nagi-RYTHEM

nagiのブログです。つれづれに綴って行きたいと思います。よろしければお付き合いくださいませ。

新国立劇場バレエ「ジゼル」

2006-07-02 21:37:56 | バレエ
 こんばんは、nagiです。

 行ってきました。新国立劇場バレエの「ジゼル」。久々の古典バレエはやっぱり良かったですやっぱり古典はいいなあ。

 さて配役。
 ジゼル役本島美和。クレールマリ・オスタの代役でマトヴィエンコとペッシュの2人と踊らなくてはいけなくなってしまった方。リハーサルの時間が無くて大変だったろうと思います。しかもジゼルは初役っぽい。感想としては、一幕はとても良かった!!はっきり言って想像以上でした。可憐な村娘が似合ってましたし、錯乱シーンも上手でした。一緒に行ったダニエルさんは「怖かった!!」と言っていました。ただ、二幕はちょっと・・・。あっさりしすぎと言うか、感情が伝わって来なかったなあ。後、時間が少なかったせいもあるかもしれませんが、テクニック的(軽い跳躍とか)にペッシュとバランスが取れていなくて、(腕を組んでステップを踏むところとか特に)ペッシュが踊りにくそうな感じがしました。バランス系が苦手?ちょっと不安定でした。

 アルベルト(アルブレヒトじゃないんだ)役バンジャマン・ペッシュ。パリ・オペラ座からのゲストです。オスタとリハーサルしていただろうに、急遽2人と踊らなくてはいけなくなってしまって大変だったろうと思います。でも、彼自身は安定していたと思いますし、良かったなあ。ちょっとダメ男的なアルベルトでしたね。若干ジゼルとのバランス(たぶんテクニックとかの)が悪くて、踊りにくそうに見えました。とても本島さんに気を使っていたのが分かりました。紳士ですな(笑)

 ミルタ役西川貴子。う~ん・・・個人的には「ミルタ」という感じがしませんでした。なんかインパクトが弱い感じ。もうちょっとキツイ感じがするほうが好みでした。

 ハンス(森番)役冨川祐樹。改めてみるとひたすら報われない役(笑)可哀想なくらい。結構上手かったと思います、演技も達者でしたし。

 nagi的にとっても良い!!と思ったのは、村人のパ・ド・ドゥを踊った遠藤睦子とグリゴリー・バリノフ。特にバリノフ!!2人で踊る時のとてもバランスが良くて、ソロでもとても上手かった!!技術がとても高いと思います。跳躍とかすごく高いし、着地もとても綺麗惜しむらくは、ちょっと身長が低いかなあ?というところ。
 もう1人、ドゥ・ウィリの多分ジュリマ役の寺島まゆみ(だと思う)。2幕のソリストですが、良かったです。nagi好みな感じでした。

 オケは東京フィルハーモニー交響楽団。nagiの高校の時のトロンボーンの先生が所属している楽団だったりします。もちろん今回のメンバーには入っていませんが。若干気になる部分はありましたが、良い感じに舞台を盛り上げてくれました。

 ま、こんな感じです。今回初めて新国立劇場の公演を見ましたが、前もって聞いていたとおり、コール・ド・バレエが綺麗でした。前回観に行った○阿佐美バレエの何倍も・・・。劇場も綺麗ですし、値段も安めだし、いいです!!(笑)また観に行きたいと思いましたね。ドン・キ・ホーテを見ようとダニエルさんと約束しました。ただいまバレエ熱絶賛再燃中のnagiは、勢いでまた見に行きそうです(苦笑)お勧めがありましたら教えてください~

楽しみ~

2006-07-01 18:45:25 | バレエ
 こんにちは、nagiです。

 明日はダニエルさんと一緒にバレエです。久々に古典の全幕もの、久々の「ジゼル」。「ジゼル」見るの何時以来だろう?かなり昔に見たきりな気がします。でも、日本のバレエ団で見るのは初めてなので、期待半分不安半分。でも、mixiで知り合った方も出演されるそうなので、それはちょっと楽しみです。

 そういえば、橋本元首相が亡くなったそうで・・・。nagi的には結構好きな政治家さん(といっても良くは知らないんですが)だったので残念です。ご冥福をお祈りします。

ガーン・・・

2006-06-21 23:36:10 | バレエ
 え~、こんばんは、nagiです。

 たった今、(nagiにとって)とてつもなくショッキングなニュースが・・・。ものすっっっっっっごく楽しみにしていた、7月2日の新国立劇場バレエ団の「ジゼル」の公演、クレールマリ・オスタが降板したとの話が。

 えっと・・・オスタ目当てでチケット取ったようなものなんですが・・・。次回のパリ・オペ来日が4年後なら(確か)定年してるんですよ、オスタって。だから、ヘタしたら生で見れる最後のチャンスだったかもしれないのに・・・!!

 え~、え~、すごく取り乱しています、今。自分ひとりならたぶん即座に払い戻ししてるんだけど、ダニエルさんと行く約束してるしなぁ。一緒に観に行くのは楽しみなんでいいんですが。でもショックだ・・・しくしくしく・・・

パリ・オペラ座バレエ「カルメン/若者と死」

2006-05-12 21:51:03 | バレエ
 こんばんは、nagiです。

 パリ・オペラ座バレエ団のDVD、「カルメン/若者と死」を買ってしまいました!!お金無いのに・・・観たかったんだもん~
若者と死より、お目当てはカルメンです。

 原作はご存知、プロスペル・メリメの小説『カルメン』。曲はビゼー作曲のオペラのものを使っています。振り付けはローラン・プティ。主役カルメンはクレールマリ・オスタ。はい。彼女が見たくて買ったようなものですドン・ホセはニコラ・ル・リッシュ。エスカミリオはギョーム・シャロー。他にドロテ・ジゾベールやアレクシス・ルノーやマルタン・シェなど。

 主役のオスタ。巷ではあまり評判がよろしくないような感じの彼女のカルメンですが、そもそも「クレールマリ・オスタ」というダンサー自体が賛否が極端に分かれるダンサーのようで・・・。私は好きなんですけどね、彼女。まあ、nagiは他のダンサーのカルメンを観たことが無いので比べる材料がありませんので、これだけ観て思ったことを。
 nagiは結構好きですね、彼女のカルメン。確かに、ドン・ホセを振り回す、いわゆる「ファム・ファタル」といった感じではありませんでしたが。彼女の容姿もそうなんですが、猫みたいに可愛くて気まぐれで・・・でも色気がある、という感じがしました。あんなベリーショートの髪型が似合っちゃうのはすごいなあ表情も豊かでよかったと思います。

 ドン・ホセのル・リッシュ。この役、カッコいいキャラクターになってるんですよね。原作とかだと生真面目でちょっと奥手っぽい冴えないキャラなんですが。で、さらにル・リッシュが踊るからなおさらです!カルメンにのめり込んじゃって、でもつれなくされて焦って嫉妬して・・・。人まで刺しちゃって、挙句カルメンまで・・・。こんな役でも、ニコラが踊るとどこかカッコいい。哀愁漂うカッコよさって感じ。
 寝室のシーンでホセがカルメンに迫るのにカルメンが逃げるシーン。実生活での力関係もこんな感じなのかしら、とか思っちゃいました(笑)(オスタとニコラは実生活でも夫婦なので)。ダンサーとしてのキャリアは全然ニコラの方が上なんだけどね。

 ほんの一瞬しか出てこないエスカミリオ。えっと・・・メイクが怖いです(笑)まともに踊りもしないけど、インパクトがあるし重要な役。これがショボイとラストが盛り上がらないモンね。この人よりホセの方がいい気もするけど(笑)

 それぞれに対する感想はこんな感じ。全体としてみると、酒場(?)など群舞のシーンがそれなりに長いのに対して、ラストのホセの嫉妬→カルメンを刺してしまうというところが結構あっさり。これは主役2人の解釈や演技ゆえなのかしら?どうなんだろう。でも、私は好きだなあ、これ。他のカルメンを観たらどうなるか分からないけど。

 そんなクレールマリ・オスタにはまりつつあるnagiですが、今度来るのです!新国立劇場バレエ団のゲストとして!!はい、ばっちりチケット取っちゃいましたダニエルさんと観に行きます~。ジゼルです。古典ものでオスタを観るのは(映像でもない)初めてなので、楽しみです

CLAVIGO

2006-04-28 00:11:39 | バレエ
 こんばんは、nagiです。

 今日、ポッと授業時間があいたので図書館に行ったところ、パリ・オペラ座バレエ団のDVDを発見!丁度観たいと思っていた演目のものがあったので、視聴しました。貸し出しはしてくれないので…。実は5年目にして初めて図書館で視聴したという…。今までは空き時間があっても部室とかにいたから

 観たのは、パリ・オペラ座バレエ団「CLAVIGO」。ローラン・プティがニコラ・ル・リッシュのために振り付けた作品です。したがって、主役クラヴィーゴは当然ニコラ・ル・リッシュ。相手役マリーにクレールマリ・オスタ。他にマリ=アニエス・ジロなど。基本的にコンテンポラリー作品はあまり好きではないnagiですが、ローラン・プティはちょっと別。結構好きです。おしゃれな作品多いし

 ストーリーは、プレイボーイのクラヴィーゴがダンスパーティーでマリーを誘惑。マリーは兄ボーマルシェ(ヤン・サイズ)の反対を押し切ってクラヴィーゴに夢中になってしまう。この後クラヴィーゴと友人カルロス(ヤン・ブリダール)の男同士のパ・ド・ドゥがあり、酒場のシーンでクラヴィーゴが女の子引っ掛けているのをボーマルシェが盗み見していたり。そしてマリーの寝室。マリーがクラヴィーゴに焦がれながら眠りにつくと、夢にクラヴィーゴが現れます。夢の中でクラヴィーゴと踊るマリー。しかし目を覚ますと当然クラヴィーゴはおらず、彼に恋焦がれるマリーは錯乱してしまう。クラヴィーゴはマリーを訪ねてくるがボーマルシェに追い返されてしまう。

 そして2幕。クラヴィーゴとカルロスが賭博場に行くと、謎の女(ジロ)がクラヴィーゴを誘惑する。クラヴィーゴは女に夢中になるがそのまま眠ってしまい、女はカルロスと一緒に立ち去ってしまう。今度はクラヴィーゴの夢にマリーが現れる。目覚めると葬式の行列が・・・。それはマリーの葬式だった。マリーの亡骸を抱きしめて嘆くクラヴィーゴ。そんな彼にカルロスが剣を持たせ、ボーマルシェが決闘を迫る。次の瞬間、ボーマルシェの剣がクラヴィーゴを突き刺す。マリーはボーマルシェに連れて行かれ、カルロスは謎の女と立ち去ってしまう。クラヴィーゴは1人孤独の中で息を引き取る・・・。

 と、まあ、こんな感じ。見所は、実生活でもパートナー同士のル・リッシュとオスタのパ・ド・ドゥ。ダンスパーティーでの踊りは(そういう振り付けなんだけど)本当にキスしてるっぽいし(フランス人は普通にキスするって話もあるけど)、マリーの寝室でのパ・ド・ドゥはかなり官能的。2人とも表情も豊かだし、それでいて妙に色っぽいし。情緒的でよいなあ。そうそう、マリーの寝室にクラヴィーゴが出てくるところなんですが、上から吊るされて降りてくるんです!!バレエでそんな演出って始めて観ました、私。これも見所ですね~

 そういえば、バレエにおいて錯乱する=髪の毛を解くってことなのかしら・・・?ジゼルでも髪の毛解くしなぁ。あ、友達のカルロスって結構変な役だったと思います。前半は同性愛者なのかな?と言う感じのキャラクターなんだけど、後半になると精神異常者なのか?ってくらいに行動がおかしくなる・・・。何なんだろう?ちなみにマリーの兄ボーマルシェはかなりのシスコン(笑)
 
 オスタは当時まだプルミエール・ダンスーズ(オペラ座の階級でエトワールの下の地位の女性名詞)なんですよね。しっかし、スジェのときにすでにエトワールになっているル・リッシュと結婚して、5年後に自分もエトワールになっちゃうんだからすごいなあ、と思います。現在子供もいるし。可愛らしい容姿と小柄で軽くて繊細な感じの踊り・表現がnagi好みです。どこかのサイトの方が、「ふらふらしている踊りで観ていて安心感がない」と言うようなことを書いてらして、確かにそうかな、と思うところもあったんですが、よく観ているとたぶん足首というか足の甲が柔らかいんですよね。だから若干ふらふらしてるように思われちゃうんじゃないかな、と思います。

 ジロは当時プルミエールかな?今はエトワールになっていて、かなりよい評価を得ています。2作品見た感じだと、彼女はコンテンポラリー向きなのかしら?とか思っています。もちろん、きちんと切り替えが出来るんでしょうけど。彼女の場合は結構背が高いですよね。逆にル・リッシュが若干小柄なのでバランスが悪く見えてしまう気がする。普通に立っている状態でル・リッシュと大して身長が変わらないもの。今の一般的な評価だと、おそらくオスタよりジロの方が高い評価を得ているんじゃないかと思います。ジロの方が派手ですしね。逆にオスタはエトワールの中でも地味な人なんだと思います。個人的にはオスタの方が好きかなあ。

 生でみたいなあ、パリ・オペラ座。今度来ますよね。席残ってれば見に行こうかしら・・・?このビデオも買ってしまいそうな自分がいます

A bientot~だから、さよならはいわないよ~

2006-03-19 01:20:35 | バレエ
 こんばんは、nagiです。

 今日(もう昨日ですね)、大学の卒業式に出席してきました。友人をお祝いしてきましたよ。その後、バレエを観に行き、さらにその後、部活の同期と飲み会をするという、なかなかにハードな1日を過ごしました(笑)

 さて、今日見てきたのは、牧阿佐美バレエ団で世界初演された新作バレエ「A bientot~だから、さよならはいわないよ~」です。nagiは普段、日本のバレエ団を生で全幕を見ようと思ったことはありませんでした。ガラで見たことはありましたが。ですが、一昨日の初日と、今日の2回、主役のカナヤを吉田都さんが踊ったのです。それが目当てでチケットを取ったのです。

 ほとんど予備知識の無いまま観に行ったのですが、ちょっと分かりずらかったかなあ・・・音楽はとても綺麗で、また聴きたいと思いましたし、衣装も色とりどりで綺麗で凝ってました。けれど、ストーリー、というか、設定が少々細かすぎて、ストーリーをきちんと把握しておかないとイマイチ話が分からなかったです。後からパンフレットでストーリーを読んで、「ああ、なるほど。」とは思うのですが、踊りだけで表現するのは難しい設定が多かったように思います。あらすじはややこしくて説明しにくいので割愛(笑)

 古典的なスタイルのものではなかったので、バレエにある舞台の途中でのお辞儀は2~3回しかなく、おそらく流れを重視していたのではないかと思うのですが、グラン・パ・ド・ドゥもなく、何回かある主役2人のパ・ド・ドゥもイマイチ盛り上がりに欠けるところであったので、ちょっとな・・・と。

 あと、都さん、テューズリー(リヤム=ヒーロー(?)相手役)、草刈さん(冥界の女王=準主役)の扱いが微妙でした。彼らの魅力がぜんぜん発揮されていなかったように思います。なんか、もっとこう・・・。都さん目当てで行ったからそう思うのかしら・・・?草刈さんなんて踊りらしい踊りってほとんど無かったような気がするんだよなあ・・・。

 何より気になったのが、コールド(群舞)ですね・・・。nagiは、昔から海外のバレエ団の公演ばかり見ていたので、たぶん、イメージにあるレベルが高いんだと思うんです。やっぱり海外のバレエ団と比べるとコールドバレエのズレが気になりました。大勢の踊りだけでなく、5~6人での踊りでもかなり気になってしまいましたね・・・。個人のレベルは高いんでしょうが、群舞となると海外に何歩も及ばないなあ、と。

 あと、オーチャードの床質の問題もあるんでしょうが、足音!!都さんや草刈さん、ソリストの女性はあまり気にならなかったのですが、他の人の足音や、場面転換時にソデにはける時の「ばたばた」という足音が耳について気になってしまいました。オーチャードって音抜けがいいので、最上列で見てたのにものすごく音が聞こえるんですよ。多少は仕方ないんですけどね・・・。

 全体的な感想としては、もう一回見てみたいかなあ、と思いました。今回はストーリーを把握しないで見たせいか、あんまり良い印象を受けなかったので。ストーリーをきちんと把握して、もう一度見たら、ちょっと印象が変わる気がします。

 明日は、チケットがあまったという友人に連れられて、RAG FAIRのファンクラブイベント(?)に行ってきます!!楽しみだあ。初ラグです~

バレエ

2005-12-05 10:46:36 | バレエ
 おはようございます。nagiです。一週間ぶりの更新です・・・。すみません。

 皆さん風邪ひいていませんか?私はひいてしまいました・・・。喉が痛いです~

 さて、タイトルをバレエとしましたが、私はバレエ(踊るほうです)が大好きです。昔習っていたこともあるんですが、大学はいってから再びはまってしまいました。 
 
 といっても今は自分が踊るわけではなく、バレエを見に行くのが楽しみになっています。私は、日本のバレエ団よりも海外のバレエ団の方を見に行く機会が多くて、好きなダンサーは海外の人が多いのですが、今、一番好きなダンサーは日本人です。

 吉田都さんという方なのですが、英国ロイヤルバレエ団というところでプリンシパルとして踊っていらっしゃいます。プリンシパルとは、英国などのバレエ団で主役を踊る、団内で最高の地位を指し、その地位にいるダンサーを指しています。パリ・オペラ座ではエトワールと呼びますね。こちらのほうが聞き覚えのある人が多いかも。

 都さんは、西洋のダンサーに比べたら派手さはないのですが、細やかな表現力や確かなステップなどで見ているとどんどん引き込まれていきます。英国ロイヤルバレエ団自体はあまり日本で公演しませんが、都さん本人はたびたび日本でゲストとして踊っていらっっしゃいます。

 夏に来日して踊っていらっしゃったので、また夏まで見られないかなあ、と思っていたのですが、先週、来年3月に日本で踊るという情報をキャッチ!!大喜びしてチケット申し込んでしまいました!

 機会があればぜひ、見てみてください。他にも好きなダンサーはいるのですが、それはまた次の機会に~。