない雰囲気です(笑)。
>「夜のムーンライダーズ」公演以来
おおーさすが。私は「全然ライブ行けてない期」でした。13年前かあ。
歌詞を改めて眺めていて気づいたこと。
「クリスマスの真昼は 白い夢」
「誰もいない 何もない 冬の朝に」
…なるほど「夜」ではないな、と(笑)
ご指摘ありがとうございます!
そうですね、これ明らかに博文さんだわ…湾岸バカ失格です(大げさ)
今、改めて聴いて冷や汗…
本文直そうかとも思いましたが、相当文脈に喰いこんだ話になってしまったので自らの戒めとして放置してみます(てへ)。
>「望まないかわりに~」以下の3行
やっぱりそこですよね~もう降伏するしかない。
「8cmを探すのは慣れないと危険」って何かカッコイイです。素人が手を出せる市場ではないのですね(笑)。
ぜひ使ってください、焼肉屋あたりで(笑)
『短くも~』は実は持っていないのですが、Amazonあたりでもリーズナブルプライスで流通しているみたいですね。
8cmは、素人さんが手を出すと火傷するぜ!…というわけではなく(笑)、意味不明の高値をつけてる店に気をつけましょう、ってことで。運がよければ馬鹿安で見つかることもあるけど…