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ビール工場に行って来タンク(後編):アサヒビール吹田工場

(前回の続き)
1516年、ドイツにおいて・・・。
「ビールには、「大麦」「水」「ホップ」の3つの原料以外は使用してはならない」
・・・と言うビール純粋令が公布された。
この法律は、現在でもドイツで遵守されている。

そして、現在のアサヒビールでも、主な原料は変わらない。
「大麦・・・二条大麦の麦芽」
「ホップ・・・ホップの雌花」
「水」
さらに日本国内の酒税法では、ビールの味を調整し、
すっきりした味にするための副原料としては、
米、コーン、スターチなどが定められている。
工程は・・・。
まずは「仕込み釜」で、お湯(水)に麦芽の一部と副原料を加え、煮る。
残りの麦芽も「仕込み槽」で、お湯を加え、さらに「仕込み釜」で煮たものを加える。
この工程で、液中の”でんぷん質”が麦芽糖へと変わる。
これを”ろ過”すると、澄んだ麦汁(あめ湯)となる。
この麦汁にホップを加えて、煮沸。
ホップの雌花には、花粉のような成分”ルプリン”があり、
ビール特有の芳香と苦みとなっている。



アサヒビールが興味深いのは、ココ!!
以前までは、ひとつの釜で行っていたホップと麦汁の煮沸を、
別々の釜で行う技術(世界初の新技術)を開発。

ビールの泡持ち時間が長くなっただけでなく、
工程上のCo2排出量も30パーセント削減している。
スゴいものです。
(「缶結編?」に続く⇒)
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