失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「N.O.」「ポポ」電気グルーヴ 1994年

2005-03-09 | DRILL王
「N.O.(エヌ・オー)」と「ポポ」はいずれも1994年にリリースされた電気グルーヴ通算6枚目と7枚目のシングル。

「N.O.」
①N.O.作詞・作曲:石野卓球。名曲。宙ぶらりんの苛立ちと切なさが軽快なビートに乗せて歌われる、ポップスの理想形だと思う。
②4U Rack And Roll 作詞:石野卓球、作曲:砂原良徳・石野卓球。一転して、見た目はキレイなバカ女に対する罵りソング。卓球のヴォーカル・スタイルはこういう歌の方が合っているのかもしれないが。
③N.O.(Ken Ishii Reproduction)は①のRemixということだが、共通点を探す方が難しい、完全にケン・イシイの世界だ。ヴォーカルはほぼ消されている。

「ポポ」
①ポポ(Radio Edit)作詞:石野卓球・ピエール瀧、作曲:石野卓球。電気にしては爽やかな、SLをテーマにした曲。子供番組関係だったか?ジャケットには何も書いてないが…
②カフェ・ド・鬼~望郷編~(クレーターニキビ面mix)作詞:石野卓球・ピエール瀧、作曲:石野卓球。これも2曲目が邪悪。「えーコラーワレ―」のピエールがいい味。
③ムジナⅡ 作曲:電気グルーヴ。短い(ほぼ2分)のインストルメンタル。

2枚並べてみると構成の共通点の多さに驚いた。テクノ系なので(?)シングルとアルバムでミックス違いにすることが多く、この2枚中、N.O.以外の5曲はオリジナル・アルバム未収録。2004年に「Singles and Strikes」というアルバムが出て、かなりシングル・オンリーのトラックも拾われた。

2枚とも定価は税込み1000円。N.O.は50円(シールが貼ってある)ポポは100円だったか。写真中央は「ポポ」の中身だが、なぜが8cm CDが2枚入れられるようになっている。なんか入ってたのかな。中古で買ったときは空だった。

次回は「岡村と卓球」にしたいところだが、8cmがないので違うのを考える。

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