ガツンとみかんは夏の定番の、むつコーチです
1浪の
末の
ようやくの
長い
トンネルを
抜けて
来た
ような
1号が
吹っ切れた
ように
語り出した
あの
春の日
時計の
針が
翌日に
差し掛かろうと
していた
宵の口
珍しく
彼から
声を
かけてきて
彼が
語った
のは
U-12
以降の
彼の
サッカーの
こと
それは
彼のことを
思い
私が
下した
彼の進路の
あの
決断の
審判の日の
ような
あの日の
夜話
それは
中学サッカー
強豪校で
早くから
レギュラーを
奪い
最高学年
では
都大会
優勝
を
成し
遂げて
順風
満帆と
思って
いた
ワタシの
知らない
彼の
苦悩
クラブチームの
選手に
交じり
トレセン
にも
選ばれた
彼が
ぶち当たった
のは
クラブ
チームの
選手との
明らかな
差
技術
でも
戦術
でも
かつて
U-12
では
感じる
ことの
無かった
差
それは
上へ
のし
上がろうと
する者の
集まりと
そうでない
者の
集まりの差
だと
日々の
練習で
受ける
戦いの
密度の
差だと
そして
中体連
では
通用する
戦術の
先をゆく
ひとつ
先を
読んだ
戦術を
ピッチで
表現
出来る
力
そんな
ものを
丹念に
作り上げて
きた
差に
打ち
ひしがれて
いたと
言うの
です
当時の
ワタシは
彼が
並みいる
クラブチームの
猛者達を
押し退け
中体連
出身者
から
トレセンの
二次選考に
残った
ことに
浮かれて
いた
ケド
彼は
その時
もう
夢は
届かない
ところに
行って
しまった
ような
絶望感
だったと
いうの
です
そんな
先に
待って
いたのは
高校から
編入
してくる
クラブ
チーム
出身者
との
高校での
ポジション
争い
そこでも
入学早々
から
ポジションを
確保する
彼らに
感じた
力の差
彼も
1年生の
秋からは
ポジションを
奪い
最終学年
では
あと
3つ勝てば
都代表
でも
そこで
潰えて
しまった
夢の
終わり
そんな
6年間を
振り返る
彼は
それは
彼の
自分自身の
実力
なのかも
知れない
ケド
あの時
クラブ
チームを
力づく
でも
選択していたら
という
タラレバ
かも
知れない
ケド
どんな
道を
歩んで
いたの
だろうと
思う
と
言うの
です
その時の
彼の
姿は
恨み節
でも
なく
諦め
でも
なく
ただ
あの頃を
懐かしんで
いるかの
ような
そんな
横顔
だった
ケド
その
吹っ切れた
横顔の
傍らで
ワタシは
ワタシが
下した
決断自身
を
嘆く
という
よりも
彼自身に
ユメの
選択を
させる
べき
だったと
いつの間
にか
明かりが
漏れて
いる
カーテンを
見つめて
一人
悔んだ
朝日が
目に染みる
夜明け
だったの
です
それから
ひと月が
過ぎて
報告が
ある
という
彼から
聞いた
のは
大学の
アメフト部に
入った
という
予想も
しない
彼の
選択
そんな
彼の
話を
聞いた
ワタシは
彼の
中で
何かを
諦めて
いない
情熱と
熱中
出来るものを
求める
情熱が
まだ
燃え盛って
いる
ことに
少しだけ
救われた
ような
気が
したの
です
あれから
毎日の
ように
くたくたに
なって
帰って
きて
楽しそうに
アメフトを
語り
かつての
サッカー少年の
面影で
眠る
彼を
見つめて
次は
ユメに
届きます
ように
と
今度は
彼自身が
下した
ユメの
選択を
見守る
ワタシ
なのです
今日は楽しかったのか?
夢を追い続ける子供を見ているのは、いつまでたっても楽しいものだとつくづく思うワタシ!!
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