本日のスバル弄りは3時間でした。
やっとこさ、フロアヒーターダクトカバー制作から放れて、車体の新しい場所を弄り始めました。
でも、フロアヒーターダクトカバー自体はまだすることあるんですよ。だって上塗りがまだでしょ。
下地調整、パテ修正、上塗り、とここまでして本当に終了なんですが、ここのところ天気悪いからねー。
では、本日のスバル弄りの内容です。
前回はヒーターブラケットカバーの取付ブラケット④を車体に貼り付けたところで終了しています。
それを余剰ハンダを研磨しようかなーというとこで気分が乗らなくて終了という、ヘタレ思考がさく裂してました。
ということで、余剰ハンダの研磨作業から開始です。
シコシコと作業しまして、こんなのになりました。
これで、フロアヒーターダクトカバーの取付に関する工作物は終了です。
やっと車体の新しい場所を弄れます。
右サイドシルと、エンジンルームバルグヘッド接続部分のパテ盛り箇所です。
スバル組立工員の練り物仕上げのところです。あの嫌な練物が出てくる箇所です。
いままでこの仕上げの部分は、ことごとく腐っていて練物の下はサビサビでした。
しかし、今回の部分は佇まいがしっかりしています。
だって、そのままでもいいんとちゃう?と本当に思ってました。
でもねー、きっと後で後悔するんですよ。あそこの下は腐ってたりしなかったのだろうか?と....
何もしないで後悔するぐらいなら、実行して後悔しやがれ。というジャンク弄りの鉄則に則ることにします。
サクサクと研磨開始です。
おおっ。サビが酷くないと研磨作業自体もこんなにスムーズなのか?とサビ肌ではない部分の作業時間が超速いことに驚きです。
目立つ錆び無しです。(小さい点錆はありました。もちろんリューターで滅してます。)
それよりも、その手前に見える右サイドシル上端部分にスポット溶接のサビが主張しているのがとても気になります。
ということで、右サイドシル上端部分のサビ処置が開始となります。
ここのスポット溶接部分がことごとく錆びているということは、なにか要因があるはずです。
結露とかで鉄肌全体が常に湿っているとか、埃が湿気をためて錆びているのであれば、もっと鉄肌全体が錆びているはずなんですよ。
そうではなく、溶接の熱外箇所だけが錆びるとなると、多分ですが、水がくぐってすぐに乾燥してを繰り返しているのだと思います。
つまりなんらかの水路に化けている可能性があるのでは?と疑います。
というより、ここのあわせ形状が気に入らなくて、ここに水が通ってくださいといわんばかりなのですよ。
写真にてわかりますか?
上端し部分が鉄板3枚あわせです。そのうちの真ん中鉄板がリブ形状で強度だしでそれに室内側鉄板が寄り添ってます。
尚、3枚目の一番外側になる車体外装鉄板はこの写真で見えない裏側に貼りついてます。
真ん中鉄板と、室内側鉄板の合わせで端位置が室内側が飛び出していて、まるで雨どいになっているのです。
もちろんのように経年でウェザーストリップゴムが切れてましたので、その切れ目から水が入ってここに微妙な水路を作っていたものと思います。
本当なら、スポット溶接を飛ばして鉄板をめくるべきなのでしょうが、私のような素人が強度の必要な部位を切開するわけに行きません。そもそも私の手元に溶接箇所を戻す術がありません。
ええ~い。この雨どいの要因であるはみ出し部分を切除したらいいんでしょ。
面倒だけど今までのチマチマした作業に比べたら工具が使える空間があるんだからこんなの簡単に切除できるでしょ。とチャレンジしました。
はい。まさに指のツメを切ったように端っこ数ミリをカットしてみました。
カットしたものを確認したら、経度な錆びが発生してます。
あとはいつものサビ取りです。お気軽にサクサクと作業します。
うーむ。うーむ。
たしかに水が溜まって錆びを呼び込んでいるのですが、どうも気に入らないのです。
というのは、1か所がこの2枚の鉄板合わせより、外側の鉄板合わせから錆びているのです。
と、なると反対側の鉄板、車体外装側の鉄板との合わせですよね。
車体外側はシールが入っていてそんなに変なことになっていないのとちゃうのん?
って、ウェザーストリップゴムを貼り付けていたボンド痕を掃除して確認していくと...
あちゃー、どんくさい鉄板合わせ部分があるじゃないですか。
立ち上がりの上端っこではなく、サイドシル天井面の突合せでどんくさい歪みがありました。
この部分にスバル組立職人の熟練練物が詰められてました。
もちろん車体外装部分と雨水が通る部分なので劣化して、コーナー部分で塗装クラックを発生して毛細管現象でここから内側に水が吸い込まれていました。
と、なるとこの鉄板合わせのシールを確認しなければなりません。
とりあえずコーナー部分だけですがスクレッパーでゴシゴシ掃除していくと、どうも垂直に立ち上がったちょっと上の部分までが水が通っている気配です。
そして、その頂点には...
あろうことかスポット溶接が穴開いてました。おそらく生産中のスポット溶接時で穴が開いている感じです。
原因はその穴の開いていた部分をスバル組立工員の卓越した技術の練物が....
結果として、スバル組立工員が最初に施工している黄色の練物は、ちょっとでも腐りはじめると結露などで水を含むらしく錆びを呼び込み、その上にパテを塗ろうが塗装をしようが、微妙なクラックを発生して、以降は毛細管現象でに内部に水が入り込むみたいです。
室内フロア端仕上げの当時の練物職人仕上げにはまだなっとくできますが、外装部分にこの練り物仕上げがされているのはつらいです。
そういえば、リヤのエンジンフードのドリップラインも、この練り物仕上げでパネルあわせが埋められていてえげつないことになってました。
当時のパテ事情とか、コストの関係とかでこうなんでしょうねー。
と、ここまで作業したところで本日は終了です。
さてさて、このあわせ部分をどう処置しましょうか?
王道はシーラーですよね。やっぱりシーカーフレックスをなすくりますか。
それともハンダで塞いでみる?
水は通っているがグサグサのサビではないのでハンダで封印できそうだよ。
そもそも、搭乗口ってけっこうな開口面積だし鉄板が歪んで動くからあえてシールを使うんだよね。きっとそうだよね。手抜きでシールしているんじゃないよね。
でも、R-2君の間違っているところは、このシールをしている上ににウェザーストリップゴムが当るのですよ。
ドアを開閉する度に「ドン」とゴムが叩くのよね。そんなのでシールが持つの?
というより、そもそもなんで車体外側に鉄板合わせが来るように設計しているのさ。
こういうのは室内側に合わせ面が来るように徹底するべきじゃないの?
なんか合理性にかけるなー。車の実用性耐久性よりも、パネルの切り出し効率や組立効率を優先しているような気がするなー。
で、どうしよう?
やっぱりハンダしてみようか。ともかく次回の作業するときの私の気分しだいだねー。