長島製粉株式会社

創業明治3年 長島製粉株式会社のブログです。

ご当地蕎麦(福井県全般)

2017-03-23 15:53:23 | 日記
ここ福井では、本格的な蕎麦屋さんから一般大衆食堂まで「おろし蕎麦」を

提供するお店が数百店舗以上存在しています。福井の蕎麦の歴史は古く、

1473年くらいから始まっていると伝わり、当時は米と比べ短期間で収穫

出来る事から、天災等による飢饉や、戦時中の非常食用として奨励され

ていたと言われています。また、昭和22年10月に昭和天皇が福井に来ら

れた際に召し上がられて、「越前の蕎麦は、大変おいしかった」と言うお言葉

を頂いき、そこから「越前そば」の名が付いたと言います。

        

今日の麺は、通常の麺より少し太目に打ち、茹で時間2分程度のものを

目指しました。汁は、何種類かの食べ方があり、かえしを大根おろし汁で割って

食べる方法や、醤油をかけて食べる方法、大根おろしを汁に入れて、ぶっかけ

タイプの方法などありますが、今回は、濃い目の出し汁(本節、昆布)を取り、

醤油少々で色付けした汁をかけて食べる形です。

             

更にこちらの県は、油揚げの消費糧でもトップクラスで有名で、2016年には、

全国第一位だったそうです。おろし蕎麦に、この油揚げを焼いて大根おろしと一緒にのせ、

花ガツオを添え「越前揚げおろし蕎麦」としてみました。

             

焼いた油揚げをのせただけで、ボリュームも出て、カリカリとした食感と共に、

蕎麦を楽しむ事が出来ました。