DNA鑑定に付いて(その2)
去る8月10日に、休眠状態中の我がBLOGにコメントを頂いた。
それは「叔父のDNA」と題して:
『約80年住んでいた実家を解体したところ、シベリヤ抑留で亡くなった叔父の
竹本克己のへその緒が仏壇の奥から出てきました。直後にDNA鑑定で遺骨
の特定をしていると聞き何かの導きではないかと思い連絡しました。あまり確率
の高いことではないかもしれませんが、どのようなことか教えてください。』
それに対して下記のような回答を入れたが、その後進展はない。
先ずDNA鑑定をするには竹本克己様の埋葬地が遺骨収集されているか
を調べる必要があります。その為収容所か埋葬地を探そうと致しましたが、
厚生省発表死亡者名簿や村山リストに竹本克己様の氏名が掲載されて居りません。
下記の厚生労働省からロシアへ問い合わせ中の「資料未提供者名簿」
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/syakai/soren/miteikyou/html/ta.html
で「アルタイ地区アルタイ収容所」だと分かりましたが、その収容所の
遺骨収集の状況が不明です。
DNA鑑定は平成11年以降に収集されたご遺骨に付いて平成15年
より行われて居りますが、私のBLOGの2007年7月13日の段階で
380柱特定でしたが、先週発表の
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001lcws.html
の2-(2)-アに、平成22年度末までに801柱身元が判明とあります。
次に頂いたコメントに「へその緒が出てきた」とありますが、もし貴方様が
向野元治様の血の繋がりのある甥でしたら、その「へその緒」でなく、貴方の
検体でDNA鑑定が出来るはずです。
「へその緒」が見付かった事は大変幸運な良いことだと思います、どうぞ
ご遺骨が返還されるまで、ご遺骨の代わりとしてお墓にお納めになられる
事をお勧め致します。
そして竹本克己様の死亡公告書をお調べになり、アルタイ収容所の細部の支所名
などお調べの上、下記へその収容所の遺骨収集状況をお聞きになられる事を
お勧め致します。
〒100-8916東京都千代田区霞ヶ関1-2-2
厚生労働省社会・援護局援護企画課外事室、
担当:外事企画係、TEL03-5253-1111(内線4520)