goo

9年目の憂鬱:秋葉原にて


今年、4月から10年ぶりにスコットランドへ、
行くことができた。
この「はんぐおーば」でも、旅行中に刺激を受けてきたことを、
片っ端から記してきた。
街や歴史のこと、ウイスキーのこと。
そう言えば、海外でスマートフォンを利用するときには、
注意しないといけないことを、まだ記していなかった。
しかし…。
そのような気持ちも、6月が近づいてくると、
別の気持ちに侵食されていくようになってきた。
この時期になると、やはり、9年前のことを思い出してしまう。
(関連する記事「8年後、人の数だけパラレルワールドが存在する?」)
社会が倫理のもとで、正しく機能しているのなら、犯罪や暴力、
それどころか戦争だって存在しない。
倫理というニセモノの社会規範が、何故、生まれたのか?
…こんなバカな言葉が、ふっと浮かんでくる。




あれほどの事件から、まだ10年も経っていない。
イヤなことに目を向けなければ、
イヤな気分にはならないのか知れない。
どこかで事件の風化を望んでいるような気持ちもあり。
そんな気持ちのまま、事件を忘れたとしても、
事件が無かったことになる訳でもなければ、
同じような事件が起きない訳でもなく。
イラだつような気分になる。
それなのに、似たような事件を起こしたり、
9年前の事件を肯定した発言をするアホウまでいる。



そう言えば、
昨年、起きた刺傷事件の被害女性は、どうなったのだろうか?
当初、「地下アイドル」という報道をされた被害者の女性は、
実際のところ、自身で作詞などもされる歌手だったらしい。
「地下アイドル」などと、耳馴染みのない言葉で括られると、
自分たちの生活環境から離れた別次元のように扱う報道番組なども、
9年前と、ほとんど変わっていない。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 前の記事へ 請求:酔者の回想 »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。